ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

ガイドブック作りの夕べ

2012年02月27日 02時03分50秒 | コンケン 第9特別教育センター

最後の大仕事。
自閉症の子どもたちに対する対応を記した、教師、保護者へのガイドブック作り。

先生達と話し合う時間を大事にしたいけれど、なかなか時間が合わない。
話し合いを毎日続けるというのがとても難しいことで
先生たちは約束していてもいなくなっていたり、急に行事が入ったり。


そして、一番こまるのが、私にとってはそれは時間の無駄では?
と思う作業を要求されること。
書き上がった挿絵入りの全ページをスキャンして、
パソコン上で挿絵を1つずつ切り取り、文書に挿入しなさいと。
すでに、直接を描きおえた原稿をなぜ? なぜもう一度そんな手間を?
無駄な時間はなるべくないように、徒労に終わることはしないですむように
と思う、それが 当然だと思うのだけど。


でも、彼らの力を借りないと完成できるはずもなく、
彼らの言う通りにやってみようと、徒労じゃないのかという疑いを打ち消しながら
彼らの差し出す船に乗ってみる。


センター長の息子のトノが、今日は私と一緒にガイドブック作り。
トノも仕事をしながらだから、話し合いは深くできないにしても、
となりに座ってくれているだけで ちょくちょくと話ができて意味がある。
      


トノとカウンターパートのビウが、最終ページに私の経歴や所属
名前と写真を載せるという。
それは恥ずかしいから いやだ、この本は私の本ではなく
この コンケン第9特別教育センターの本としておいていくのだからと
言うけれど、
「マイトンアーイ」(恥ずかしがらなくていいの!)
と二人はもう そのレイアウトを考えている。



あれ?トノ、その隣に置いてあるものはなに?
       


「お腹すいたら食べてね。」
と言ってくれた、これ、アリ。
イサーン名物、昆虫食。
      


アリと アリの女王様と アリの卵が 炒められてごった返している。
香ばしくていい香り。
      


仕事をしているこの会議室に、あちこちに果物と、昆虫食。
スイカ、グアバ、バナナ、そして蟻。
アリンコをつまみながら仕事に励む。
      


あれ?気がつくと 誰もいなくなった。
がらーん。
      


夕方6時を過ぎても誰も帰ってこない。
もう、家に帰っちゃったのかな。
一人でガツガツ仕事をする。
      


ガツガツガツガツ 仕事をして、今日の挿絵スキャンと切り取りと文書への挿入は終了。
      
 


最終報告書も書かなければならない時期にきているけど
このガイドブックの完成を私が見られるのか、
保護者や先生達の反応を目にできるのか、
まだ全く読めなくて、最終報告書も書けない。

手探り状態、けれど なんとしてでも終わらせる、最後の帳尻はぴったりあわせる、
タイ人だから、そんな気がする。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。