相馬の野鳥

相馬から野鳥の四季を綴ります。

梅川から 漁に出る古老

2008-06-07 20:55:48 | 松川浦

 松川十二景の中に歌われている「梅川」 「さす船の 棹の雫も 匂うなり 浪も花咲く 春の梅川」 かつて相馬藩主が釣り糸を垂れたところで 今でも奥まったところに浦舟が係留されている船だまりがあります。昨晩、帰宅は遅かったのですが、朝早く目が覚め5時30分にはセブンの缶コーヒー片手に梅川の水門にある歌碑の前に立っていました。シギチドリは旅立ち、静かな鏡のような浦の風景が広がります。紅葉マークの軽トラにきずくと、トウハツの船外機の音が鳴り響き、カワウが2羽飛び立ちました。当たり前のように、ほっかぶりした古老が、先の係留された船のもやいをほどき浦に向け、静かにそして正確に航跡をのこし出て行きました。しばらく目で追い、新沼の排水機場に向かって右に進路を変えていきました。上空をアオサギが「がるぉー」と何ともいえな声でとんでいきます。満潮と早朝であるためか鳥の撮影はいまいちでした。ただただ古老の生業として漁に出て生きている姿と松川浦の風景に、見とれるばかりでした。大洲海岸には防潮林が広がり、ホオジロ、カワラヒワなど黒松の枝(雌花、雄花)の先端で囀っています。これまで当たり前のことと撮影しようとも思いませんでしたが、ホオジロの囀りに惹かれて車を止め撮影致しました。うまく撮れましたかどうか?タイミングですね。すぐ飛び去ってしまいます。鵜の尾岬トンネルを抜けると、この6時頃の早くからサーファーが泳いでいます。ハマヒルガオのピンクがきれいです。(サーファーは写ってませんでした。焦点合わせ未熟!)さらに松川浦大橋を渡っていくと、新聞報道になった火発の揚炭機の崩壊現場を遠方から撮影できました。巨大ですねこのサルベージ、そしてクレーンのワイアの下には ・・ン億の揚炭機、アラララ・・・・・!。ということです。最後に7月に予定されている相馬野馬追いに向けて、田園風景の中で騎馬の足慣らしの光景が見られます。野馬追いになれば梅雨も明け、夏ですね。Photo Photo_2 Photo_3 Photo_4 Photo_5

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