トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トルコのサッカー・クラブがヒゲに宣戦布告

2014年11月16日 | 国内
11月16日 トルコのサッカー・クラブの会長が「イマーム(イスラムの指導者)養成校の学生みたいな選手がいる」と発言したため、クラブはヒゲに重い罰金を課すことを決めました。「私は80歳だが、毎日ヒゲをそっている」と、ゲンチレルビルリーイのイルハン・ジャヴジャヴ会長は言い、ヒゲを生やしている選手には2万5000リラ(1万1200ドル)の罰金を課すと決定した理由を説明しました。

 Hurriyet
 
ジャヴジャヴ会長に嫌われた有名選手たち。ベシクタシュのコーチ、スラヴェン・ビリジ(左)、フェネルバフチェのゴールキーパー、ヴォルカン・デミレル(中央)、ベシクタシュのミドフィルダー、オルジャイ・シャハン(右)


「君たちはスポーツマンだ。若者の手本になるべきなのだ」と11月15日、ジャヴジャヴ会長はドーアンニュースのインタビューに応えて言い、「私の孫息子まで、サッカー界のヒゲに悪影響を受けている」と嘆きました。

彼が“悪い例”として挙げた有名人は、ベシクタシュのコーチ、スラヴェン・ビリジ、ベシクタシュのミドフィルダー、オルジャイ・シャハン、フェネルバフチェのゴールキーパー、ヴォルカン・デミレル、ガラタサライのミドフィルダー、セルチュク・イナンらです。

ジャヴジャヴ会長はまた、全国的なサッカー選手ヒゲ禁止令は、トルコ・サッカー連盟(TFF)のユルドゥルム・デミルオレン会長にも適用されると言いました。「デミルオレン会長はUEFAが規制していないのだから、そんな規制はむりだと言ったが、UEFAには私はうんざりしている」とジャヴジャヴ会長は言い、他のクラブもピッチでのヒゲに反対する立場をとるよう勧告するとも言いました。


トルコ副首相がギリシャ・キプロスに交渉再開を督促

 11月15日の北キプロス・トルコ共和国誕生31周年に当たり、トルコのビュレント・アルンチ副首相はギリシャ・キプロス当局に交渉のテーブルに戻るよう促しました。「ギリシャ・キプロス側に、島の唯一の所有者のように振る舞わせておくことはできない」と、アルンチ副首相はレフコシャの式典のスピーチで言い、地中海東部の天然資源に関するトルコの権利をくり返し訴えました。

 Hurriyet

アルンチ副首相はまた、ギリシャ・キプロス当局に、トルコ・キプロスのデルヴィシュ・エルオール大統領が主宰するプロセスに従って、“誠意ある努力”を示すよう促しました。「国家を設立することは、トルコ人の未来への投資であり、未来の世代への最も価値ある遺産だった」と、エルオール大統領は言いました。

エルオール大統領は、ギリシャ・キプロスが交渉を中断したままにしておく理由は天然資源にあるとも言いました。ギリシャ・キプロス政府は10月、キプロス沖で行っている天然資源の踏査活動を、トルコの軍艦が監視していることに対する報復として、交渉を中断しました。

トルコと北キプロス・トルコ共和国は、ギリシャ・キプロス政府による東地中海での一方的な天然資源踏査に強く反対し、天然資源は統一されたキプロスの下に、公平な方法で踏査されるべきだと主張しています。


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ISILはイラクとシリア... | トップ | 「在外トルコ人は疎外感を感... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国内」カテゴリの最新記事