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主にグダグダな日常を綴ったり綴らなかったり

水星の魔女 エラン(強化人士4号)は地球寮にいる説

2022-12-12 10:46:02 | 日記
 6話で決闘に敗れ処分された様に見えるエラン・ケレスこと強化人士4号(以降単にエラン)。
 しかし、本当に処分されてしまったのでしょうか?
 考察界隈ではガンダム世界だから非情……みたいな風潮があるのは否めませんが、今やネット配信で海外勢もほぼ同時に視聴できる時代。ガンダムコンテンツを売り込んでいく上で、そこまで非情かつ冷酷な展開をするだろうかという気もします。水星の魔女はプロスペラによる復讐劇と頭から考えてしまうと考えが硬直してしまいますから、ここではもうちょっと優しい世界の考察押していきます。
 ネット上でも幾つかエラン生存説が囁かれていますが、まあベルメリアが処分を偽装して逃したという説で行きましょう。思い入れもあったみたいですし、今までの被験者の末路から負い目もあったと思います。

 では、エランはどこに行ったのか?
 先ず、ペイル社で回収……はありません。処分を指示した側ですしね。
 ベルメリア自身が近くに匿っているのも無いでしょう。彼女はペイル社から常に監視されている身です。ごく短期間脱出の手引き位が限界でしょう。
 手堅くいくなら地球や辺境への脱出。貨物に紛れたりすれば何とか行けそうです。ただし、その後顔も身分無くした彼には辛い人生が待っていそうです。
 そして今回の本題、アステカシア学園に潜伏。脱出するなら何らかの関門を抜ける必要があるので、隠れ家が確保できるなら一番確実そうです。

 では、エラン自身の意思は生き残れたとして何を求めるでしょうか?
 エランは自分を救ってくれたスレッタの行く末を見届けたいと思うのではないでしょうか?
 そこで浮かんでくるのが顔を変えて地球寮に潜伏するという案です。
 地球寮はニカを含めてかなり訳アリの面々が揃っています。どうやら慈善事業の一環として地球の子供達を受け入れているようですが、その実企業の思惑が絡んだ人物を潜り込ませやすい場所となってます。ペイル社が強化人士の候補者や諜報関連の公にできない人材を隠す為に席が用意されていてもおかしくはないでしょう。または、経済的に困窮している人を買収して入れ替わるのも他の寮と比較すれば何処にも属さない分容易いかもしれません。というかどこにも属していないということはデリング総帥肝入りの事業の可能性があるので、デリングかプロスペラが保護した人物を隠す為に最初から用意されてたりして……。
 顔を変える事自体は、決闘で勝利した時の報酬として準備されていたと考えると速やかに行えるはずです。

 では、誰と入れ替わったのか?
 エランが処分されたと同時に地球寮に転入生が来たら怪しすぎますよね。ただでさえスレッタやミオリネが出入りする様になって他の企業から注目されている場所です。ということは誰かと入れ替わったと考えるのが妥当でしょう。
 地球寮の面々でエランが入れ替わることができそうなのは一人、ちょんまげヘアの「ティル・ネイス」です。
 寡黙で物静かなメカニック科3年の男子。背格好も近く、口数が少ないのでエランの元々の性格と合わせて比較的入れ替わり易い人物です。入れ替わり時期は8話の株式会社ガンダムの設立準備に右往左往するちょい前位かな?
 この考えに至ったのはあの9話でのティル先輩の不自然な活躍。メタ視点では、あそこでティルが活躍する意味がないので何故と考えていたらエランと繋がったという身も蓋もない話なのですが(笑)。
 9話では、リリッケの援護に入り「メカニック科にしては筋がいい」と言われてますよね。身分を隠しているけどパイロットとしての技量が垣間見えてしまったシーンです。しかも、上位ランカーの彼女達だからこそ、モビルスーツの頭部(ブレードアンテナ)を破壊した時点でリタイヤとみなすと踏んで、頭部を破壊された後は動けないふりをするという芸を見せています。実際にはリーダー機のブレードアンテナ破壊が勝利条件なので、手足の破壊ぐらいしておくべきなのだが、一対一の決闘に慣れているが故に見逃しているんですよね。まあ、この後の話の流れからミオリネの作戦かもしれませんが。
 その後、ミオリネが予想した通りシャデクがとどめを刺しに来るのを待ってチュチュのスナイプで決着。この時、両脚を破壊されたチュチュのデミトレーナをティルとリリッケのザウォートで支え、ケーブルが切断されたビームライフルを二機のザウォートのジェネレータに直結して本来あり得ない出力(射撃後に砲身が溶けるほど)で遠距離射撃、更に駆け引きの難しいタイミングの指示までしてます。うん、普通じゃないですよね。

