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カレーショップ サイのツノ 公式ブログ

「マスターの独り言」 日々の雑感やお店の裏話などを綴っています。サイのツノへの興味と関心が増して頂ければ幸いです。

花水木

2018-04-16 23:51:31 | 日記

 新年度が始まり、もう4月も半ば。桜も散りました。もうすぐ
 ゴールデンウイークになってしまいます。季節の巡り、早すぎ!
 と言いたくなってしまいます。うかうかしてると、すぐ夏が来て、
 今年も残すところあと少し、ということになってしまいそうでマジ
 怖いです。

 でもこの時期は日々いろんな種類の花が咲きだして、楽しいのは
 楽しいですね。通勤は自転車で10分ほどですが、それでも通る
 たびに、あれ、こんなところにこんな花が、とつい見てしまいます。
 花が咲いて初めてここにこんな木があったんだと、気づきます。
 毎年のことなんだからいいかげん覚えそうなもんですが、毎年、 
 あれ、こんなところに、と思ってしまうのはぼんやりして生きて
 いる証拠でしょうか。

  植物に詳しいわけではないので、この花の名前なんだっけ?とか
 もう散ったと思ったらやたらと葉が生い茂ってきたな、とか、まあ
 どうでもいいことをあれこれ思いながら自転車で通り過ていきます。
 生垣代わりによく使われている低木でこの時期、葉が赤く染まるの
 がありますよね。春でも紅葉というのでしょうか?モミジの木みたい
 なのが葉っぱが赤くなってるのがあるけど、あれモミジじゃないの
 かな?とか、これはつつじ?それともサツキ?とかとか。
 まあ、どうでもいいことですが、次々浮かんできて退屈はしないで
 すね。こういうのは目についた時にふと浮かぶ疑問で視界から
 消えていけば疑問も消えていくので、また目につくと浮かんできて、
 それがその後の生活になにか役に立つというはことは無いんですが、
 でも何か大事なことを含んでいる気がしないでもないですが、、、。
 周りの変化と自分の内面を共鳴せるというような。
 時の移ろいを感じること自体は悪いことではないでしょうから特に
 意味はなくても、あれこれ感じて言葉にするのは精神衛生上いいこと
 のような気はします。、、何だか自分で書いていてよく分かりませんが。
 ホント毎度のことで。

  ところで東小金井の東大通には両側に花水木が植えられていて
 この時期花を咲かせます。
 小金井に引っ越してきたのはちょうど花水木が咲いていた時でした。
 この花を見ると当時のことを思い出します。今年で16年になります。
 生まれ育った神戸で18年なので、そう考えると長いですね。引っ越して
 来たときはまだ中央線は地上を走っていて開かずの踏切があり、駅の
 北口は自転車置き場と畑が目立っていました。 
 引っ越してその1年後にサイのツノをオープン。
 自分がカレー屋を開業することになるとは当時は夢にも思っていませんでした。
 16年後には何をしているんでしょうね?




追悼 高畑勲さん

2018-04-07 22:29:49 | 日記

 心よりお悔やみ申し上げます。

 自分がなぜ高畑勲さんに哀悼の意を捧げるのか、と不思議に思う方も
 多いでしょうが、「かぐや姫の物語」を制作していたスタジオが
 サイのツノの近くだった縁で、一時期は毎週のように来店して頂いて
 いました。東小金井の北口にあるスタジオジブリが当時宮崎駿さんが
 「風たちぬ」を作っていて、高畑さんの組は南口の連雀通りの方に
 スタジオを借りていたみたいです。制作が終わった後も時々思い出して
 くれたようで、足を運んで頂きました。

 高畑さんの名前を知ったのは高校の頃に見た「じゃりン子チエ」から
 だったと思います。「じゃりン子チエ」を見たことあるという人は
 どれくらいいるんでしょう?関西では結構人気があったと記憶して
 いますが。その後はスタジオジブリで全国的になり自分も作品は全部
 見ていました。自分の中でのベストは「となりの山田君、ホーホケキョ」 
 です。興行的にはあまり良くなく、批評的にも賛否両論だったみたいですが、
 自分は好きで何回も観ています。
 
 子供の頃からその人の作品が好きでよく見ていて、テレビや雑誌で
 インタビューや記事を見つけると必ず目を通すような人に実際に出会う
 というのはそんなにあることではないですよね。自分は高畑さんが最初
 でした(そんな体験は最後かもしれませんが)。始めは店の前を通り
 かかっていて、ジブリの人が一緒にいたので、もしかして高畑さん?と
 思っていたところに、普段から食べに来ていたジブリの人に聞いたら
 「そうですよ、監督です」と教えられて、近くで制作しているんだ、
 そのうち食べに来てくれたらうれしいな、と素朴に思っていたところ
 スタッフの方数人と食べに来てくれたのはしばらくしてからでした。
 
 さらに嬉しいことに当店のカレーが気にってくれたみたいで、足繁く
 通ってもらうことになり、直接は言いませんでしたが、すごく店を続けて
 いく励みになりました。
 一人で来られる時もあり、そんな時は必ず本を読みながらで、(何を読んで
 るんだろう)と興味津々でしたが分からず仕舞いでした。
 聞いてみたいこと(作品の事や今までの来し方行く末などなど)は
 たくさんありましたが、そんな関係でもないので来店時に挨拶するぐらい
 ですが、それでもそこに座ってカレ-を食べているだけで、ありがたいと
 思ってしまうのは、その人の人生の重みというものでしょうか。 
 
 いつも柔和な笑顔と謙虚な物腰が印象的でした。
 あらためてご冥福をお祈りいたします。