11月15日 「トルコ人とギリシア人で一国をつくるのは、いまや不可能です。南北が平和的解決で合意できないのなら、それぞれの領土をそれぞれ統治して、“友人”のままでいたほうがベターでしょう」と、トルコ・キプロスのデルヴィシュ・エルオール大統領が提案しました。
Hurriyet
アレクサンダー・ダウナー国連公使(左)はキプロスを何度も訪れていますが、まだ成果は上がっていません。右はトルコ・キプロスのデルヴィシュ・エルオール大統領
「ギリシャ・キプロスはわれわれと結婚することも、離婚することも望んでいません。それなら、できることは、ギリシア・キプロス人は南に住み、トルコ・キプロス人は北に住むしかありません。キプロスの2つのコミュニティが、ひとつの国家をつくるのは不可能です」とトルコ・キプロスのエルオール大統領は、トルコ・キプロス独立30周年に訪れた記者団に語りました。
「トルコ・キプロスとギリシア・キプロスは1970年代後期以来、平和トークをつづけ、1988年と2004年には重要な草案もつくられましたが、いずれもギリシア・キプロス人に拒否されました」とエルオール大統領は言いました。
トルコ・キプロス共和国(TRNC)は、1983年11月15日、ラウフ・デミルタシュ前大統領によって、独立国宣言が行なわれました。それ以来、この国を公認しているのはトルコだけです。
国連のバン・キムン事務総長は9月、何十年もつづいている問題解決のために、新たな話し合いを始めるよう、両国に呼びかけました。両国は積極的にこれに応じましたが、ギリシア・キプロスが交渉に前提を提示したため、交渉は始まりませんでした。
「話し合いを始めるのに、前提を出されたのは、これが初めてです。彼らはファマグスタのヴァロシャの返還を求めてきました。ヴァロシャは包括的な居住地の一部であり、領土に関する話し合いの場で討議されるべきです」とエルオール大統領は言っています。
「トルコ・キプロスとギリシア・キプロスは1970年代後期以来、平和トークをつづけ、1988年と2004年には重要な草案もつくられましたが、いずれもギリシア・キプロス人に拒否されました」とエルオール大統領は言いました。
トルコ・キプロス共和国(TRNC)は、1983年11月15日、ラウフ・デミルタシュ前大統領によって、独立国宣言が行なわれました。それ以来、この国を公認しているのはトルコだけです。
国連のバン・キムン事務総長は9月、何十年もつづいている問題解決のために、新たな話し合いを始めるよう、両国に呼びかけました。両国は積極的にこれに応じましたが、ギリシア・キプロスが交渉に前提を提示したため、交渉は始まりませんでした。
「話し合いを始めるのに、前提を出されたのは、これが初めてです。彼らはファマグスタのヴァロシャの返還を求めてきました。ヴァロシャは包括的な居住地の一部であり、領土に関する話し合いの場で討議されるべきです」とエルオール大統領は言っています。
古代ローマ人の生活がうかがえる廊下が出土
イズミル県の古代都市メトロポリスの発掘で、2000年昔の古代ローマ人の生活がうかがえる40メートルの廊下が出土しました。廊下のまえには、浴場やスポーツ場も出土しています。
このプロジェクトはトルバル町と「メトロポリス愛好者協会(MESEDER)」とともにサバンジュ財団も支援しています。
このプロジェクトはトルバル町と「メトロポリス愛好者協会(MESEDER)」とともにサバンジュ財団も支援しています。
Hurriyet
レンガで蔽われたアーチ型の廊下は保存状態もよく、2000年昔の人々の社会生活をうかがわせるものです。
この廊下はローマ浴場で働く召使たちが使ったのだろうと考古学者たちは考えています。浴槽と窯場も出土しました。
発掘隊長である、ジェラル・バヤル大学考古学部のセルダル・アイベク準教授は、この6000平米の発掘現場から出土した廊下は、まさにサプライズだと言っています。
「このようなよい状態で残っていたことは非常にエクサイティングです」
発掘現場に1人の男と1頭のヤギの足跡が残っているのが発見されました。
「この足跡ができたのは、浴場が建てられたときか、修理されたときでしょう。土がまだ乾かないときに、ヤギがここに入ったので、1人の男がそれを追ったのだろうと、私たちは考えています」とアイベク準教授。
古代都市メトロポリスはイズミルから40キロ、有名な古代遺跡エフェススから45キロにあります。
古典時代、ヘレニズム時代、ローマ時代、ビザンティン時代、オスマン時代の足跡が残るこの遺跡は、23年前から文化観光省が行なっているプロジェクトの一環として発掘がつづいています。
この廊下はローマ浴場で働く召使たちが使ったのだろうと考古学者たちは考えています。浴槽と窯場も出土しました。
発掘隊長である、ジェラル・バヤル大学考古学部のセルダル・アイベク準教授は、この6000平米の発掘現場から出土した廊下は、まさにサプライズだと言っています。
「このようなよい状態で残っていたことは非常にエクサイティングです」
発掘現場に1人の男と1頭のヤギの足跡が残っているのが発見されました。
「この足跡ができたのは、浴場が建てられたときか、修理されたときでしょう。土がまだ乾かないときに、ヤギがここに入ったので、1人の男がそれを追ったのだろうと、私たちは考えています」とアイベク準教授。
古代都市メトロポリスはイズミルから40キロ、有名な古代遺跡エフェススから45キロにあります。
古典時代、ヘレニズム時代、ローマ時代、ビザンティン時代、オスマン時代の足跡が残るこの遺跡は、23年前から文化観光省が行なっているプロジェクトの一環として発掘がつづいています。
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