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豊かな老いへ


ゆたかな老いへ

老いるということは、ワインのように豊熟な香りの
ある生き方のように思うときがあります、
人は生きたように老いていくとよく言われます。

若いときまっしぐらに走りとおして何も目に入らない景色も
今はゆっくりと楽しむことができる様になり
友との交わりも、たおやかに、以前より大人になった自分にきがつく。

そして、何よりも機嫌よく毎日が送れるように思います。
ゆとりの中から生まれる趣味、楽しみも発見できました

さらに70歳も過ぎると生きてきた日々が遠くの絵のように見えてきます
そして、まあ、上等に生きてきたかなと、こんなものだろうという
気持ちになってきます。 不治の病ですといわれてもあら、そうですか
思えるのではないかと思っています。

ご近所の長寿のおばあさまに、こんな話をきいたことがあります。
長生きはめでたいのよ。肉体が枯れていくように年とともに情念も
枯れていく。恨みつらみ、心配事も段々枯れていく。
だから長生きしたほうがいいんだよ。

人は生きてきたように老いていく、みんな大地に足を踏ん張って
生きてきたんですもの、あるがままに残りの日々を
絵を描くように彩をつけて生きたいと思います、自分なりの
満足した絵が描けるように、豊かな日を送りたいものです




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