時雨スタジオより

9年の休止期間を経て、
なんとなく再開してみました。

BAR真紀─4『ぼったくり編』

2020-06-06 15:08:31 | BAR真紀
 BAR真紀の壁には若き時代の真紀の写真がど〜んと掛かっていた(Facebookから借りました)。30代の頃だろうか。写真家が撮った新宿の点描か何かのワンショットだったと思う。真紀が池袋から新宿ゴールデン街に移って来たのは東京オリンピックの頃、性転換手術もその頃だ。それからおよそ50年、真紀はゴールデン街で生計を立てた。そのうち、恋人(真紀の話によるとプロ野球選手だったらしい)と暮らしたのが4年程 . . . 本文を読む
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BAR真紀─3「望郷編」

2020-05-29 22:34:27 | BAR真紀
真紀の故郷、鹿児島県枕崎市の夕陽。  枕崎は真紀の故郷だ。でも、真紀が生まれた場所ではない。真紀は昭和10年に福岡で生まれたらしい。フジテレビの「ザ・ノンフィクション」という番組(本ブログBAR真紀─1「出会い編」参照)によると、両親共に早逝し、枕崎の叔父の養子になったようだ。数十年後、叔父の妻、つまり真紀の養母と感動のご対面となるのだが、生まれは福岡、育ちは枕崎というのが真紀の生い立ちだ。17 . . . 本文を読む
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BAR真紀─2「はしご編」

2020-05-24 13:20:01 | BAR真紀
新宿ゴールデン街にあった「BAR真紀」。真紀は店の2階に猫と一緒に住んでいた。 真紀の英断  BAR真紀に通うようになってほどなく、真紀は女の子を雇うという英断に踏み切った。英断は大正解で、閑古鳥は飛び去り、客足繁き店へと変貌していった。税理士を目指すつぐみちゃん、ブライダル写真を撮っているあいちゃん、漫画を描いているさきちゃん…もっといたけど、名前を思い出せない。なかなかの個性派揃いで、会話も . . . 本文を読む
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BAR真紀─1「出会い編」

2020-05-21 16:28:43 | BAR真紀
新宿ゴールデン街にあった「BAR真紀」(左側手前)。真紀が他界してそれほど時が経っていない頃だろうか、真紀を偲ぶ人が置いた花はそれほど多くない。  新宿ゴールデン街に「BAR真紀」という店があった。女性になった元男性の真紀ちゃんが経営する小さくて古びたスナックである。真紀ちゃんといっても昭和10(1935)年生まれだ。そして平成27(2015)年の暮れ、80年の生涯を閉じた。以下は、真紀ちゃんを . . . 本文を読む
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