そよかぜから-映画

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竜馬の妻とその夫と愛人

2008年07月05日 | 人間/社会派ドラマ

2002年 日本 117分
■2008.6.20 日本映画専門チャンネル
■監督 市川準
■出演
   木梨憲武(西村松兵衛)  中井貴一(菅野覚兵衛)
   鈴木京香(おりょう)  江口洋介(虎蔵)
    トータス松本(坂本竜馬)

 《story》

「しょーがないじゃん、好きなんだから」

竜馬が暗殺されて13年。かつての同士たちは出世し、竜馬の13回忌の計画を立てていた。元妻のおりょうを招くために、おりょうの妹と結婚した菅野が向かった。おりょうは、テキ屋の西村と再婚し、おんぼろ長屋で暮らしていた。訪ねてみると、おりょうは、竜馬に似た虎蔵と浮気をしていた。それを知りつつも何も出来ないでいる情けない夫の松兵衛。ついにおりょうは虎蔵と家を飛び出すと言う。虎蔵がおりょうを愛しているならと許そうとする松兵衛。しかし、虎蔵はただ竜馬の真似をしているだけであることが判明。虎蔵と松兵衛の決闘が始まった。おりょうが愛していたのは竜馬だけ。

 好きでたまらない気持ち

愛すべき竜馬。あの時代の人々も、そして今も。自分のためでなく、日本のために日本を愛し懸命に尽くした人。「竜馬」と聞けば、「何だろう」とのぞいてみたくなる。だれもが竜馬が好きだった。と同時に、竜馬が愛したおりょうにも関心があったのだろうか。それとも、「おりょう」という一人の女性に魅力があったのか。そこはよくわからないけど、この映画の中ではだれもが好きでたまらなかった。だから、恥も外聞も捨てて突き進む。浮気だろうが、寝取られようが、不倫だろうが・・・。

史実のおりょうはどんな生き方をしたのだろうか。竜馬とどんな愛し方をしたのだろうか。映画ではただコミカルに描かれているけど、歴史と作り物と、その違いを知りたいものだ。映画で見たことをつい実際にあったことだと思いがちだ。竜馬が暗殺されたのは、しびれ薬を飲まされていたから・・・そうなんだと思うかな。


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