眉山のふもと

徳島のくらし

「小さなお話」③「本屋と薬屋」

2017-11-29 12:10:44 | 翻訳

 「本屋と薬屋」


 ある時、薬局店主がとなりの書店に入って行きました。薬屋は棚の上の新しい本をながめて、本屋に聞きました。
「おたずねしますが、この本、読んだほうがいいでしょうか。役に立ちますか?」
本屋は、
「申し訳ありません。私もまだ読んでいないんです」
と答えました。
薬屋は驚いて、言いました。
「あなたは自分が読んでもいない本を、人に売るのですか」
薬屋は、
「あなたも売っている薬を全部飲んではいないでしょう?」
と答えました。


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