あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

カントリーウオーク逆井(千葉)

2009-07-16 22:02:20 | カントリーウオーク
 7月14日(火)、関東甲信は「梅雨明けと見られる」との発表がありま
した。いよいよ暑さも本番です。15日(水)、東京・御茶ノ水駅を降りた
ら、近くの東京医科歯科大の構内で鳴くミンミンゼミの声を、今年はじめ
て聞きました。

 今回は、5年前の2004年7月初めに歩いたカントリーウオークのレポ
ートです。当時はまだ、フィルムカメラで撮ったものです。

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 2004年7月4日(日)

 カントリーウオークグループの第115回例会で、柏市から松戸市にかけ
ての下総(しもうさ)台地の一端を歩いた。

 集合は東武野田線 逆井(さかさい)駅に10時。だが私は、目覚ましのセ
ットを間違えて遅刻、皆さんの出発後に着き、10時25分、1人で昼食地
を目指した。

 =緑陰を選んで21世紀の森へ=

 まず地形図で、大きな本堂のありそうな南側のお寺を目指す。昔は農道
だったと思われるゆるいカーブの道。穂の出たトウモロコシやノカンゾウの
花を見ながら進む。

 逆井中の西から逆井天神の交差点へ出て、竹林と、うっそうとした森の
間を南に出て、寺の回りを一周して北側から観音寺に入った。

 門前に「四国第69番」の古い石碑、江戸時代は本多氏の藤心陣屋の
門だったという趣ある山門をくぐると、モミジやケヤキ、ツツジ、梅などが
植え込まれた緑あふれる庭がある。

 本堂は比較的新しいが、大きくて見栄えがある。

 本堂前にたくさんのボタンとあじさいがあり、ボタンの寺として近在の人
には知られているようだ。

 寺の西、交差点そばの矢口家は、太いケヤキの保護樹木などに囲まれ、
りっぱな屋敷林が残っている。柏陵高入口交差点の北側にはわずかに田
んぼがあった。

 緑陰が涼しい土南部小の南を南西に進むと、南部公園があり、道路沿
いに緑の帯が続く。向かい風が爽やか。新並木通り交差点を左折、林の
先を下ってT字路を右折、養護学校の前に出る。

 色々な花が咲く金ヶ作小の北側の細道を西に進み、林の中の土の道へ。


 突き当たりはブドウ畑、まだ緑色だが実がたくさん付いていた。ブドウ
畑と屋敷林の間を北に抜け、畑や林の残る金ヶ作の集落を西に向かう。

 フィールドアスレチック施設のある公園があった。あとからKさんにもら
った地図によれば金ヶ作公園。12時が近いので園内には入らず、先を
急いだ。

 交通量の多そうな県道51号を避け、西側を平行する旧道を南西に向
かい、千葉西病院のそばから林間の道路を下って、昼食地の「21世紀
の森公園」に入った。

 園内を南北に貫く高架橋の西に抜け、千駄堀池の南端にあるパークセ
ンターに12時10分に着いた。付近の芝生などを眺めたが、メンバーらし
い姿は見えない。

 パークセンターに入って、展示や写真展を見てもう一度芝生の方に向か
ったら、I さんとSさんから声をかけられた。手首を複雑骨折した I さんは、
Sさんと一緒に別行動で来たという。

 間もなく1組着いたので木陰の芝生にシートを敷き、千駄堀池や緑の林
を眺めながら昼食を始める。そのうちに全グループが到着した。


 =21世紀の森公園南側を散策= 

 今回は、暑さを避けて14時半まで休憩するとのこと。シートに横になっ
て昼寝する人もいる。私は園内を少し散策することにした。

 千駄堀池の南側は花が一杯。その南側、みどりの里には池が二つあり、
こどもたちがザリガニ釣りに夢中。公園の南口の先、JR武蔵野線線路の
先は、アジサイとガクアジサイがたくさん咲いていた。

 芝生が広がる、つどいの広場の縁を回って生命の森に入る。林間は陽
が差さず風が涼しい。

 縄文の森には、復元したかやぶきの竪穴住居が3棟あった。

 林間を北に下って千駄堀池際に戻る。

 =千駄堀の林を抜けて馬橋へ=  


 記念撮影をして14時30分過ぎに出発した。


 みどりの里と呼ぶ一帯を回って南口から出て、そばにある旧家・安蒜
(あんびる)家の長屋門を見る。

 天保11年(1840)の建築、部屋付きの門で、農村部でも村役人など
特定の農民のみに、建築が許されたという。

 JR武蔵野線の西に回り、千駄堀の平地林へ。涼しい林間を西から北
に回って千駄堀集落に入る。三差路に、元禄13年(1700)と明和4年
(1767)の青面金剛像があった。


 千駄堀トンネル東の林の中で、暑さを避けて休憩したが、蚊が多い。
トンネルの南を西に向かう。

 中和倉の住宅地を抜け、国道6号の西にある馬橋(まばし)に寄る。

 江戸時代は水戸街道の橋だったというが、いまは脇道の小さな流れ
にかかる古いコンクリート橋である。

 馬橋駅入口を通過して少し先の萬満寺へ。水戸街道きっての古寺で、
仁王門の金剛力士像は運慶作といわれ、国の重要文化財である。

 黒松が並ぶ参道の奥にもう一つ門がある。大きな本堂は、最近の再建
らしい。


 ゴールの馬橋駅には、16時7分に着いた。

(参加 21人、天気 快晴、距離 11㎞、地図(1/2.5万) 松戸、歩行
 地 柏市、松戸市)

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