埼玉フェミネット 「買春疑惑」議員の辞職を求める署名実行委員会

埼玉県内のジェンダー・フェミニズムをテーマに、男女共同参画の実践を求めて行動する。

自戒反省の履行を求める請願

2005年06月23日 | Weblog
21日に以下のような請願を、15名の女性議員の連名で県議会に提出しました。


「海外行政視察に係る関係議員に自戒反省を求める決議」の履行を求める請願

■請願の趣旨
 2003年12月、県議会で「海外行政視察に係る関係議員に自戒反省を求める決議」が議決されました。この決議では、「県議会への信頼を損なう事となった責任は極めて重大であり、関係議員は県民への説明責任を果たすことを求める」と、県民に対する意思の表明がされました。
 しかし、関係議員が県民への説明責任を果たすという、この決議の内容は未だ実行されていません。
 よって、県議会は同決議に基づき、県議会の信頼回復のために、真相究明を行うとともに、「関係議員」に対し、説明責任を果たすよう、全力をあげて取り組んでください。

■理由
 2003年12月19日、自民党県議団の提案である「海外行政視察に係る関係議員に自戒反省を求める決議」(以下「自戒反省決議」という)が議決されました。
 「自戒反省決議」には2003年度の埼玉県議会産業・防災アジア行政視察団の「関係議員」6名の不用意な行動により、「県民及び県議会に多大な迷惑をかけるとともに、県民の県議会に対する
信頼を損なうこととなった」、「我々は、関係議員に対し、県民への説明責任を果たすなど、全力を挙げて県議会の信頼回復に努めるよう求めるとともに、このような事態を二度と惹起しないよう自戒反省を強く求めるものである」とあります。

 しかし、この決議が可決された12月19日以降、県民への説明は一切なく、「関係議員」は説明責任を果たしていません。
 それどころか現在、関係議員の中には、議長、監査委員、議会運営委員会の委員長と重要な役職に就任している方がいます。私たち県民は、これらの重要な役職につく方々は、県民が信頼し、
尊敬できる人物であるべきだと考えています。しかし、県民への説明責任を果たすべき行動もなく、真実が県民には明らかになっていない現在、県民にとっては、名誉ある地位にふさわしい方たちなのか、確信のもてない状況が続いています。
 これでは、県議会の意思として決定した「自戒反省決議」を無視し続けているとしか受け取れず、県議会への信頼もいまだ損なわれたままです。

 県内17の市・町議会では、多くの市民・町民の思いを代表し、「埼玉県議会の海外行政視察における逸脱行為の真相究明と関係議員の出処進退の決断を求める決議」等として可決し、議会の意思を表明しました。私たちはこれらの決議をあげた者として、その結果を市民や町民に報告する責任を負っています。また、その責任を果たすことで、県議会への信頼回復の一助となると考えています。

 よって、県議会は、県民への信頼回復のために真相究明を行うとともに、関係議員が一日も早く説明責任を果たすよう、全力で取り組まれ、その経過と結果を県民に明らかにされるよう、強く求めます。