 ということでエランはティル先輩説を展開してみましたがいかがでしたでしょうか?
 また彼の活躍が見れる日が来ると良いですね。何か新しいニセエランぶん殴ってしまいそうではありますが(笑)。

水星の魔女PROLOGUE時点でのエリクトについての考察

2022-12-09 15:42:27 | 日記
 実に久しぶりの更新ではありますが、最近「機動戦士ガンダム 水星の魔女」関連の考察動画を多く拝見していて、あまり触れられていない点について色々と考察してみたら何となくまとめておきたくなって筆をとってみました。
 まあ、いつも通り大外れかもしれませんがそれもまた一興ということで。
 今回考察するのは、タイトルからわかる通り、PROLOGUE時点でのエリクト・サマヤの状態についてです。
 劇中の描写から、彼女が母親同様、何らかのGUNDを付けているのがわかります。例えば、ルブリス操作中のエリクトに現れる青い文様や背中のコネクタでルブリスと接続されている様子、エリクトの発言「ママのGUNDすぐ止まっちゃうね(私のは止まらないのにというニュアンス?)」等ですね。そして、エリクトはPROLOGUE中常に宇宙服を着用し、ルブリスコクピット以外では背中にぬいぐるみを背負っています。宇宙なので安全のために常に宇宙服というのも考えられますが、ラフな作業着で過ごしている両親と自室に居る時も宇宙服というのは何らかの理由があるはずです。つまり、エリクトは活動中、宇宙服を脱げない状態だと思われます。そして、背中のぬいぐるみ。子供が抱えているならともかく背負っているという不自然さ。そう、あれはエリクトのGUNDのバッテリーだと推察できます。機能停止しないように大型のバッテリーを背負わなくてはならないということは、彼女のGUNDは四肢程度ではない命に係わるものなのではないでしょうか。宇宙服を脱がないことから全身にわたるGUNDが施されている可能性があります。(白いワンピで走り回る姿ってイメージでしかないんですよね)
 そして、ルブリスの開発を急ぐ中でも行われる誕生日パーティ。エリクトの発言から普段からあまり構ってもらえないほど多忙な両親が殊更誕生日を大事にする理由は、本来GUNDOがなければ生きていくことが難しい、しかも子供の成長に合わせてGUNDの更新を続けなければならない状態なのではないでしょうか。もし、このままGUNDの未来が閉ざされれば成長に伴う更新ができなくなり、エリクトの未来も閉ざされてしまう。だからこそ両親は誕生日を迎えられたことを喜ぶと同時に必死に開発を急いでいたのではないでしょうか。
 結果としてヴァナディース事変によりGUND技術は抹消され、エリクトの未来は閉ざされてしまいます。プロスペラとして登場した時、エルノラ・サマヤの右腕のGUNDが全く同じだったのは、新しいGUNDが作られていないという暗喩だったのかもしれませんね。
 もし、GUND技術が禁止されなかったならば、身体機能だけではなく、脳も含めた人間という殻を捨てて全てをGUND化する。そうフルGUNDと呼ぶような存在になれていたのかもしれません。いや、もしかしたら不完全な状態でそれは成されているのでしょうか……ね?

