新潟カウンセリング研修センター

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素顔の美しさ

2015-03-19 07:47:48 | 私の声
 車を運転していて赤信号で停止した時、何気なくバックミラーに目がいっていた。思わずそこに写っていた吾顔に、見とれていたかつてのできごとを思いだしている。なかなか素顔いいじゃないか、と。新たな発見といえるできごと。日常当たり前のように見過ごしてきていたことが、鮮やかにクローズアップされた感じである。お化粧するのには、その人その人に思いが有りそう。例えばテレビの化粧品のコマーシャルによれば、しみ・そばかす・しわ・たるみを見えにくくして、若く見せるためなどに効果的であるとして使用を促している。効果的に役立つような化粧品の紹介が盛んなのは、しみなどを気にしている人が多いからであろう。使用の前後を比較して、使用後がどれほどきれい(化ける)になったかを強調したり、喜んでいる様子に覚めてくるのだ。
 バックミラーに写った素顔に始まった素顔ではあるが、その物理的な素顔にとどまってやいないゆえに。これまでの吾あゆみを想うに、素顔に値遇(であ)いたくて値遇いたくて倦まず弛まずの道程だったと言える。隠したり、無理したり、鵜呑みにしたり、鈍感になっていたり、拒んでみたりして、歪んでしまっていて、ことばの素顔・あるがままが見えにくくなっていた。このように言えるようになったのは、さまざまな人たちにお世話になりながら、カウンセリング(仏法)に学び値遇わせていただいてきたお陰でした。歪みがなくなったのではない。歪みが歪みとして歪みに値遇わせていただき易くなれたと言える。あるがまま(ことばの素顔)に値遇えるに優る歓びはなし・・・・・・・。