佐渡の翼

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赤泊郷土資料館(佐渡市赤泊)    投稿者:佐渡の翼

2012年10月30日 03時17分39秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

5月3日の佐渡は午前中は雨!雨ならば行く所は博物館以外にはない。まもなく佐渡の全博物館を制覇してしまう。そうなると行き場を失い、又ゾロ、島内の博物館を再訪しなくてはなるまい。まあよい、博物館所蔵の文化財は何度見ても見飽きないくらい奥が深く勉強になるので、雨もまた楽しからずやである。

さて、この赤泊郷土資料館を見学するには入館料200円が必要である。GW期間中にも関わらず、入館者は筆者一人だけであった。佐渡博物館のように、観光バスの見学コースに組み込まれていないのでこんなものである。1階に山車が飾られていて、小獅子舞や前浜流鬼太鼓、大獅子などが展示されている。二階部分は佐渡のお祭りを紹介したような展示室だったように記憶しているが、さほどの感動はなかった。一番面白かったのは1階の左手部分にある「写真撮影禁止」の部屋である。所蔵物が傷まないようにフラッシュ無しで撮影させて頂いた。中でも一番興味深かったのが丹下左膳の作者「長谷川海太郎」のコーナーであった。長谷川は赤泊の徳和地区で生まれ、その後函館に移住した後、鎌倉に移り住み、昭和10年に35歳の若さでこの世を去った。「林 不亡」を始め幾つかのペンネームで小説を書いていた。筆者は長谷川の年代ごとの作品を記述した巻物とその上に展示された写真の説明文を読んでいて、ある間違いに気づいた。亡くなる前年の昭和9年に鎌倉に豪邸を建てた時の写真の説明文に「海太郎48歳」と記載されていたのだ。35歳で死亡した人物が48歳になるわけがない。資料館には、シルバー人材から派遣された日直アルバイトのおじさんがいたので、早速この誤りを指摘し、訂正するように指導したところ、おじさんは「あなたどこから来たの?凄いですねえ~、ちょっと見ただけでこんな間違いにすぐ気付くんですから。何か歴史とかの研究をされていらっしゃるんですか」と尋ねてきた。この資料館がいつ開館したのかしらぬが、これまで誰一人として誤りに気付いてもそれを指摘した人はいないようだったのだからこっちも驚いた。普段からささいなミスも見逃さぬよう注意深く事を進めねば勤まらない仕事ゆえ、こんな間違いなどは容易に気づいて当然なのだが。。

赤泊港は、歴代佐渡奉行が寺泊・赤泊間の最短航路を利用して江戸から赴任してきた時に最初に足を踏み入れる港である。赤泊村の住人達は、奉行の船の到着予定日には先を争って船を漕ぎ出し、奉行を迎えたと言う。



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