時雨スタジオより

9年の休止期間を経て、
なんとなく再開してみました。

少国民の見たパンパンガール

2020-05-31 17:53:02 | 『別府と占領軍』より
朝日新聞社発行『週刊少国民』昭和20年10月14・21日合併号。小さな皇国民が占領軍兵士と談笑するというシュールな表紙なのだ。  少国民とは天皇陛下に仕える小さな皇国民という意味である。とはいえ、敗戦すぐに絶滅した言葉ではないようだ。少国民は、主に国民学校の児童を差した言葉でもあり、昭和16年4月に発足した国民学校は、敗戦後の22年3月まで存在したのだから。朝日新聞社の『週刊少国民』は、国民学校 . . . 本文を読む
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『泣き濡れた春の女よ』

2020-05-30 18:26:50 | 映画
清水宏監督、陶山密脚本の昭和8(1933)年松竹作品だ。岡田嘉子と大日方傳  主演は岡田嘉子と大日方傳。流れ者の探鉱夫と酒場の女給たちの間で繰り広げられる愛憎劇だ。清水宏監督の第1回トーキー作だという。清水宏の奥深い人間愛がにじみ出る佳作だと思う。抑えた台詞、けだるく漂う空気感。本ブログ「BAR真紀─2「はしご編」」で清水宏作品の『有りがたうさん』のことを少し書いたけど、その3年前に作られた『泣 . . . 本文を読む
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BAR真紀─3「望郷編」

2020-05-29 22:34:27 | BAR真紀
真紀の故郷、鹿児島県枕崎市の夕陽。  枕崎は真紀の故郷だ。でも、真紀が生まれた場所ではない。真紀は昭和10年に福岡で生まれたらしい。フジテレビの「ザ・ノンフィクション」という番組(本ブログBAR真紀─1「出会い編」参照)によると、両親共に早逝し、枕崎の叔父の養子になったようだ。数十年後、叔父の妻、つまり真紀の養母と感動のご対面となるのだが、生まれは福岡、育ちは枕崎というのが真紀の生い立ちだ。17 . . . 本文を読む
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30年でたった一度の花見。(後編)

2020-05-28 11:52:57 | アデクション
夫から本気で逃げだしアルコール専門病院に飛び込んだ妻をケースワーカーが迎えた。 ケースワーカーの言葉 「よく相談にいらっしゃってくれました」とケースワーカーは言ってくれました。そして、次の言葉に涙があふれてきました。 「つらかったでしょう。今まで、本当に頑張って来られましたね」  ケースワーカーと出会ったことで、私の今があるのだと思います。ケースワーカーは、私に、いくつかのことを言ってくれたので . . . 本文を読む
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日本の空

2020-05-27 19:21:33 | 『別府と占領軍』より
昭和16年 4月 国民学校令公布・児童は皇国の少国民となる 8月 文部省、中等学校以上に学校報国団編成を指令 12月 アメリカ映画上映禁止 昭和17年 2月 味噌・醤油切符制配給実施 8月 中学・高専・大学の学年短縮決定 昭和18年 1月 ジャズレコード禁止、中等学校修業年限1年短縮 3月 文部省、高等女学校の基本教科に体練科を追加 6月 工場就業時間制限令の廃止、婦女子・年少者鉱山 . . . 本文を読む
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