トルコのトピックス

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トルコは米国にPYD/YPGとの契約の廃棄を要請した

2018年11月08日 | 国際
11月9日 トルコは、PYDとYPGへの支援はすべて直接間接に、不法テロ集団PKKを支援することになると考えていると、11月7日、イブラヒム・カルン大統領補佐官が言いました。

 Hurriyet

カルン補佐官は、大統領官邸での閣僚会議後、「トルコは、テロリスト集団がユーフラテスの東に定着することを決して許さない」と言いました。カルン補佐官は、アメリカとPYD/YPGとの関係についてコメントし、「トルコは、NATOの戦略的パートナーであるアメリカが、テロ集団PKKのシリア分派であるPYDとYPGとの契約を廃棄することを期待している」と言いました。

トルコはテロリスト組織はみな同じだと思っていると、カルン補佐官は言い、わが国は国内でも国外でも、わが国を脅かすテロ組織と断固として戦いつづけると付言しました。「トルコが、PYD/YPGすなわちPKKに対してとっている対策は、対IS戦力を弱めるという理屈は容認できない」と、補佐官は言いました。PKKはトルコ、アメリカ、EUがテロリスト組織と認定しています。

カルン補佐官はまた、フェトフラー・テロリスト組織(FETO)と関係のある学校を、2016年7月15日以後、21か国で閉鎖したと言いました。「テロ組織FETOとのわが国の戦いは、世界中でつづいている。この問題に関しては、いかなる譲歩もできない」


トルコ警察がサウジ領事邸でフッカ水素酸の痕跡を発見

トルコ警察は、イスタンブルのサウジ領事公邸の井戸の中で、フッカ水素酸その他の化学薬品の痕跡を発見し、ジャーナリスト、カショギ氏の切断された遺体は、公邸の一室で酸で分解されたと考えていると、11月8日、アルジャジーラが報じました。

 Hurriyet

イスタンブルから報道しているアルジャジーラのアンドリュウ・シモンズ氏は、司法長官室のソースの情報として、領事公邸は殺害から2週間後にトルコ捜査官によって捜査されたと言いました。「酸はカショギ氏の切断された遺体の処分に使われたと思われる」とシモンズ氏は言っています。


トルコ全土でシリア人ビジネスが成長している

シリア人の企業が増えつづけ、とくにシリア国境近くでは、地元経済を活性化しています。

 Hurriyet

「トルコ経済政策研究財団」の11月6日の報告書によると、9月、トルコ全国で、シリア人と共同経営の会社163社が設立されたそうです。これは昨年に比して85%の増加で、新たに設立された外国企業の12%になります。

シリア人の企業数はイスタンブルがトップで、98社、次がメルシンで39社、ハタイが11社とつづきます。今年の1月から9月、シリア人がトルコで設立した会社は、昨年同期に比して4・7%増加し、1248社が設立され、3900万ドルの資金が投じられました。

2011年にシリアで内戦が始まってから、トルコは400万人のシリア難民を受け入れ、7000社の企業がシリア人によって設立されました。イスタンブルには56万1159人のシリア難民が暮らしていますが、これは全国で最高です。次にシリア人が多いのはシャンルウルファ県、ハタイ県です。


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トルコはシリアの米軍のYPGとの共同パトロールを非難

2018年11月08日 | 国際
11月8日 エルドアン大統領は、シリアのトルコ国境で、米軍がYPGと共同パトロールを行っていることを非難し、ただちにこの誤りを正すようアメリカに求めました。

 Hurriyet

「これは容認できないことだ。これは深刻な、まずい状況を引き起こすことになる。トランプ氏はこれを止めさせると私は信じる」と、エルドアン大統領は、11月6日、国会で記者団に言いました。エルドアン大統領はパリで行われる平和フォーラムで、トランプ大統領に会う予定になっています。

トルコ軍がYPGをユーフラテス川の東に追いやった後、シリア東部のアメリカ軍はトルコ国境でYPGと共同パトロールをしているのです。トルコはYPGをPKKの分派と考え、従ってテロリストと考えています。アメリカはNATO軍の懸念にもかかわらず、YPGと結束し、YPGはシリアでイスラム国(ISIL)と戦っている最善の地元軍だと言っています。

エルドアン大統領はまた、11月6日、アメリカのイランに対する制裁は正しくないと言いました。「この制裁は世界のバランスを破壊しようというもので、われわれは帝国主義的世界に暮らしたくないと思う」と、エルドアン大統領は言いました。


国境越しに砲撃してきたYPG戦闘員をトルコ軍が殺害

シリアからトルコに砲撃してきたYPGの戦闘員をトルコ軍が殺害したと、トルコの治安ソースが、11月7日、言いました。

Hurriyet

YPGの戦闘員は、シリアのラス・アルアイン地方からトルコのシャンルウルファ県に砲撃してきたと、治安ソースが言ったと、ロイターが報じました。トルコはYPGを不法テロ集団PKKの分派であり、テロリスト組織と見ています。

エルドアン大統領はユーフラテス川の東のYPGに対して、緊急の作戦を予告し、先月、トルコの南部国境を脅かす彼らに“最後の警告”を送りました。「われわれはユーフラテスの東のテロ組織を撃滅する」と、大統領は、10月3日、国会のスピーチで言いました。

トルコ軍は国境越しに、シリアのアイン・アルアラブ地方に榴弾砲を撃ちこみ、YPG戦闘員10人が死亡、6人が負傷したと、10月31日、アナドル通信が報じました。シリア国境に接したシャンルウルファ県からミサイルが発射されました。


トルコにもギャル曽根がいた

11月6日、アンタリヤのケペス区で、21歳の女性が46分でケバブ315本を完食して記録を破りました。

 Hurriyet

体重40キロの大学生、ジェレン・ユルマズさんは、地元のレストランが主催した「大食いコンテスト」で優勝しました。ユルマズさんはシシケバブに加えて、アイランを飲みながら、パンとサラダひと皿も食べました。

Hurriyet

彼女は賞金5000リラと、賞品として電動自転車と、このレストランで6か月無料で食べられる特典もゲットしました。「シシケバブを315本食べたとき、脚が震えてきたので止めたの。でも、いまは元気よ」とユルマズさんは記者たちに語りました。コンテスト後、彼女の体重は3キロ増えていました。

ユルマズさんは7月31日、23分でシシケバブ255本を食べて最初の記録をつくりました。このときは、彼女は、5500リラのスマホと、5か月間レストランで無料で食べられる特典を得ました。「最初、私、胃が破けるかもと、怖かったわ。でも、また記録を更新するわよ」とユルマズさんはデミルオレン・ニュースに語りました。

Hurriyet
7月に優勝したときのユルマズさん。スリムなのにねえ。


レストランの主人イリヤス・デミルさんは、「コンテストが人気を呼んで喜んでいます。おかげでお客様が増えました」と言いました。「このコンテストに参加しようと、アンタリヤ外から来る方もいます。400本以上食べた方にはみな、電動自転車をプレゼントすることにしました」コンテストの参加料は700リラです。


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