トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

ワクチンを世界に届けるBioNTech社の創設者はトルコ系ドイツ人

2020年11月12日 | 国際
11月12日 90%有効なコロナウイルスのワクチンを開発したドイツの製薬会社「バイオNテック社」(BioNTech)は、2021年までに、13億ドースのワクチンを生産し、世界中で使えるようにすると、同社のトルコ人オーナーが、11月11日、語りました。

 Hurriyet

「われわれはまず1月末までに、数百万ドースのワクチンを、アメリカとヨーロッパに届けようと思っています」と、トルコ系ドイツ人の医師ウーウル・シャヒン氏は言いました。彼は、11月9日に、ワクチンの成功を発表して、世界中のメディアで報道されました。シャヒン氏によると、彼の会社はすでにドイツに施設をオープンし、“BNT162b2”ワクチンの生産を始めているそうです。

アメリカのメディアの報道によると、このワクチン1ドース(1回分)の値段は約159ドルになります。「アメリカとヨーロッパ当局の許可が下りたら、わが社は12月末までに、ワクチンを届け始めます。2021年の6月までに、わが社は2億~3億ドースを生産し、届けます」とシャヒン氏は言いました。

彼は、自身と同様、トルコ系ドイツ人である妻オズレム・テュレジ博士とともに、この会社を経営しています。シャヒン氏はまた、デミルオレン・ニュースに、トルコへのワクチンの配布についても語りました。「私たちはトルコ保健省のプロトコールに署名しなければなりません。トルコにはじゅうぶんな量のワクチンをまわしたいと思っています」

バイオNテック社は、世界中にワクチンを届けるネットワークをつくるために、アメリカのファイザー社と協力しています。「私たちは2021年末までに、13億~15億ドースを生産することを目標にしています。ファイザー社はアメリカで、1か月に1億ドースを生産するでしょう。私たちは目標を達成できると思っています」とシャヒン氏は言いました。

「私たちはワクチンを届けるために、アメリカ、EU,日本、イギリス、中国と協力します」と、彼は付言しました。「世界中でワクチンが得られるようになるでしょうか」という質問に、シャヒン氏はフランクに、「ワクチンは豊かな国だけでなく、経済力のない国々へも届かなければなりません。私は他社と協力すれば、世界中にワクチンを届けられると思っています」

「ワクチンはマイナス70度の特殊なボックスに入れて輸送されます」とシャヒン氏は言いました。「ワクチンは普通の冷蔵庫で5日間保管できます。ですから、ワクチンが医師や薬局に届く前に予約すれば、ワクチンをゲットできるでしょう」

シャヒン氏は1965年、トルコ南部ハタイ県イスケンデルンに生まれ、4歳の時、両親とドイツに移住しました。彼の父は移民労働者“ガストアルバイター”で、ケルンのフォードの工場で働いていました。彼の妻で、バイオNテックのチーフ医療職員であるテュレジ博士は、ドイツ生まれ。イスタンブルからドイツに移住したトルコ人医師の娘です。

シャヒン氏はケルンとハンブルグで医学を学び、免疫療法を専門に研究しました。いま55歳になったシャヒン氏と、53歳の妻は、ワクチンの開発で210億ドル急騰したバイオNテック社の経営者として、ドイツの「最も裕福な100人」に入っています。


   「ときどきダイアリー」ヘ


コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« グランド・バザールの耐震工... | トップ | ガラタ塔への階段に立体画が... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国際」カテゴリの最新記事