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トルコの銀行は打撃を受けながらもサイバー攻撃をかわしている

2015年12月27日 | 国内
12月27日 先週、ハッカーたちがトルコ国内で一連のサイバー攻撃を強化したため、トルコの多くの銀行が、オンライン操作とクレジット・カード関連の業務で、深刻な混乱を生じたと報告しました。

 Hurriyet

ロイターによると、イシュ銀行、ガランティ銀行、ジラアト銀行など、いくつかの銀行の幹部がサイバー攻撃を受けていることを認め、断続的に中断していると言ったそうです。銀行の株式はニュースによって動きませんでした。

「攻撃は深刻です」と、インタネット・プロバイダー・トルコ・テレコムの代表オヌル・オズ氏は言いました。「しかし、ターゲットはトルコ・テレコムではなく、銀行と公的施設です」と彼は言いました。「トルコの公的施設の大半は、サービス・プロバイダーとして、テレコムを使っています。わが社は被害を受けている企業のひとつです」

専門家によると、トルコの約5万のコンピュータが、所有者は知らずに、意図せずに攻撃に助力しているそうです。サイバー攻撃の背後にいるハッカー・グループといわれる「アノニマス」が使っているテクは、「サービス攻撃の拒否」(DDoS)として知られていると専門家は言っています。

DDoSは基本的に、ウエブサイトのユーザーのキャパシティを超える多量のトラフィックを流し、サイトを封鎖するものです。ハッカーたちは何千ものコンピュータに隠れたソフトウエアを使い、ターゲットのウエブサイトに多量のトラフィックを流そうとしているのです。このテクによって、気づいていないユーザーのコンピュータを“ゾムビ”マシンに変えて、攻撃をしているのです。

トルコは先月、ロシア機を撃墜し、ロシア政府はトルコに経済制裁を課しました。過去に、エストニアやジョージアのような国々が、モスクワの怒りを買った後、ロシアが発したサイバー攻撃に悩まされました。ロイターがロシア外務省のコメントを求めましたが、返答は得られなかったそうです。

アノニマス・ハッキング・グループは、You Tube に、週末、ビデオを載せました。ビデオはその後、除去されましたが、トルコがイスラム国(IS)への支援を止めなければ、サイバー攻撃はつづき、トルコ当局が無視しているプーチン大統領の主張に信頼性を与えるだろうと、アノニマスは言っています。


東南部で文化センター爆弾攻撃。市民6人負傷

南東部シュルナク県の文化センターの爆弾攻撃で、学生4人と図書館職員2人が負傷しました。

 Hurriyet

12月25日、午前9時、覆面をしたPKK(非合法組織クルド労働者党)の戦闘員が、文化センターのボイラー室に入り、即席爆発物を置きました。文化センターの隣りの「シュルナク環境・都市計画局」の近くで、治安部隊が塹壕とバリケードの除去作業を行っていました。

シュルナクの中心イエニ・マハレにある文化センターは建物の内部から火が出ました。PKKは爆発が起こると、火炎瓶を投げて逃げました。

Hurriyet

図書館内では17人の学生が勉強中でした。学生たちに死者は出ませんでしたが、4人の学生と2人の職員が火で負傷しました。PKKの戦闘員は逃げながら、治安部隊に射撃し、警察も応戦しました。負傷した市民はシュルナク国立病院へ運ばれました。

・・・図書館で勉強している学生さんたちを攻撃して、それが平和と自由につながると言うのでしょうか。PKKはまったくのおバカ集団になってきました。


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