新潟カウンセリング研修センター

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教育は死んでいる

2018-09-22 08:27:31 | 私の声
「成長」と言うことばを、普段よく聞いたり言ったりしているが、ほとんどの人は自分の身に実感の無いままに過ごしている。肉眼に見える範囲の変化だったり、漠然とした感じでだったりのところを、いい加減に言っているだけ。精神の成長は、ことばに聞かせていただける学びを必要としている。コツコツ丁寧な学びには、学ばせていただける人間に値遇(であ)えるかどうかに、かかっている。私はカウンセリングに出会い、尊敬できる師に値遇えてしみじみ言える。「成長」とは、が見えて「成長」への手だてが見える学びを、学校の教師こそ必要なのであるが、全く関心すらなく教育はすでに死んでいる。毎年県内で3泊4日カウンセリング宿泊研修会を開催するも、教師の参加は全くない。児童生徒の自殺・いじめは深刻化するのは、当然のこととして捉えている。事件が明るみに出るたびにその対策を考えているが、もういい加減にお手上げにならないと、道は開かれていかないのである。そのような対策でなんとかなると思っているうちは、学校教育の目指せないと目覚める教師が一人でもいないのか。周りから指摘されてではなく、自分自身に深刻に感じられる教師は、一人もいないのが恐ろしい。どこまで受け身なんだ。学びはおのずから能動的にしてこそ、真の実力が育まれるのである。