佐渡の翼

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築地の波除神社   投稿者:港区民

2008年09月27日 06時29分29秒 | 東京の中の佐渡
画像は、築地市場の入り口付近にある波除神社の弁財天お歯黒獅子だ。350年前、この築地一帯は一面の海だった。4代将軍家綱公の命による、お堀の揚げ土を利用した江戸湾の埋立事業は、築地にさしかかったあたりで難工事となり、堤防を築いても築いても荒波にさらわれてしまった。

或夜の事、海面を光りを放ちながら漂うものがあり、人々が不思議に思い、船を出してみると、それは立派な稲荷大神の御神体であった。皆は畏れて、すぐに現在の地に社殿を作りそれを祀った。それからというものは、波風がピタリとおさまり、工事はうまく進み、埋立も無事に終了した。人々は、その御神徳のあらたかさに驚き、稲荷大神に『波除』の尊称を奉った。それ以来今日に至るまで、「災難を除き、波を乗り切る」波除稲荷様として、災難除・商売繁盛・工事安全等のご利益があるとのことだ。

佐渡の小佐渡の東海岸のはずれに大川集落というのがある。ここの見返り峠から見下ろす津神島の風景はあまりにも有名で、朱塗りの津神橋は海辺を通る人の目を引く。この津神島の中にある波除地蔵尊は、漁業の神様として親しまれている。波除のご本尊が、佐渡にも東京にもあった。佐渡のご本尊は、大漁あるいは漁業の安全にご利益があるのだろうか?なお、築地のお歯黒獅子は、女性の神様だ。秋のお祭りの時は、女性だけが担ぐお神輿に乗って築地の街を練り歩く。年々担ぎ手を希望する女性は増えているそうだ。


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