 ということで、今回は色々な考察動画でエリクトはGUNDフォーマット開発の犠牲になったとか水星の環境に耐えられなかったという話が出ていたけど、もっと違う明確な理由があったんじゃない? と思って書いてみました。

2022.12.29追記
 エリクトのぬいぐるみは、無重力でケガをしない様に背負っているクッションだと小説版で書かれているそうです。
 うん、さっそく外れましたね(笑)。

地震被害とかその後のご報告

2018-09-25 22:09:27 | 日記
●お墓のその後
 地震で損壊したお墓の見積が届きました。
 自称「事情通」によると、通常時に比べるとかなり割安な値段との事。
 大量に修理依頼が来ているので連続で作業できるため、機材や人材の移動に掛かる金額が割引されているのではないかな~とか分析してました。むしろぼったくられることも覚悟していただけに、何と言うかありがたいです。

●報道について
 停電時はラジオが主な情報源だったのですが、その中で一番不要だと思ったニュースは、「今回の地震を『北海道胆振東部地震』と命名しました」というモノ。しかも何回も繰り返し放送するんですよね。他の情報が欲しい時に名前なんかどうでもいいと思うんですがね。一月後でも構わないでしょ、そんなの。
 テレビが視聴できるようになると、このタイミングで報道すべきじゃないという報道もいくつかありました。
 まだ店頭の品揃えが十分ではない状態で、冬に被災した時の備えとして×人家族ではカセットボンベが×個必要と報道。買い揃えようとした人たちで一気にカセットボンベが品薄になり、購入制限がかかる事態に。明らかに流通が通常状態に戻ってからで良い情報を流していました。報道に踊らされて、必要もない牛乳を買い占めたり、普段食べもしない納豆を大量購入した人もいるのではないでしょうか?

●地震で役に立ったモノ&必要だと思ったモノ
 前にも書きましたが、意外と役に立ったものやあった方がいいかなと感じたモノについても改めて。
 ちなみに、私は無理に色々備えた挙句、点検もしないで放置していざ使うときには役に立たないというのは本末転倒だと思ってます。
 最低限必要なものは持ち出せるように防災袋にまとめておいて、それ以外のものついては、日常生活でも使えるものを用意するという考え方です。無理に備えるよりも日用品を防災時にも使えるものにしておけば、いざというときに壊れてるとか期限切れということもある程度防げるでしょうしね。

 先ずは定番ですがラジオ。
 家にあったのは、お風呂で使うのに買った防水タイプの携帯ラジオ(単3×3本)。今回は地震でしたが、水が絡む災害を考えると防水は意外と大事かもしれません。手回しタイプじゃなくても数日なら十分もつので、不必要に高価な手回しラジオを買う必要はないと思います。

 LEDライト。
 高齢の家族がいるので、夜中に足元や手元を照らす目的で普段から使っています。3,4個と数を揃えておくと、停電時に部屋ごとに置いたりと重宝します。懐中電灯タイプに袋をかぶせたり、アルミホイルで反射板を作ったりという話も聞きますが、夜の食事時とかに使うには不安定だし、暗いです。できれば、一つくらいはキャンプなどで使うLEDランタンを用意しましょう。私も防災用にこれだけは用意しておくつもりです。本当に、暗いと飯が不味いです。Amazonとか見てみると意外と安いですし。
 前にも書きましたガーデニング用のソーラーライトは、庭に挿してあったのを引っこ抜いて、停電時に常夜灯代わりにしました。昼間は庭に戻しておけば再充電されるので電池の心配をしなくてよい照明として重宝しました。100均のものでも朝方まで点灯してたので高いものは必要ないという印象です。さほど明るくないので使用範囲は限られますが、停電で真っ暗なときはちょっとした明かりでも有れば安心します。各部屋+廊下用に複数用意しておくのも良いかと思います。
 手回し式、つまりダイナモ発電+蓄電池のライトは、電池不要で便利ですが、今回の災害時には蓄電池が劣化して常に回してないと点灯しなくなってました。過信しないで、定期的な動作確認をした方がよいです。

