あなたの家計や人間関係に害する怖れがあります。

　立て続けに、カネ・消費者金融のお話です…。
　以前より気になっていた消費者金融の過剰広告。

　動物（犬）や女性タレントを起用して、気軽にお金を「商品・サービス」のように借りやすさをアピールしているが実際に借りてみて、返済が滞ると鬼のような返済督促連絡が絶え間ないというのが現状。このような「表面は華やかさでアピールする消費者金融の広告」で、年収300万円未満の人が６割近くの多重債務者が多くなっているそうです。

　消費者金融の企業はこのように借金を抱える多重債務者を増やしている実態をきちんと掌握しているのか？と考えさせられます。ほんとに。

　借り入れ時の注意事項を法律による義務化で「ご利用は計画的に。」とアピールしてますが、カネを借りるときには、タバコに書いてあるように次の文言を必ず入れたほうがいい！と、このように朝日新聞のある記事に書いてありました。
。

　「あなたの健康を害する恐れがあります。
　　吸い過ぎに注意しましょう」

　これを改造して、

　「あなたの家計や人間関係に害する恐れがあります。
　　お金の借りすぎには注意しましょう」

　こいつはいいですね。

2006/04/15--今日の体調と独り言「グレーゾーン金利とは」

　アイフルの3日～25日にわたる業務停止。

　今朝の新聞記事を見る限りでは、自己判断・返済能力に厳しいとわかっているはずの障害者・認知症の方々にもアイフルの成果主義・成績＝利益を得るために、お金を貸して返済に困ったら、容赦なく親族や職場に電話・督促請求を掛けていたという実態が明るみになっているそうです。

　まったくひどいもんだ。

■お金を借り手支払う利息に関する法律と利息

　最近、グレーゾーン金利という言葉が耳にします。
　調べてみると、カネを貸すときの金利で２通りの法律があるそうです。

▼出資規制法の上限金利（年利29.2%）※これ以上は刑事罰の対象
　↑
　｜　この部分がグレーゾーン金利（みなし弁済領域）
　｜　（大抵の消費者金融が使っている利息範囲内）
　｜　※利息の契約としては無効。支払い請求は不可能。
　｜　※債務者が利息を任意に支払った場合、業者が契約書面と受領書を
　｜　　交付すれば有効とみなす。
　↓
▲利息制限法の上限金利（年利15%～20%）

　借り手が20%～29.2%の間の金利（グレーゾーン金利）について同意のうえ、利息を支払えば（みなし弁済）違法ではない為、大半の消費者金融業者がこの金利で貸しているそうです。現状として、消費者金融業者はこの金利について説明する義務があるのに、教えていない例は珍しくないとのこと。

※利息制限法とは、貸金業者の金利を制限する法律。
（All Aboutより参照：利息制限法とは）

　利息制限法では、貸金業者の貸付金利の上限を、元本10万円未満は年率20％、元本10万円以上100万円未満は年率18％、元本100万円以上は年率15％と定めている。これを破っても罰則規定はないが、裁判で争えば業者は負ける。利息制限法には「みなし弁済」という例外規定があり、上限金利を超えた利息でも、債務者が自由意志で支払ったことが認められれば、それを合法とすると定められている。

　また、みなし弁済とは、利息制限法の上限金利を超える金利を合法とする例外規定のこと。利息制限法では、その上限を超えて支払った利息について、それが債務者の自由意志で支払ったと認められる場合には、出資法の上限金利（29.2％）までは合法と認めるという例外規定を定めている。これを「みなし弁済」規定という。ただし、この例外規定が認められるには、かなり厳密な条件をクリアする必要があり、消費者金融、商工ローンなどのほとんどのケースはこれが適用されることが認められない。つまり、裁判を行えば違法とされるケースがほとんどである。

　ふーむ。

　つまり、要約すると基本は年利15%～20%なんですね！
　んで、違法とされる利息が（出資規制法による）29.2%ですと。

　15～20%から29.2%の間の利息設定は、借りる人と貸した人が当事者同士で契約・認められれば、一応自由でありますよー。でも貸した人は裁判になったら最高で15%～20%の利率しかもらえませんよーということなんでしょうか。

　消費者金融はこのグレーゾーンで商売・儲かっているような感じでしょうか。
　金融ビジネスと法律について、いろいろ勉強になった今朝であります。


■2006/04/14の食事記録と今朝の体重
　今朝の体重は未計測です。

▼朝食
　食せず(0kcal)

▼昼食
　新潟県十日町市にある、お蕎麦屋さん(400kcal)

▼夕食
　関越高速にある上里SAで食べたとんかつ定食(800kcal)

　ちなみに、私の場合はお金を借りるときに非常にお世話になっているのは、年利5%の千葉銀行カードローンです。現在は新規受付が中止となっているそうですが、この銀行のおかげで東京の生活、仕事面でいろいろお世話になりました…。

　手続きや与信が厳しくても、ちゃんとまじめに働いていて余計な借金がない場合、資金繰りに困ったときは、銀行系でお借りすることを強くお奨めします…。

　さーて、これからトレーニングに出かけるとするか。