オモワザレバ 

才あれば「三年有成」、才なきにして「善人爲邦百年」オモワザレバスナワチクラシ、「欲速則不達」人生を語らず 

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分析の視点

2013-04-05 19:30:14 | その他
一般会計に対して特別会計がいかに寄与したか、あるいは負担させたかを見ることで、何かを見た気になっていてよいだろうか。あるいは、特別会計の赤字黒字を追っていて、それで特別会計の財政状況が分かったといえるだろうか。さらには、決算統計の指標で分析したから分かったといえるだろうか。

一般会計にとって、繰出金の額は大きな関心事項であり、住民にとって使用料の水準は大きな関心事である。しかし、下水道会計にとっては処理費用を税で持つか料で負担するかはそれほど重要なことではない。
大切なのは、処理原価をいかに抑制するかであり、それによる事業の持続可能性を確保することである。

しかし、決算統計においては、処理原価は一般会計と特別会計の負担区分の中で表される。そして、そこには過去の景気対策等地方交付税に算入される地方債元利償還金であるとか、資本費平準化債など、本来の分析とは無関係な要素が入り込んでくる。
一般会計や地方交付税との関連ではそれは意味があるかもしれないが、景気対策によって借入れした地方債によって建設された施設であるかどうかは、汚水処理原価とは無関係である。

一歩前進というべきかどうか。今回の決算分析の表から資本費平準化債による地方債償還だけでなく、特別措置分によって償還した地方債も除外して分析することとなっている。
その意図が分からないではないが、まず、このようにやり方を変えると、経年変化が分かりづらくなる。法非適用の決算統計による汚水処理原価では、もともと地方債償還額の変動要因が大きいので、こだわる必要はないのかもしれないが・・

また、この措置は、結果的には汚水処理原価を見かけ上、抑制してしまう。
現在の比較的低利率の資本費平準化債や特別措置分によって、高率の地方債を繰上償還でもしているのであれば、その償還額について、資本費に算入せずに分析することが正しいかもしれない。しかし、現実には、償還する財源がなくて、これらの地方債を借りている。
従って、むしろ、これらの地方債収入による償還を控除せずに分析するほうが、より正しい分析ということにならないか。

地方交付税と関連する表や、繰出基準の表と関連させて、分析しようとするために、いろんなところで歪が生じている。表間突合は美しいかもしれないが、本来の各表の意味を重視すべきであり、無意味な突合は避けたほうがよい。
いい加減、税か料かという側面に囚われ過ぎの分析から、視点を変えるべきだ。

そして、恐らくは、減価償却費を入れて分析しなければ、本当のところは分からない。法適化は無意味ではない。





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