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収監中のHDPデミルタシュ前党首が大統領選に指名

2018年05月05日 | 国内
5月5日 収監中の人民民主党(HDP)のセラハッティン・デミルタシュ前共同議長が、5月4日、イスタンブルとディヤルバクルの同党の集会で、大統領選候補に指名されました。

 Hurriyet

ディヤルバクル県スル地区のHDPの集会で、ペルヴィン・ブルダン共同議長が、デミルタシュ氏の立候補を発表する声明を読み上げました。「大統領選にだれを立てるかというなら、私たちは確信を持ってセラハッティン・デミルタシュ氏を支持すると答えます」と、ブルダン共同議長は言いました。

「これは与野党の2つの同盟に対抗する唯一の代案です」と、彼女は言い、公正発展党(AKP)と愛国者運動党(MHP)との“人民同盟”と、共和人民党(CHP)と善良党(IYI)、福祉党(SP)、民主党(DP)の野党同盟に言及しました。

親クルド政党HDPの数人の議員と支持者たちは、この発表のために、イスタンブル・ベシクタシュ地区のアブバサーア公園に集結しました。デミルタシュ氏は、HDPの共同党首だった2014年の大統領選にノミネートされたとき、9.8%の票を得ました。現職のエルドアン大統領は、この選挙で51.8%を獲得しました。

デミルタシュ氏は2016年11月以来、エディルネの刑務所に収監され、一連のケースの裁判中で、“テロリスト組織を指導した”などの容疑で、何十年もの禁固刑に直面しています。


「緊急事態下ではフェアな選挙は不可能だ」デミルタシュ氏

親クルド政党・人民民主党(HDP)のセラハッティン・デミルタシュ前共同議長が、刑務所の中からエルドアン大統領に挑戦し、「緊急事態下ではフェアな選挙は不可能だ」と言いました。

 Hurriyet

デミルタシュ氏は、5月4日、HDPの候補になってから初の外国メディアのインタビューで、野党は選挙運動で大きな障害に出会うだろうと語りました。「デモは禁じられ、話すことも禁じられ、政府を批判することも禁じられ、平和を守ることまでテロの宣伝と見られる」と彼は言いました。

「反体制派の多くのジャーナリストが逮捕されている。多くのテレビ・ラジオ局が閉鎖された。このような状況ではフェアな選挙を行うことは不可能だ」とデミルタシュ氏はロイターの質問に応え、手書きの回答文を弁護士に渡しました。

デミルタシュ氏とHDPは、エルドアン大統領と長期政権・公正発展党(AKP)に対する選挙戦では、他の野党以上に厳しい戦いを強いられるでしょう。デミルタシュ氏は治安容疑で1年半、刑務所にいます。もし有罪となれば、142年の禁固となります。

HDPは5月4日、彼の立候補を発表し、白いシャツと黒いズボン姿で、エディルネの刑務所の中庭で微笑む、やや痩せたデミルタシュ氏の映像を公開しました。彼はトルコで最も知られた政治家の1人であり、2015年の選挙では、HDPを国会で第2の野党に押し上げました。いま、彼はテロの容疑に直面しています。

検察はデミルタシュ氏と他の多くのHDPのメンバーは、非合法組織クルド労働者党(PKK)と結束していたとして告発しています。「私は有罪になっていないから、立候補するのに法的障害はない」と彼は言いました。「裁判所が私を有罪として妨害したら、それはスキャンダルであり、犯罪だ」


ギュル前大統領がアカル参謀総長の訪問を認めた

 アブドゥラ・ギュル前大統領が、5月4日、フルシ・アカル将軍が彼を訪ねたことを認め、アカル将軍が大統領選に出馬しないよう彼を脅すために訪れたという話を否定しました。

 Hurriyet

「その日、彼はみんなの前で私と会った。だから、秘密の話ではない」と、ギュル前大統領は、金曜礼拝の後、記者団に語りました。「訪問中、脅したり、侮辱したりするようなこともなかった」

最大野党・共和人民党(CHP)のケマル・クルチュダルオール党首は、参謀総長とイブラヒム・カルン大統領主任顧問が、ギュル氏に、大統領選に出馬しないよう脅したと主張し、会談に関して明白に発表するよう要求しました。

4月28日、ギュル前大統領は大統領選に出馬しないと発表しました。「私の立候補について、問題にするはなにもありません」と、ギュル前大統領は記者団に語り、野党間にコンセンサスがないと言いました。


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