sachiclinic's blog

すこやかな毎日を迎える日のために

患者さんのお母さまからの手紙

2018-03-19 10:14:11 | 日記
拝啓
北風すさぶ季節になりました。
隅田先生さち皮ふ科クリニックの皆様いかがお過ごしですか。
いつも息子が大変お世話になっております。
ありがとうございます。

今年の四月の末に急な電話にもかかわらずお忙しい中お電話を下さったり、
快く診察をお引き受け頂きましてありがとうございました。

電話した時期は、息子のアトピー治療の為に塗布していたステロイド剤が
塗れども塗れども顔から浸出液があふれ出て・・・。

どうにもならない状態で、ほとほと困り果てた状態でした。
毎日ネット検索でアトピー、治療、病院と調べてました。

思い起こせば年齢を重ねるうちに乾燥肌になっていきました。
(幼少期はキレイな肌だったんです)
高2の冬、目の周りが痒くなり始め、こするようになり、
アレルギー性鼻炎のせいだと思ってました。

だんだんと痒くなる範囲が広がって、病院を受診、
アトピー性皮膚炎と診断されステロイド入りの塗り薬を
使用することになりました。

心の中でステロイドは良くない薬っていうことだけしか知らなくて
使いたくないな・・・と思っていたのですが、
その時の先生は「ステロイド剤は怖い薬ではありません。
ステロイドを使って一気にアトピーを治してから弱い薬に変えていきましょう・・・」
という趣旨のことをいわれました。

その日からステロイド漬けの日々が始まりました
。確かに最初はよく効いておりました。
そのうちに、良くなったり悪くなったりを繰り返し当時の先生に「
塗りが足りない」とお叱りを受ける時もありました。

一向に薬が減ることがなく、TVで見た水素風呂が良いと聞けば、
水素発生器をレンタルしたり、ビタミンCが良いと聞けば・・・サプリを飲ませたり、
ズルズルと・・・この四月にアトピーが大爆発しました。

その時にさち皮ふ科クリニックさんのホームページにたどり着きました。
ホームページを拝見させて頂いて息子を治して頂ける病院はここしかない!!
居てもたっても居られずにお電話させて頂いた次第です。

あの時の私は・・・発狂寸前でした。
当時の担当の先生の指導通りに塗っているのに、何故?何故?
アトピーは一生治らない病気なんだ・・・途方に暮れるばかり。

浸出液は止まらず・・・息子の顔はぐちゃぐちゃ
「20歳の子になんてことをしたんだろう」と
自分を責める事しか出来ませんでした。

さち皮ふ科クリニックで診察できることになって、
前の日の夜・・・息子に「ごめんね・・・ごめんね・・・」と
心から謝ることしか出来ませんでした。

息子がポツリと言ったことは「ぼくは一生この顔と付き合っていくのだな・・・と思ってた」と、
言われた時は本当にショックでした。
さちえ先生に診て頂いて・・・
アトピーは時間がかかるけど本人が治そうという気持ちがあれば治るということ

保湿しない・身体を洗いすぎない・規則正しい生活・界面活性剤の怖さ・
睡眠、運動の大切さ・良質タンパク質を採る・ステロイドの怖さ 
等を教えて頂きどれも目からウロコが落ちました。

今までの先生はステロイド剤の副作用については
一言も教えては下さいませんでした。

サロンド・アトの勉強会にも参加させて頂いて、
患者の皆さんの生の体験談も聞かせて頂いて、
皆さんも大変な努力をしてきたことを学ばせて頂いているうちに、
自分の愚かさと反省することに気付いて涙が止まりませんでした。

ネット上にさちえ先生がアトピーの正しい治療法を発信して下さってなかったら・・・
今の私は間違いなく精神を患っていたことと思います。

息子も学校に行けない状態になっていたかもしれません。
さちえ先生と治療が始まってから皮膚がこれでもかっ!?っていうぐらい
はがれ落ち、父親が「ホントに大丈夫なんか?」と心配の日々でした。

息子はマスクをせずに学校に行くと言っていたのですが、
親が「頼むから、皆がビックリするといけないからマスクだけはして行ってくれ!!」と
お願いするほどでした。

ただでさえ友達の少ない息子から去っていってしまう子も居るだろうと
心配しましたが、お陰様で親友の一人は「お前、昔から超乾燥肌だったもんな・・・。」と
言ってくれる素敵な友達もいたことに気付かされました。
ありがたいことでした。

生涯の内、良い先生に出会えなければ治る病気も治らない。
スポーツや勉強だってよい先生(指導者)に巡り合えなかったら・・・
伸びしろがあっても引き出して頂けず、
くすぶったままで終わってしまうということを、
この年になって身にしみてわかりました。

今年、さちえ先生に巡り合えた私たち家族は、この上なく幸せでした。
本当にありがとうございました。
息子はまだまだ完治には至ってませんが、良い状態をたもてております。

この嬉しい気持ちは是非ともお伝えしなければと思いお便りさせて頂きました。
かなり長いお便りになって、乱雑乱文になってしまい申し訳ございません。

来年もどうぞ息子のことろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎えくださいませ。         

敬具
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