ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

第9特別教育センターに 初めてのシニア訪問者

2010年10月08日 07時53分10秒 | 日記
コンケンの隣の県 マハサラカム。
マハサラカムの大学で 活動するシニアボランティアから、
私の配属先である第9特別教育センターを見学させてほしいという依頼が来た。

配属先で伝えると、 どうぞどうぞ、きてください、という雰囲気。

今日がその日なのだけど、
朝から
「さちえ、友達が今日来るんだろう?」
友達ではなく、シニアボランティアで、かなり年上だから先輩だと説明。

「まだ来ないの?迷っているんじゃない? 連絡してみたら?」
と、電話するように促す。 何度も何度も。

驚いたのは、このためにコンケン大学の日本語が話せる先生という人が
センターにきてくれたこと。
通訳としての役割と、私と話したいということ。


午後10:45 お客様がやっと到着。
車を運転してこられたので、まずそこでどよめきが起きる。
「おお! 運転できるの?」「さちえはしちゃだめなんでしょ?」
はい、そうです。シニアボランティアは車の運転も、認められているけど、
私たちジュニアボランティアは 車の運転はだめです、
なぜか、ここでみなさん大笑い。


お客さんがセンターに着いたぞ、
すると、カウンターパートのビュウやピティンが コーヒーにクッキーに、
さあ、サチエもっていきなさい、あちらに案内しなさい、紹介しなさいと
せわしく世話を焼く。

私が 職員をそれぞれ この人は誰それで、こういう方で、と紹介すると
職員がどっと大笑い。
「副センター長です。ロンダルニーと言います。毎日とてもきれいです。」が一番大うけしていた。
副センター長は本当にきれいで、優しくて、だから本当のことを言ったのだけど。


センターの紹介ビデオも用意され、セッティングもばっちり。

施設内を案内する間、どの教室の先生も さささっと近づいていて
学習材の説明、壁にある予定表の説明、どんな子どもたちがいてどんなやり方で療育しているのか
それはそれは 活き活きと、積極的に、滑舌よく、話す。
次の教室に行きますから、と切り上げても、まだまだ話したりない様子。

タイって、
世話好き、お客さん好き、自分のこと話すの好き、見てもらうの大好き
な 文化だなーと思う。

今日来られた方は、もと中学校の校長先生で、定年退職後、シニアボランティアとして協力隊に参加。
マハサラカム県の大学で、特別支援教育の仕事をされている。
タイに来てちょうど1年になるそうだ。

  

来ていただいて、私にとってもすごくよかった。
通訳がいたので、私も分からないままにしていた細かい疑問をきけたこと、まずこれが一番良かったこと。

そして、通訳さんが帰った後、
シニアさんが聞きたいことを、私が代わりにセンターの職員に聞いてやりとりしたこと。
私が聞かねば誰が聞く?という責任もあるので
いつもだったら、聞いてもあまりよく分からなければそのままにするところを、しつこくしつこく分かるまで聞いていたら
本当によく分かった。 すごーくよくわかった。
なんだ、私のタイ語でも、分かるまで聞くってことができるじゃない、と自信が出たこと、これが二つ目の良かったこと。

さらに、シニアさんがタイ語があまりできないので(シニアさんは通訳を使って仕事をすることが認められているから)
「ああ、さちえ、出来ないできないと思ってたけど、そうよね、3ヶ月目なのに、これだけできて、偉いわよ。」
と逆に私の株が上昇したこと。
外国人は私一人の環境なので、最初はちょっとタイ語をしゃべれるだけですごいすごいと言われていたけど
だんだん、「これも、わかんないの??」と、もっとできて当たり前でしょの 状態になっていた。
その空気が変わった、これが3つ目のよかったこと。
これは、またすぐに戻っちゃうと思うけど、それでいい。 


タイ社会、横のつながりがあまりなくて、公式レターがないと出張の身動きもとれない固いところがある。
その中で、職種を超えて あちこちに横につながって、飛び回れるのは私たちボランティアにしかできないこと。
特別支援教育や、教育分野にとどまらず、いろんな職種の仕事を見てまわりたい。、私の配属先もたくさんの人に見てもらって
いつか、ボランティアがたくさんこの職場に来て何かやれたら、、、と、考えた 今日のお客様訪問だった。


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