あるきメデス

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京都・仙洞御所を参観する

2010-05-12 23:17:58 | 京都を歩く
 2010年4月20日(火)

 新年早々に申込みをして抽選で当選した、京都・仙洞御所(せんとうごしょ)を、
11時から参観しました。

 場所は、京都市街の中心、京都御苑の一角、京都御所の東南にあり、周囲は
京都御所と同様、築地塀(ついじべい)に囲まれています。

 御所は、たび重なる火災にあい、わずかな建物を残すのみですが、その代わり
独特の宮廷庭園の姿をとどめており、スケールの大きな池泉式回遊庭園として、
評価は高いようです。

 あいにくの冷たい雨の日でしたが、一緒の参観者25名ほどが、約1㎞の庭園
を1時間ほどかけて、宮内庁職員の案内で回りました。

 西側にある表門から入った正面にあるのが、大宮御所常御殿(つねごてん)車
寄(おくるまよせ)と呼ぶ玄関口です。
 

 表門と常御殿の間、南側の広場には、大きな松が枝を広げていました。


 南庭から見た大宮御所常御殿。大きな建物はここだけでした。

 
 案内の宮内庁職員に従い、御所内を回ります。北池の周囲は新緑がいっぱい。


 池の周囲にある、このような園路をめぐります。


 北池の北西端、阿古瀬渕(あこせがふち)と呼ぶあたり。


 阿古瀬淵にかかるのが六枚橋。切石6枚を3枚ずつ2列に並べ、つなぎの部分に
短い橋脚を建て、やや反りを持たせています。


 北池の一角からの眺め。


 南池の中ほどに中島があり、中島を結ぶ橋のひとつ、八ッ橋で、上には藤棚が
かかっていました。


 花咲くモミジ。


 中島へのもう一つの橋、土橋です。


 南池の西側には、州浜(すはま)あるいは大浜ともいう広がりがあり、粒の揃っ
た楕円形の石が一面に敷き詰められています。


 南池の南端から見た州浜と八ッ橋。


 中島にかかるもう一つの橋。 


 南池の西側に柿本社(かきのもとやしろ)という神社があり、万葉の歌人・柿本
人麻呂が祭られています。


 庭園をほぼ一周して北池の西に回ると、又新亭(ゆうしんてい)の中門の横を
通ります。


 こちらが又新亭、かやぶき屋根入母屋造りの建物は茶室です。


 又新亭の北側にあるくぐり門を抜けて、常御殿車寄の前に戻り、約1時間の
参観を終えました。

 ちなみに、この大宮御所のほか、京都御所、修学院離宮、桂離宮などの参
観については、宮内庁参観案内 をご覧下さい。 

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