大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

両刃鋸 八寸 銘 丸上 中屋?三 作

2019-05-14 20:22:05 | Weblog
この鋸は布田天神骨董市で入手した。 女性の業者で何丁か持って来ていた。 どれも手入れは良くなくて 錆の酷い状態の物だ。 中からこの一丁を選びだした。 錆は酷いが歯の欠けは無いように見える。 柄も割れておらずしっかりしている。 そこでこれを買って来た。 これも100円だった。 持ち帰り錆を落とした。 錆は 平ヤスリの先端をグラインダーで削り スクレーパーの様にして削った。 表面に付く薄い錆はそれできれいに落ちた。 深い錆も有るがこれもスクレーパーで落として、荒いサンドペーパで落とした。 OILを塗り すかして見ると、かなり歪みが有る様だ。  挽き切る時に逆を突いたのかも知れない。 金床の上に乗せて 金槌で叩いて有る程度修正した。


歯は欠けは無いので 取敢えず自分で目立てして見た。 これで何とか使える状態だ。全体を見ると、割と鋸身は薄くてペラペラしている。 元調子の様に思う。 まあそこそこ切れると思う。 銘は上手く読めない。 何処で作られた物かも不明。 最近鋸は安く手に入る様だ。 それはそのままでは使えない物がほとんどで、目立てしないと役に立たない。 それには相当の修理費も掛かるし、第一目立てをやる所を探すのが大変と言う事が有る。 百円で買って来て 数千円の修理費で割りに会わない。 だから安いんだろうと思う。  
コメント
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