そよかぜから-映画

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男はつらいよ27 浪速の恋の寅次郎

2006年08月20日 | コメディ

1981年 日本 104分
■2006.8.20 BS2
■監督 山田洋次
■出演 渥美清(車寅次郎)  倍賞千恵子(さくら)  松坂慶子(大坂の芸者、ふみ)  下絛正巳(おいちゃん)  三崎千恵子(おばちゃん) 吉岡秀隆(満男)

《story》 
印刷工場の経営が苦しいたこ社長を、帰ってきた寅さんがからかった。夜になっても帰ってこないたこ社長を心配した寅さんは、金策がうまくいって一杯やっていたたこ社長とまたもめる。そして、寅さんは旅に出る。
瀬戸内海の島で、墓参りをする女性おふみさんと出会う。身寄りのないおふみさんを励まし、フェリーで送る。
大阪で商売をしているところにおふみさんと出会う。おふみさんは芸者だと知り、飲み歩く。身寄りのないおふみさんだと聞いていたのに、あるとき小さいときに生き別れになった弟のことを聞く。すぐに二人で勤め先を訪ねるのだが、すでに亡くなっていた。意気消沈したおふみさんは、その晩、酔いつぶれて寅さんの部屋に泊まる。寅さんは、おふみさんが眠った後、部屋を出て、別の部屋で眠る。朝、部屋に戻ると「どう生きていくか考えます」という書き置きがあった。寅さんは部屋を引き払い、柴又に帰った。
しばらくして、おふみさんがとら屋を訪ねてくる。結婚を知らせにきたのだった。寅さんは、なぜわざわざ知らせに来たのかとつらい気持ちを抑えながらも、おふみさんを祝福するのだった。

◎だれとでもすぐに仲良くなれるところが寅さんのいいところだと思う。特に女性だけど、親しくなって相手を大事にしすぎるんだと思う。それが恋に変わって危険信号。相手の気持ちがよくても悪くても、もう寅さんは一緒にいられない。相手の気持ちが良くてもだめなんだから、恋が実るわけがない。でも、まただれかとすぐに仲良くなる。失恋や別れることはつらいけど、気軽に声をかけ、普通は言えないことも話ができる寅さんは素晴らしいと思う。寅さんと出会う人はみんなこうして幸せになっていくんだから。寅さんはつらいと思う。でも、月日がたって、再び「元気か」って会えるところがもっと素晴らしいと思う。
今回から、満男の役が吉岡秀隆に変わった。やっぱりちがう、あまり台詞はないけど、存在感がある。これからが楽しみだ。


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