時雨スタジオより

9年の休止期間を経て、
なんとなく再開してみました。

ある女性への支援記録──(2)「退院後のメール」

2020-06-17 22:30:22 | 医療・介護
 わずか1日で女性は退院した。退院後の男性とのメールのやりとりを紹介する。 〇月17日(水) <女性から男性へ> ・16時45分(文面ママ) 昨日いきなり入院だったので驚いた。1日限りの約束だったので今日の午後帰ってこれました。退院時にわかったんだけど、脱水症状だったんですって。自覚は無かったんですけど。 110番3回したせいかと思ってた。私は今後の生き方で頭が一杯。 <男性から女性へ> ・1 . . . 本文を読む
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ある女性への支援記録──(1)「110番と緊急入院」

2020-06-16 22:56:59 | 医療・介護
 ある男性がサポートをしている要介護状態の女性がいる。女性は数年前に離婚し独り身だ。進行性の神経難病(確定診断に至らず)のほか、いくつかの疾患を合わせ持っている。女性には尿障害もあり、常時おむつを使用している。また、神経難病の症状の一つに「無動」があり、その症状が出ると転倒・転落することが多く、一人でほぼ起き上がれない。救援に行くのは、訪問看護、警察および男性であった。いつしか、「自分を頼られるこ . . . 本文を読む
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東京新聞掲載の書評および「品位」についての雑感

2020-06-14 23:20:42 | 『別府と占領軍』より
 下川正晴『占領と引揚げの肖像 BEPPU1945〜1956』(弦書房、2020.4)の書評(武田徹評)が6月13日の東京新聞朝刊に掲載された。同書評には、「著者はホテルマン佐賀忠男が一九八一年に自費出版していた『別府と占領軍』を発掘、再評価し、その業績を踏まえつつ……」「佐賀の著書の記述に往時を知る生存者への聞き取り調査と踏まえつつ……」などとある。佐賀忠男は僕の父である。確かに、下川氏は父の著 . . . 本文を読む
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ないないずくしのあの頃(後編)

2020-06-12 16:33:21 | 『別府と占領軍』より
カストリ雑誌の一つ『りべらる』創刊号(昭和21年1月刊行)大仏次郎・舟橋聖一・菊池寛ら執筆  ──「空いているのは腹と米びつ。空いていないのは乗りものと住宅」という言葉が流行した敗戦直後、物資豊かなあの国への視線にますます熱が帯びてきた。  アメリカのものならなんでも良いという考え方が人々の頭に生まれてたのも当然だった、それは、敗戦というひとつの負い目から出る劣等感からでもあったが、戦勝国であ . . . 本文を読む
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今村昌平氏談

2020-06-11 23:04:16 | 『別府と占領軍』より
 ──父、佐賀忠男の書いた『占領軍と別府』に映画監督の今村昌平氏が推薦の言葉を寄せている。 佐賀さんの芯を見た 今村昌平  四、五年前「復習するは我にあり」という映画のシナリオの下調査の時、佐賀さんに会った。ホテルの支配人らしい人当たりの良さと、飄々とした物腰の彼を見て、私は少し軽い人だなと思い、程の良い助平ぶりを見て、軽いが、妙に面白いところのある人だなと思った。  何かと小仕事があって、その . . . 本文を読む
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