あるきメデス

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アートウオークセラピーで三浦富士から武山へ(神奈川)

2016-10-24 22:01:02 | カントリーウオーク
 2016年10月23日(日)

 あと2回で終了という三浦半島のカントリーウオーク、山浦敬子さんの「アートウオー
クセラピー」No47に参加した。


 集合は京浜急行久里浜線の京急長沢(けいきゅうながさわ)駅。参加者は、啓子さんの
ほか、茅ヶ崎のIさん、葛飾区のUさんと私の4人。10時09にスタートした。今日は
好天なので、北側の三浦富士に向かって上がることにする。

 東側の車道を北へ、左カーブしたところで背後の5階建て集合住宅の北側に回る。住宅
のエンゼルトランペットが咲き残っていた。
    

 集合住宅の西北端へ、折り返すように北に上がる旧道を進むと、行く手の三浦富士山が
望まれる。


 狭い舗装路が尽きて登山道となり、間もなくの右手に「解放戦士の碑・平和母子像入口」
の標石があったので回ってみた。

    
 手前の広場に解放戦士の碑があり、神奈川県下の平和と民主主義運動で逝った活動家を
顕彰するため1982年に建立したとのこと。

       
 奥にある母子像は、1977年9月、厚木基地から空母ミッドウェーに向かった米軍機
が横浜市緑区に墜落炎上し、その際死傷した9名中の母子のことが記されていて、核も基
地もない日本を願う団体や個人により、1985年に建立されたことが記されていた。


 この辺りまで上がると高度が高まり、霞んではいるが南側の金田(かねだ)湾の展望が
開けてきた。


 登山道はマテバシイの純林が続き、根元から10本前後枝を伸ばした独特の樹層の林に
覆われている。ひとしきり登った後は傾斜が緩み、東側にミカン畑が現れた。


 展望はあまりないが、時折切れる樹間からは、やはりマテバシイなどの常緑広葉樹に覆
われた東側の稜線が望まれる。

 
 足もとに目を落とすと、トリカブトが2輪花を見せていた
  

     
 細くなった稜線を進むと、隣のYRP野比(わいあーるぴーのび)駅からのコースと合
する。そちらから上ってきた男性によれば、かなり傾斜はきつかったという。

 その先はやや斜度が強まり、最後は急斜面を上がって三浦富士山頂(183.1m)に
着いた。

 石の多い山頂には何個かの石の祠(ほこら)が並び、「津久井村社浅間神社奥宮」碑や、
昭和天皇だろうか「御大典記念」碑などもある。
        


 木々の切れ間からは、西に三浦半島西岸の小田和湾周辺↑、南に金田湾↓、南東に野比の
寺のものらしい五重塔が、北に横須賀方面のビル群などが望まれる。


       



    
 記念撮影をして10足らずで山頂を離れ、西北に下る階段から次の稜線を西に向かう。
     


 相変わらずマテバシイの深い樹林が続き、その切れ目から北に、谷を隔てた横須賀リサ
ーチパークの研究所の建物群などが望見できる。




    
 細い稜線沿いにはマテバシイのドングリがいっぱい落ちている。北からの道と合して、
軽自動車が通れるくらいの道幅となる。


 路傍にまたトリカブトが2輪だけ咲き、ミズヒキはたくさん花を見せていた。


 ベンチのある展望台があり、南に金田湾↑や西側の展望が得られる。


 その先で、赤く色づいてきた実はガマズミだろうか。


 Y字路に「砲台山」の表示があったので、幅広い道を右にぐるりと回り込んで行くと、
2基のパラボラアンテナ塔が立ち、コンクリート造りの円形の窪地がある。
     
 
 標高204mの大塚山のピークで、昭和初期に海軍が砲台を造ったことから砲台山(ほ
うだいやま)とも呼ばれるようになったとのこと。11時42分に着き、昼食とする。

 アンテナ塔は海上保安庁武山受信所のものらしい。すり鉢状の砲台跡の中央部には、か
つて高角砲が据え付けられ、8個の四角の穴は弾薬の格納庫と思われるという。


 12時20に砲台山を去り、Y字路に戻ってさらに緩やかなアップダウンの道を西進し、
最後は急な擬木の段を上がる。
     

       
 防衛省と携帯電話用らしい2本のアンテナ塔の間を抜けて武山(たけやま)山頂
(200m)に着いた。

 展望台があり、2段ある上の展望台まで上がると360度の大展望。北東には横須賀リ
サーチパークの建物群が連なり、その右手には東京湾を挟んで房総半島の山並みや横須賀
市の住宅地、先ほど通過した砲台山周辺など、南方に三浦半島の先端部などが一望できる。






 好天なら南に伊豆大島が、西方に伊豆半島や富士山も望めるようだが、今日は霞んで認
識は難しい。

 山頂一帯には2,000本のツツジが繁茂していて、5月上旬には武山ツツジ祭りが開催
されるという。狂い咲きの花が1輪だけ咲いていた。
    

 山頂西側には三浦半島霊場の1番札所不動院があるが寄らず、展望台から南に下る急坂
を津久井駅方面に向かうことにした。


 高度をどんどん下げ、津久井五丁目の古くからの集落の近くにはミカン畑が多く、色づ
いてきたミカンがたくさん目に入る。



 集落を抜けて前回の4月24日(日)の帰路に通過した、広々とした台地上の畑作地帯
に出た。


 霞んでいた東の空が澄んできて、房総の山並みがかなりはっきり見えてきた。



 キャベツなどの畑の中の十字路際に、「いも掘り案内所」の小屋と駐車場があり、近く
の畑では家族で来た多くのグループがサツマイモ掘りを楽しんでいる。





 ダイコンなどの畑の間を南に進み、次のY字路を左折して台地下に向かうと、斜面の崩
壊を防ぐように支えた、スダジイのたくさん根の張る一角があった。


         津久井浜高校↓

 台地下の津久井四丁目まで下り、高田橋際から津久井川の右岸沿いに付けられたハイキ
ングコースの細道を駅近くまで進み、今日のゴール京浜急行久里浜線の隣駅、津久井浜駅
に14時04に着いた。


(天気 晴、距離 7㎞、地図(1/2.5万) 浦賀、歩行地 横須賀市、歩数 
 13,600、累積標高差 上り・下りとも 約370m)




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