ないないずくしのあの頃(後編) 2020-06-12 16:33:21 | 『別府と占領軍』より カストリ雑誌の一つ『りべらる』創刊号(昭和21年1月刊行)大仏次郎・舟橋聖一・菊池寛ら執筆 ──「空いているのは腹と米びつ。空いていないのは乗りものと住宅」という言葉が流行した敗戦直後、物資豊かなあの国への視線にますます熱が帯びてきた。 アメリカのものならなんでも良いという考え方が人々の頭に生まれてたのも当然だった、それは、敗戦というひとつの負い目から出る劣等感からでもあったが、戦勝国であ . . . 本文を読む