集合住宅の「生活音」

2011年05月30日 | 雑感 -

昨日は、ずっと雨が降り続いて・・・肌寒く・・・
洗濯モノが乾かなかった。
部屋の整理も、あまりはかどらなかった。

台風が上陸していたのだ。

台風2号は、昨日の午後に、本州の南海上を通過して、
四国沖で温帯低気圧に変わったみたいだ。
今朝は、どんよりとしたお天気ながら、雨はあがっている。



集合住宅に越してきた私は、上階や隣の家の気配を感じながら、
日々、生きているようなものだ。
マンション暮らしは何度も経験しているが、思い起こせば・・・
上階に「人が住んでいる環境で暮らしたことがない」ために、
つい意識をしてしまうようだ。
まだ、こういう集合住宅の環境に、慣れていないのだ。
同様に、引っ越し前に住んでいた一軒家のお隣さんが問題のある
家族だったので、なんとなく過剰に意識するようにもなって、
現在の私自身が過敏になっているのかもしれない・・・とも思う。

それに、あらんことか・・・気になる上階には・・・
30代後半のご夫婦2人と、小さなお子様を含めた3人が、
一緒に(合計5人で)暮らしているようで・・・・
私の部屋と同じ広さに、5人とは「狭いかも」と思ったりする。
しかし、子供が小さい頃は「何をしているのか」が手に取るように
分かるので、それはそれで教育上、良いのかもしれない。
昔の高度成長期の日本人の暮らしのようで、和めるのは事実。
しかし、小さな子供の活動時間は、非常に気になるのも事実である。


過日、上階に“引っ越しのご挨拶”に伺った際には、家族全員が
玄関に押し寄せてきて、それは それで 「壮観な家族像」だった。
全員が風呂上がりでパジャマ姿だったのも、好感を増した要因だ。
奥様が「ウチは、小さな子供が多くて、うるさいと思いますけど、
すみません。よろしくお願いします」と、満面の笑みで・・・
ご主人は、真後ろで、ニコニコと笑っていた。
子供たちは、折り重なるようにして、ご両親の周りを取り囲み、
誰に教わったか・・・声を発して、私に頭を下げる(笑)。
あんなにかわいい家族像を見せられたら、「うるさ~い~!」と
思っていた気持ちが、やわらいでいった・・・。

「なんて、きゃわいいんだぁ、バカヤロウーゥ!」
羨ましさや、微笑ましさが、一緒になって、幸せを分けてもらえた
・・・そんな感覚だった。



しかし、昨日・・・
日曜日の“雨の日”は、家(部屋)が遊び場になることを痛感!
自分も部屋にいたので、存分に体感できた。
台風2号も何のその・・・・子供たちの元気さは、ある意味で
心地の良い「生活音」になりつつある。
朝と夜の活動時間が、だんだんとわかるようになり、子供たちが
あばれる時間帯と、その光景が・・・音から想像できるようになった。
一人っ子の私は、兄弟・姉妹が、ずっとほしかったけれど、
少子化の昨今、3人の出産は大変だっただろうと思うし、
これからも大変だろうと思う。
ただ、それに劣らぬ「シアワセを手にしている」とも感じるので、
「伸びやかに育ててほしい」と、心から願う。
良い人そうなご両親だからこそ、私は「うるさい音」がしたら、
あの笑顔を思い浮かべるようにしようと思っている。