トルコのトピックス

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トルコ建国者アタテュルクの未公開写真が引出しから出てきた

2020年01月30日 | 国内
1月31日 近代トルコの建国者ムスタファ・ケマル・アタテュルクの未公開写真が、トルコの有名な医学史家オスマン・シェヴキ・ウルダー氏の娘エラさんの引出しから、偶然、発見されました。

 Hurriyet

写真は、11月に亡くなったエラ・ウルダーさんが個人的に保管していました。彼女の孫娘のイレム・エラ・ユルドゥセリさんが、写真発見の詳細を話してくれました。「アタテュルクの養女のネビレ・イルデルプさんの結婚の贈物として特別につくられた軽食用のテーブルがあります。ネビレさんはイスタンブルのニシャンタシュで、私の祖母の隣に住んでいました。その関係で、私の祖父のオスマン・シェヴェキはアタテュルクの想い出のテーブルを所有していたのです」とユルドゥセリさんは言いました。

Hurriyet

ユルドゥセリさんは、「写真はたまたまテーブルの引出しから出てきました。アタテュルクの写真はオスマン・シェヴキ・ウルダーが自分のカメラで撮ったものです」と言いました。「私の祖父は写真に興味があり、アタテュルクが列車でアンカラに来たとき、これらの写真を撮りました。運よく、私の祖母はこれらの写真をとても大切に保管していました」
オスマン・シェヴキ・ウルダー氏は、1919年、アナトリアに来て、トルコ独立戦争中、軍医として働いていました。彼はまた、以前はケシシュダーと呼ばれていたブルサの山をウルダーと名づけた発案者でもあります。


アメリカ司令官がシリアについて討議のためトルコを訪れた


米国欧州司令部司令官兼NATO連合軍欧州最高司令官トッド・ウオルターズが、主としてシリアに関する話し合いのため、1月30日、アンカラを訪れたと、外交ソースがヒュリエット紙に語りました。

 Hurriyet

USEUCOM司令官は、トルコのフルシ・アカル国防相とヤシャル・ギュレル参謀総長と個別に会談しました。会談では、昨年、トルコとアメリカの契約によって設置された安全地帯の状況について話し合われました。トルコは契約後、北シリアに、長さ145キロ、深さ30キロの安全地帯を設置しました。

米土当局がヒュリエット紙に提供した情報によれば、トルコがYPGに対する北シリアの「平和の泉作戦」を始めた後、合意がなされ、YPGは撤退し、米土の契約は守られています。

トルコがロシア製の対ミサイル・システムS-400を購入したことは、アメリカ国会が制裁を主張したため、もうひとつの問題になっています。アメリカ当局はいまも、トルコにロシア製のシステムを使わせないよう説得する努力を続けています。


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トルコの第4回南極遠征隊が2月、出発する

2020年01月30日 | 国内
1月30日 トルコの研究者チームが、2月9日、「第4回南極科学遠征」に、イスタンブルから出発することになったと、ムスタファ・ヴァランク産業技術相が、1月29日、言いました。

 Hurriyet

「海洋科学、生物学、化学、航空宇宙科学、社会科学など、さまざまな分野のプロジェクトを行う科学者たちが、この遠征に参加する」と、産業技術相は言いました。「遠征は、最近発足した“科学技術研究委員会南極調査協会”によって行われる」

地球上で最も寒い大陸、南極大陸は、1959年の条約締結以来、科学調査地帯として使われています。


トルコは武漢市から帰国する市民を一時隔離する

トルコは、中国の湖北省、主として武漢市から近く帰国する市民とその家族32人を隔離することにしたと、29日、外務相が声明で言いました。武漢は新型ウイルスの発生地です。

 Hurriyet

「政府はわが国民全員と連絡を取った。武漢には32人の市民がいる。わが国はすでに公式手続きを取り、32人のわが国民を隔離させる準備をしている。ウイルスに接触したわが国民は1人も見つかっていない」と、エミン・オネン駐中国トルコ大使が民放NTVで語りました。

「わが国は中国当局と計画を立てている。わが国の市民は、トルコから送る救急航空機で、専門家に付き添われて、トルコに到着する」と大使は付言しました。「当局が知る限り、トルコ市民の感染者はいないが、まず隔離を行う。隔離は彼らのためであり、わが国のためでもある。中国には6000人のトルコ市民がいるが、みな領事館と連絡を取っている」

トルコ市民でこのウイルスに感染した人はいないと、大使は強調しました。


トルコはフランスに、リビアのハフタル支援をやめるよう勧告した

トルコは1月29日、フランスに、リビアの裏切り者カリファ・ハフタル司令官への支援をやめるよう勧告しました。

ベルリンで開かれたリビア平和会議でのフランスのマクロン大統領(左)とリビアのハフタル司令官


「フランスは、ベルリン会議の決定の実施に助力したいのなら、まずハフタルを支援するのをやめるべきだ」と、トルコ外務省のハミ・アクソイ報道官が声明で言いました。報道官のこの発言は、フランスのエマニュエル・マクロン大統領の、ギリシャのキリアコス・ミツォタキス首相との共同記者会見での発言を受けたものです。

アクソイ報道官はフランスに、2011年に始まったリビア危機の責任を求め、「フランスはリビアの天然資源のために無条件でハフタルを支援している」と言いました。「正当な政府に対するハフタルの攻撃は、リビアの領土権と統治権を脅かすものだ」

アクソイ報道官は、ベルリン会議で話し合われたように、ただちにリビアの恒久的休戦を実現すべきだと主張し、リビアの治安と安定のために積極的に役割利を果たすよう、フランスに期待すると言いました。


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