佐渡の翼

佐渡の観光名所紹介、佐渡の宿泊施設の宿泊記、佐渡の全飲食店と東京都内高級レストランの食べ歩記、ヨーロッパ及び国内旅行記事

とんかつの王ろじ(新宿)    投稿者:佐ガット覆面調査員

2010年03月26日 06時00分51秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記
10月下旬のとある日、筆者は新宿伊勢丹駐車場前にあるとんかつの名店「王ろじ」さんを訪ねてみた。このお店、大正10年創業というのだからかなりの老舗だ。午前11時、開店直後に入店したら案の定先客は皆無!店内には4人掛けのテーブル席が4卓と二人掛けが1卓、そして4つのカウンター席があった。厨房内にはご主人と眼鏡をかけた若い職人さんの二人がいた。ここの名物は何と言っても所謂カツカレーである「とん丼」だ。店の玄関前には、このお店が紹介された「大人の週末」の当該ページが張り出されており、それによると、「とん丼のカツはロース肉の脂身をそぎ落としそれらをロール状に丸くして揚げたもの」だそうだ。筆者はこのとん丼(950円)を注文した。メニューには「出来上がるまでに12分程度のお時間を頂戴いたします」と書かれてあった。先に運ばれた漬け物(王ろじ漬)をつまんで待つことにしたが、この漬け物はけっこう美味しかった。

筆者の後には全員がタバコを吸う4人の高齢者グループと女性の一人客、男性二人連れなどが次々にお店に入ってきた。いずれもメタボ体型だ!そうであろう、カツ丼を食べるのが大好きにも関わらず標準体型を維持できる人はそうはいまい。注文後12分でとん丼が出来上がった。春巻き状に揚げられたカツを三等分し、それらを三角錐状にしてご飯の上に盛り付け、更に黄色いカレールーがかけられていた。筆者はまずカツを一口味わってみた。確かにカリっと揚げられたカツの外側の衣は「大人の週末」が言うようにクリスピー状でさくさくだ!しかし、中身のカツは、ロース肉の脂身を削ぎ剥いでからそれらをブツ切りにした後、細切れ状の豚肉をすのこで丸めてまとめてから衣をつけて揚げたような感じだった。豚肉の脂の旨みが無い分、ややパサついた食感になっていてさほど肉の旨みというものを感じなかったのだ。カレールーはと言えば、辛くも甘くもなく極普通の所謂おうちのカレーの味付けで、大塚のボンカレーの方が遥かに美味いと感じたほどの代物でしかなかった。大変申し訳ないが、とてもじゃないが私の口に合うカツカレーではない。カツを1個だけ食べ、ご飯は半分ほど食べて後は残した。残念ながら「大人の週末」や食べログのB級グルメさん達が絶賛するほどのカツカレーではなかったというのが正直な感想だ。同じカツカレーでも羽茂サウンドハウスのそれの方が遥かに美味しいと思った、「王ろじ」さんだった。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