トルコのトピックス

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東南部イスケンデルンで車爆発、4人負傷

2012年11月02日 | 国内
11月1日 トルコ東南の端っこイスケンデルンの軍駐屯地から150メートル、ガソリンスタンドの前で、車が爆発しました。

 Hurriyet

詳細はまだわかりませんが、4人の負傷者がイスケンデルン公立病院に運ばれました。

いずれテロリスト集団PKK(クルド労働者党)の仕業であることはまちがいないでしょう。もううんざりですね。


PKKがらみ政治犯のハンスト51日目

エルドアン首相は「ハンストは茶番」と一蹴しましたが、トルコの主要な医療協会(TTB)は、木曜、あと10日ハンストをつづけると死者が出るかもしれないと警告しました。

 Cumhuriyet

ハンストは51日目に入り、全国で700人ほどの囚人が同調しているそうですが、その抗議者のほとんどはテロリスト集団PKKのメンバーとして有罪になった連中で、彼らの最大の要求は、マルマラ海の島に収監されているPKKのリーダー、オジャランの待遇改善なのです。

ハンストといっても、「生命を長引かせ、何週間も抗議をするために」砂糖と水とビタミン剤は摂取しているそうです。

全国の医者の代表である医療協会の会長オズデミル・アクタン氏は「われわれが懸念するのは、40日後からハンスト者に障害が出はじめ、60日たったら死者が出はじめるかもしれないということです」と言っています。

・・・しかし、オジャランを自由にしろということは、すなわちPKKを支援せよということではないですか。無辜の市民や外国人ツーリストまでバタバタ殺傷し、EUやアメリカからもテロリスト集団と折り紙をつけられているPKKを支援する人々には、ハンストされても同調できませんね。
ハンストも一種の暴力じゃないですか。話し合いではない、問答無用の脅迫的行動という意味で。茶番とは言いませんが、卑劣な手段、でなかったら愚かな手段では?


   カッパドキア・ギョレメの貴重な2教会の修復なる

ビザンティン美術の重要なモデルである、ギョレメのトカル教会とシェヒトレル教会は13世紀、戦死したキリスト教徒兵士を記念して建てられたものです。

 Hurriyet

2教会の修復・保存プロジェクトのリーダー、イタリアのトゥチア・ヴィテルボ大学修復・保存学科のマリア・アンダローラ教授は「トカル教会の壁画とフレスコ画は技術的に非常に重要なものです」と言っています。
「トカル教会の大きな特色は、ヴァチカンのシスティーナ教会のカッパドキア・ヴァージョンといえることです」

ネヴシェヒル博物館によると、2つの教会はビザンティン時代の13世紀、中央アナトリアのシワスで死んだ40人のキリスト教徒兵士を記念して建てられました。
2つの教会の壁画とフレスコ画は時をへて侵食されましたが、このプロジェクトでトルコとイタリアの専門家のチーッムによって修復されました。

2つの教会は、観光客にも人気の「ギョレメ屋外博物館」の入口にあります。修復作業は今年で完了しましたが、今後2年間は定期的な修復・保存作業がつづくそうです。


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コメント
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