時雨スタジオより

9年の休止期間を経て、
なんとなく再開してみました。

ある女性への支援記録──(2)「退院後のメール」

2020-06-17 22:30:22 | 医療・介護
 わずか1日で女性は退院した。退院後の男性とのメールのやりとりを紹介する。 〇月17日(水) <女性から男性へ> ・16時45分(文面ママ) 昨日いきなり入院だったので驚いた。1日限りの約束だったので今日の午後帰ってこれました。退院時にわかったんだけど、脱水症状だったんですって。自覚は無かったんですけど。 110番3回したせいかと思ってた。私は今後の生き方で頭が一杯。 <男性から女性へ> ・1 . . . 本文を読む
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ある女性への支援記録──(1)「110番と緊急入院」

2020-06-16 22:56:59 | 医療・介護
 ある男性がサポートをしている要介護状態の女性がいる。女性は数年前に離婚し独り身だ。進行性の神経難病(確定診断に至らず)のほか、いくつかの疾患を合わせ持っている。女性には尿障害もあり、常時おむつを使用している。また、神経難病の症状の一つに「無動」があり、その症状が出ると転倒・転落することが多く、一人でほぼ起き上がれない。救援に行くのは、訪問看護、警察および男性であった。いつしか、「自分を頼られるこ . . . 本文を読む
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車いす──その2

2020-06-11 09:27:32 | 医療・介護
 車いすを部屋の中で常用している一人暮らしの女性がいる。日中はダイニングキッチンで過ごしている。朝と夜、ベッドと車いすの間を移乗する。とはいうものの、車いすはベッドの脇まで行けない。ベッドのある寝室の前には段差があり、さらに部屋のドアの開口幅が狭いからだ。借家なので住宅改造もままならない。朝と夜、ベッドと車いすの間の移乗はリスクが伴う。車いすが置けるのは、寝室の外側ギリギリ。ベッドを伝うようにしな . . . 本文を読む
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車いす

2020-06-04 22:47:28 | 医療・介護
 要介護4から要支援2になった女性がいる。車いすの福祉用具貸与は継続できなかった。車いすがあるときは、ヘルパーが車いすを押して買い物に行っていた。ケアマネジャーが見かねて、車いすを押して、近くのコンビニのATMに行ったこともある。それが良いかどうかはともかくとして……。  彼女は車いすのない不便さが我慢できず、ホームセンターに車いすを買いに行った。いろいろな人の助けもあり、彼女は車いすを買って帰っ . . . 本文を読む
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義憤の果てに

2020-06-02 13:48:09 | 医療・介護
当たり前の願い  ある障がい者A子が絞り出すように語る言葉に聞くにつれ、B男は義憤が募ってきた。医療・福祉・介護分野でA子に関わる人たちの態度や言葉の数々、および行政処分の内容が、「この地で穏やかに暮らしていきたい」というA子の当たり前の願いを脅かしていると思ったからだ。B男はA子に肩入れし、インフォーマルなサポーターとして、A子のよりよき暮らしを助けるべく行動した。情報提供を中心に、適宜相談や助 . . . 本文を読む
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