藤井祥子のいろいろ

ピアノ&ヴァイオリン教室・飼い猫のルイ…
いろいろな日々の話題をご紹介しています。

最近わかりかけてきたこと

2008年11月12日 | ピアノレッスン
もったいない」と言って、各教本1曲ずつしか宿題をしなかったYちゃん。
その真相、どうやら新しい曲を家で練習するのに一種の「怖さ」を感じているようなのです。
難しかったらやだな~、できなかったらやだな~というような。
レッスンで少しでも一緒に弾いてあげる、
「これもできそう!」と、家でやってくる気持に。

一方、上手にできたね!と褒めてあげると、
「じゃあ、今度はここもここもやってくる!」という生徒もいます。
こういった生徒は、新しいページへチャレンジするスリルを逆に楽しんでいる!?ような・・・笑。

両者とも年齢は4~6歳くらい。
一人で新しいことに挑戦するのは「怖い」と感じる時期と、
挑戦のスリルを楽しみつつ、先生に褒めてもらうのが嬉しくて前へ進みたくてたまらない時期がどうやらあるようです。
観察していると、この2つの時期は精神の発育状態や理解の度合いで、たった数ヶ月でコロコロ入れ替わるようです。

4~6歳といえば、上達より何より子供は先生とのコミュニケーションを楽しんでいる年齢です。
(上達の喜びを感じているのはむしろご両親で、そのご両親の喜ぶ様子を見て、
自分がいい子だからだ!!と喜ぶのが子供。笑)
挑戦が「怖い」と感じている時期に、新しい曲をどんどん与えすぎたり、
挑戦を「楽しんでいる」時期に、あらかじめ教えすぎたり同じ課題のままでいたり、
どちらも子供の気持をつぶす事になってしまいかねません。
子供の気持を上手に汲んであげると、きっともっと楽しくスムーズにレッスンが運べます。
なるほどなるほど。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。