日本大使館より在日邦人に緊急一斉メールが届く。
ここのところ、洪水に関しての緊急メールが絶えない。 →2011/10/8ブログ 「タイの洪水被害」
□■□■タイ在留邦人の皆様へ【大使館からのお知らせ】□■□■
(2011年10月10日現在)
タイ北部・中部地域及びバンコク都における降雨・洪水被害に関する注意喚起
1.7月以来続いている豪雨により広い地域において河川の氾濫、土砂災害、
冠水被害等が発生しており、10月10日現在で260人以上の死者が出ている模様。
特に、アユタヤ県内において甚大な被害が発生している。
また、バンコク都内においても、チャオプラヤー川の水位が上昇しており、
川沿いの地域においては冠水被害も発生。
なお、気象予報によれば13日~18日にかけて高潮を迎えることから、
海面潮位の上昇が見込まれる。
2.9日(日)インラック首相は、 → 2011/7/4ブログ 「タイで女性初の首相誕生」
「タイ北部及び中部における雨量は減少傾向にあり、チャオプラヤー川の水量に関しては、
12日から13日にかけて最大規模になると見られるものの、
約1週間ほどで水量は徐々に減っていく。
タイ政府としては、堤防の状態を注視していく。
バンコク都内に関しては、西部で放水の準備を急がせており、下東部及び、
スワンナプーム周辺における排水溝の掘削を命じたところである。
川の周辺及び堤防外地域の住民に対しては、関連情報に注意するとともに、
家財を域外に移すといった準備をお願いする。」
このような旨を述べている。
3.アユタヤ県内及びナコンサワン県内への渡航を計画されている方は、
気象や水害の情報収集に努め、予報・警報にも留意しつつ、
日程・移動経路又は訪問地を変更したり、不要・不急の渡航・移動を控えるなど、
災害に巻き込まれないよう、行動予定を慎重に検討してほしい。
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チャオプラヤー川と運河の水位上昇、
そして13―18日の高潮、13―19日に予想される雷雨が重なり、
バンコクでさらに洪水が起きる恐れがある。
その、安全対策を講じるように呼びかけている。
大使館が挙げた対処法は、
▽懐中電灯、携帯用ラジオ、カートリッジ式ガスコンロなどを手元に置いておく
▽飲料水・食料を備蓄する
▽家族などに緊急時の連絡先を知らせる
▽河川、住宅地の側溝のはんらん、洪水を警戒し、事前に場所を確認する
▽事前に避難場所を確認する。必要な場合には安全な場所で待避する
▽断線した電線の近くから離れる。水に浸かった電線は水域全体に漏電していることがあり感電の可能性がある
つい先月、日本も台風の被害にあった。
たくさんの人が家から避難せざるを得なくなり、たくさんの人が亡くなった。
その爪あとはまだはっきりと残っている。
そして、今はタイで。
なにもかもが全く人ごとではなく、世界はつながっているのだと変に感心してしまうときもある。
自然の大いなる力の前には、人間の力はまったく小さい。