自分の短所と部下の長所を比較せよ！

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【贈る言葉】

最初に１００点満点を相手に求めようとするから減点主義になってしまう。むしろ、ゼロからいい部分を加算していけば結構すばらしいと思える人があっちこっちにいてくれる。

　　　　　　　　　～戸川昌子～

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【本文】

■自分の短所と部下の長所を比較せよ！■

経営トップでも管理者でも「いい社員がいない。人財がいない」と嘆く人は多い。

そのような人に限って自分の長所と社員・部下の短所を比較する傾向が強い。

人は誰にでも長所があるわけで、長所を伸ばせば短所は自然に目立たなくなる。

短所を是正することも大切だが、長所を延ばして生かせば、会社にとっても個人にとっても意義が大きい。

「人材にキズあり。キズなきは人材にあらず」だ。

欠点ばかりを責められれば「窮鼠猫をかむ」になるというわけだ。

社員や部下の逆襲の一つが内部告発なのかもしれない。

社員・部下を追い詰めてはいけない。

はっきり言って部下を伸ばすことのできない経営トップや管理者は失格であり、マネジメント能力を一から磨きなおす必要がある。

　　　　　　　　　＝　コンピテンシー宣教師　＝


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研究開発の火を絶やすな！

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【贈る言葉】

どれだけ業績が悪いときでも新しい事業の種は絶対に絶やしてはならない。

　　　　　　　　　～三木康弘～

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【本文】

◆研究開発の火を絶やすな！◆

会社の経営が苦しくなると真っ先にリストラをする会社は多い。

カルロスゴーン社長が一大リストラを軸に日産を見事にＶ字回復させた。

以来、リストラが企業再建の定石と考えられるようになった。

コマツもリストラはやったが研究開発費は削らなかった。

これがダントツ商品を次々世に出すきっかけとなり、Ｖ字回復に貢献した。

日本電産の永守社長は破綻企業を買収し、ことごとく短期間でＶ字回復させてきたが、リストラは一切やっていない。

ムダを徹底的に取ることで利益につなげるのだ。

世間では“どケチ”という人もいるが、ムダを取ることはケチとイコールではない。

利益は研究開発費に惜しげもなく投資するからだ。

両社ともどんなに経営が苦しくとも新しい事業の種を絶やさない点では共通している。

　　　　　　　　＝　コンピテンシー宣教師　＝


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