 壁掛けフック&S字フック。
 LEDライトを掛けるのに必須。重量物を掛けるのにピンを打って固定するタイプのフック、100均のライトとか軽いものを掛けるならコード固定用の小さいテープタイプのフックと何種類か用意しておくと便利です。S字フックは鴨居とかちょっとしたでっぱりに使えば壁を傷つけないでモノをかけれるし、ベランダが危なくて使えないとかタンスが倒れて部屋の整理がつかないときに一時的に洗濯物や服を掛けておくのにも使えます。こういう応用の利くものは大目にストックしておいても良いかなと今回の地震で思いました。

 電池。
 震災時に一番最初に無くなったモノ……ではなかったです。アルカリ電池はともかく、暫くはマンガン電池が残っているところがありましたし、高価なブランドのものも最後まで残ってました。但し、単一電池だけは真っ先に無くなってましたので、必要なら最優先で備蓄するのは単一かな。まあ、最近の機器で単一使うものはそう多くはありませんし、必要なら電池スペーサーとか電池アダプタというので小さい電池何本かで単一電池を代用もできるそうです。やったことはないけど。
 でも、電池が無くなった主な原因は買占めで、多分使わなかった大量のストックを持て余しているご家庭も多いはず。


 震災後、色々と調べるとお墓の保険があるとか、ソーラー発電している家でも蓄電池込みの高価なシステムを使用していないと停電時に役に立たないとか、電源代わりになる電気自動車があるとか、結構知らないことがありました。
 常に備えるのは大変ですが、情報だけでも少し仕入れておいた方がよかったなーと感じました。



地震で壊れた墓の話

2018-09-16 19:51:36 | 日記
 結局、我が家で一番被害が大きかったのはお墓でした。
 札幌の某霊園にあるのですが、地震の被害はかなり大きく、全壊したところも多かったそうです。
 我が家の墓も被害を受けていて、墓石の棹石(○○家之墓とか書いてる部分)が地震でズレて40度ほど右を向き、敷地内にあったなんちゃって石灯篭(中にろうそくを入れることができない)が基礎から外れて上の部分が落ちて割れていました。その際に墓石にぶつかって一部欠けていたようです。
 それでも、周囲と比べれば比較的軽度の損傷で、棹石が台座から半分以上はみ出てアクロバティックな状態になっていたり、完全に倒れて道にまで転がり出ているところも。ニュースを見ると墓の基礎から割れて原形をとどめていない場所もあるらしいです。
 多分、プロが見たら細かなズレとかひび割れもあるんだろうなーということで、石材店に連絡してみました。
 話を聞いてみると、現在問い合わせ多数で、様子を見に行くのにも順番待ちでしばらく時間がかかるとのこと。検査して修理見積を出してもらっても、修理はすでに予約でいっぱいで年内は不可能らしい。
 まあ、我が家ではお彼岸に墓参りしないので、来年のお盆までに修理が終わっていればいいと伝えてお願いしました。ただし、積雪などで倒れたりしないように、応急処置の判断と処置はしてもらうようにお願いしました。場合によっては積雪前に墓石の一部を撤去して、石材店の倉庫に保管してもらう事になるかもしれません。
 とにかく、今回の地震で震度の大きかった地域にお墓がある方は、一度お墓の様子を確認した方がよいかと思います。公営の霊園については、札幌市が調査結果を公表しているので、それらを参照するのもよろしいかと思います。破損したまま冬を越した場合、被害が拡大する可能性もあります。隣の墓に倒れたとかトラブルになる可能性もあります。
 そして、前述の通り、修繕にはかなり時間がかかると思われますので、早めに被害を確認して修繕依頼をすることをお勧めします。実際に見に行けない方は、霊園に近い石材店なら様子を見に行ってくれる場合もあるので、ご相談されるのも良いかと思います。相談される場合は霊園名、何期何号何番などが記載された墓地使用許可書などの書類を用意してくださいね。
 という、実体験な話。

