そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

ベスト・キッド4

2006年05月03日 | ラブロマンス/青春

1994年 アメリカ 108分
■原題「The Next Karate Kid」
■2006.5.5 wowow
■監督 クリストファー・ケイン
■出演 ヒラリー・スワンク(ジュリー・ピアース) ノリユキ・パット・モリタ(ミヤギ) マイケル・アイアンサイド(デューガン大佐) クリス・コンラッド(エリック) コンスタンス・タワーズ(ルイーザ・ピアース)

《story》
ミヤギは亡くなった戦友の家を訪ねる。そこでは両親を亡くした孫娘が立ち直れずに祖母に反抗的な態度を取っていた。ジュリーは孤独にさいなまれ喘いでいた。ミヤギは彼女を任されともに生活を始めた。そして彼女の優れた運動神経を見つけ、空手に生かそうとする。空手の練習をしていくうち、ジュリーはミヤギに心を開いていく。

◎どこでも、力だけを誇示する人はいるものだ。その荒れた心は、たとえ力があっても他人を傷つけていく。そんなキャラがいなくては話にならない。力の対決は心の対決でもあるのだから。心があってこそ、力は生きてくる。人を傷つけるだけの力ではなく、人を生かす力となる。お坊さんの優しさが好きだな。小さな車に乗ってくるところや、ボーリングをするところはおもしろくてスカッとする。堅苦しいだけの僧の世界ではなく、あったかさがある。これが「心」だと思える。善は最後に勝たなきゃね。空手にもう少し迫力がほしいかな。

地獄の黙示録 特別完全版

2006年05月03日 | 人間/社会派ドラマ


2001年 アメリカ 203分(1979年 153分)
■原題「Apocalypse Now Redux」
○アカデミー賞 / 第52回(1980年)撮影賞、音響賞
■2006.5.3 wowow
■監督 フランシス・フォード・コッポラ
■出演 マーロン・ブランド(カーツ大佐) マーティン・シーン(ウィラード大尉) ロバート・デュヴァル(キルゴア中佐) ハリソン・フォード(ルーカス大佐) フレデリック・フォレスト(シェフ) アルバート・ホール(チーフ) ローレンス・フィッシュバーン(クリーン) オーロール・クレマン(ロクサーヌ) デニス・ホッパー(フォト・ジャーナリスト)

《story》
1980年ベトナム戦争。ウイラード大尉は一人の特殊部隊将校カーツの暗殺を命じられた。カーツは数々の勲章を贈られるほどの優秀な軍人だったが、現地の人間を組織して部隊を作るという目的で、奥地に潜入して以来、異常な行動をとっていた。軍と連絡を絶ち、自らの王国を作っているというのだった。
危険区域通過の護衛を依頼すべく、空軍騎兵隊第一中隊にキルゴア中佐を訪ねたが、激戦の中でサーファーをしようとする異常な行動に圧倒されるのだった。その後出会う部隊も、あまり尋常とは思えないものだった。奥地に近づくにつれ、ウィラード大尉は、軍からのカーツ大佐の情報を前に、彼は狂人なのかどうなのか疑問に思うのだった。王国では、カーツ大尉は神と呼ばれていた。そこでウィラードは・・・。

◎戦争は尋常なものではない、ということがよくわかった。だれかのために命をかけて戦うなどバカらしくなる。そこには守るべき国も人もいない。自分自身だけである。
この作品にはいろいろな意味がこめられているのだと思う。しかし、私にわかるのは戦争は尋常ではない、それだけである。戦闘シーンはすさまじいものだった。これだけお金をかけて「もったいない」・・映画を撮るために、こんなにジャングルが破壊されていいのだろうか。そんなことを考えてしまう。
「2001年宇宙の旅」の難解さを思い出す。この映画にもきっと壮大なメッセージがあるにちがいない。でも、わからない。