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トルコ外相が国連調査官とカショギ氏事件に関して会談

2019年01月29日 | 国際
1月29日 トルコのチャヴシュオール外相が、1月28日、イスタンブルで起こったサウジのジャーナリスト、カショギ氏殺害事件について、国連特別調査官アグネス・カラマード氏と話し合いました。

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カショギ氏殺害について会談する国連のカラマード調査官(左から2人目)とトルコのチャヴシュオール外相


カラマード調査官はカショギ氏殺害の国際的調査のため、2月3日までトルコに滞在します。チャヴシュオール外相とカラマード調査官の会談は、外相邸で行われ、数人の専門家も同席しました。調査官と専門家らはイスタンブルのイルファン・フィダン主任検察官とも会談すると思われます。

国連高等弁務官事務所は、先週、声明で、カラマード調査官は、カショギ氏殺害と、殺害に関する個人の責任に対して政府がとる対策を査定すると言っています。調査官は人権的見地にたって、カショギ氏殺害周辺の状況を精査し、評価するだろうと、声明は言っています。

カラマード調査官はバロネス・ヘレナ・ケネディQCと、ポルトガルのコインブラ大学のドゥアルテ・ヌーノ・ヴィエイラ教授を専門家として同伴してきました。ワシントン・ポストの寄稿家ジャマル・カショギ氏は、10月2日、イスタンブルのサウジ領事館内で殺害されました。トルコは殺害に関与したサウジ市民を引き渡すよう求めていますが、サウジは応じていません。


トランスジェンダーのセックス・ワーカーが“客”と乱闘

中央アナトリア・カラマン県で、2人のトランスジェンダーのセックス・ワーカーが、2人の“客”の男を殴ったり,刺したりして、警察に拘束されました。

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デミルオレンニュースによると、36歳と33歳の容疑者は、彼らが借りているアパートで、2人の男とセックスして金を受け取る約束をしていました。1月28日早朝、理由は不明ですが、セックス・ワーカーと客の間で口論が始まり、殴り合いのけんかになりました。

25歳の男は腕を刺され、20歳の男はセックス・ワーカーたちにぼこぼこにされました。2人の男は警察を呼び、病院で手当てを受けました。警察は事件の調査を始め、セックス・ワーカー2人は拘束されました。

因みに、トルコでは、正式に登録された売春宿での売春は違法ではありません。当局が、性的伝染病を防ぐ保健法の下に、セックス・ワーカーに身分証明書を与え、彼らに無料のケアその他の社会的サービスを与えています。

反対に、免許なしの売春宿経営や、免許と健康チェックを受けない売春行為は、違法とされ、1年の禁固刑もあります。また、人身売買等の犯罪は重罪になります。


南トルコで古代都市が竜巻の被害に

先週、アンタリヤ県で起こった竜巻のひとつは、古代都市遺跡も襲いました。

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デミルオレンニュースによると、24日の竜巻は、古代遺跡ファセリスの近くで起こりました。竜巻はオリンポス・ベイダーラル国立公園に移動し、約1500本の松と杉の木をなぎ倒しました。

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竜巻は住宅街にもおよび、川が溢れ、車が流されました。運転していたアイラ・アックンさんは救助されましたが、同乗していた彼女の娘カダル・ブセ・アジャルさんは、いまだに行方不明です。


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