そよかぜから-映画

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ソフィーの選択

2006年04月28日 | 人間/社会派ドラマ


1982年 アメリカ 152分 
■原題「Sophie's Choice」
○アカデミー賞 / 第55回(1983年)主演女優賞
○ゴールデン・グローブ / 第40回(1982年)
■2006.4.28 wowow
■監督 アラン・J・パクラ
■出演 メリル・ストリープ(ソフィー) ケヴィン・クライン(ネイサン) ピーター・マクニコル(スティンゴ) リタ・カリン(イェッタ) スティーヴン・D・ニューマン(ラリー) ジョシュ・モステル(モーリス・フィンク) グレタ・ターケン(レスリー)

《story》

アメリカ南部からニューヨークにやってきた作家志望のスティンゴ。同じアパートの上階に住んでいたソフィーとネイサンと親しくなり、奇妙な交流が始まった。ネイサンは時にソフィーとスティンゴの二人に、異常なまでの愛情を示し、また時に被害妄想的な行動に出た。しかし、ソフィーはドイツ収容所でのつらい過去があった。スティンゴは次第にソフィーに惹かれていき、彼女の悲惨な体験を階間みるのだった。

◎「ソフィーの選択」それは到底できない選択だった。それを無理にでもさせてしまう戦争こそあってはならないものだった。戦争が終わった今も、過去は消えることなく、心と体をむしばんでいく。そんな彼女の支えになったのだネイサンだった。彼の分裂病的な相反する行動について、きっとソフィーはわかっていたと思う。けれど、自分を救ってくれたネイサンを突き放すことはできない。それはかって失った多くの命があるからだと思う。それ以上難しいことはわからない。ただ、戦争がどれだけ人の心をむしばんでいくのか、たとえ終結しても、それをどこまでもひきずっていく。戦争は絶対いやだ。