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イスラエルの大使がトルコを去った

2018年05月17日 | 国際
5月16日 イスラエルの兵士が、ガザ国境で多くのパレスチナ人を殺害したため、5月16日、エイタン・ナエフ駐アンカラ・イスラエル大使が、トルコ外務省の要請でトルコを去りました。

 Hurriyet

午前11時半、ナエフ大使は、護衛官や領事館職員とともに、トルコ航空のチャーター便で、テルアビブに向けてアタテュルク国際空港を発ちました。5月15日、トルコ外務省はナエフ大使を召喚し、しばらくの間、自国に帰っているのが適切だと告げました。

5月14日、少なくとも62人のパレスチナ人が、ガザ国境で抗議中、イスラエル軍に殺害され、何千人もが負傷しました。何千人ものパレスチナ人が、イスラエル建国70周年を記念するNakbaに抗議して、ガザ地区の東国境に集まり、アメリカ大使館のテルアビブからエルサレムへの移転に抗議しました。

パレスチナの保健省によると、3月30日に国境のデモが始まってから、100人以上のパレスチナ人のデモ参加者が殺されているそうです。先週、イスラエル政府は、現在の国境の抗議活動は“戦争状態”になっているが、国際的人道主義的法は適用されなかったと言いました。

・・・1948年、イスラエルが建国され、70万人以上のパレスチナ人が難民になりました。そのときの大虐殺をNakba と言います。


トルコ外相が来月、ポンぺオ国務長官と会談する

エルサレムのアメリカ大使館移転に関して、米土間が緊張してきた中で、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外相が、6月4日、ワシントンで、マイク・ポンペオ国務長官と会談することになったと、外務省が明らかにしました。

 Hurriyet
アメリカのポンペオ国務長官(左)とトルコのチャヴシュオール外相


チャヴシュオール外相とポンペオ国務長官は、4月下旬、ブリュッセルで初の会談を行い、シリア政策の対立を含むいくつかの問題について話し合うため、近い将来、トルコ外相がワシントンを訪問することで合意していました。

トルコ政府は以前から、アメリカがイスラム国(IS)との戦いでYPG(シリアのクルド人民防衛隊)と結束していることを懸念しています。トルコはYPGをテロリスト集団と考え、NATOの同盟国であるアメリカにYPGとの協力を止めるよう要請してきました。

トルコはシリアのアフリン県からYPGを追い払い、次はマンビジに向かっていますが、マンビジにはYPGの戦闘員とアメリカ軍がいっしょに駐屯しています。

チャヴシュオール外相はHurriyet 紙に、「エルサレム問題が、ポンペオ国務長官とのシリアに関する会談に影響しないことを期待する。これはべつの問題なのだから」と語りました。


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