 親戚と相談しないで修繕を決めると、修繕依頼がダブったりしてトラブルのもとになるので、お気をつけて。

今回の地震で役に立ったモノとか必要だと感じたモノ

2018-09-10 22:14:01 | 日記
 今回の地震で感じた事を幾つか。

■地震発生時
 私は札幌で地震に遭遇しました。
 札幌は、地震が少ない土地ではないですが、今回の地震ほどの規模のものには遭遇していなかったと思います。
 最初は、「あ、いつもの地震だな」という感じで、さほど違いを感じなかったのですが、徐々に収まるどころか激しさを増していく振動に驚き、頭の上にバサバサと本が降りかかってきたことで、普通の地震ではない事に気付きました(遅い)。ちなみに、本棚は地震で倒れない様に処置してあったのですが振動は抑えきれず、中の本だけが上の棚から順に飛び出して振ってきた形です。
 慌てて部屋を飛び出して家の中を確認しましたが、結局本が降ってきた以外は特に被害はありませんでした。ああ、ガンプラが落ちて、部品が行方不明になりました(泣)。
 しばらくして、部屋に戻るとパソコンが転倒。免振パッド(パソコンの足に貼るタイプ)の上に置いてあったのですが、横に置いてあった古いパソコン二台にのしかかられたみたいです。システムドライブはSSDなのでその状態でも平気で稼働中。さて、電源を落とそうと近付いた途端に、電灯が点滅して停電。PCのシャットダウンが間に合わないままに、長い停電に突入したのでした。

■周辺の被害
 私の住んでいる場所は、液状化現象を起こした地域ではなく、断水もしていませんでした。
 早朝に周辺を自転車で回ってみましたが、ご近所の老朽化したビルの壁が少し剥がれた程度しか見た目上の被害はありませんでした。
 見た目上の被害が少なかったのは、前日まで台風が来ていたことが関係しているかもしれません。地震で折れそうな街路樹などは、既に折れて根元から切り倒されて撤去済み。崩れそうな工事の足場は台風ですでに倒れて片付けられていたし、風で飛びそうなものは事前に撤去されていたし、落下しそうなものも大概が片付けられていました。一部の人たちは、台風に備えて用意した災害用品を手元に出したままだったのではないでしょうか?
 目に見えて予想できる台風という災害に備えていた直後であったが故に、比較的被害が大きくなる要素が一部取り除かれていました。備えられるはずのない地震という災害に、ある程度備えられていた。大都市を含む震災であるにもかかわらず、被害が抑えられたのは、そんな偶然もあるのかもしれません。
 逆に台風によって液状化が助長された可能性もあるので一概にはよかったとは言えませんが……。

■停電の過ごし方
1.連絡手段
 結果として、一番問題となったのは停電。
 スマフォを置いてない家なので、固定電話が停電で使用不可能になると連絡手段が無くなる……何てこともなく、ご近所に電話ボックスがあるのです。災害時は公衆電話は繋がりやすいので場所は確認しておきましょう(詳しくは検索して調べてみてください)。でも、いざ使おうと思って向かうと、長々とおばちゃんが電話をしていて空かない為断念。後で知ったけど、特別処置で公衆電話の通話料が無料になっていたのだとか。

2.炊事
 IHコンロではなくガスコンロ(電池式)なので、電気ポッドがなくてもお湯の確保は可能だし、炊事も可能。炊飯は火加減がめんどくさいけど、おかゆなら水加減とかあまり気にしなくても作れるので問題というほどでもない。問題はガス検知器が作動していないので、最初に使うときにちょっと緊張したくらい。余震が続くとガス管が破損する可能性があるので、安心して使うにはやはり電気が戻ってほいいところ。
 また、日中はともかく、夜は台所も真っ暗になってしまうのでLEDライトなどが必要にまりました。この時便利なのがS字フック。鴨居や棚、窓枠などに引っ掛けてLEDライトの紐を通してぶら下げれば、簡易照明として手をふさがずに使うことができます。

3.トイレ
 ウォシュレットはもちろん使えないのは仕方がないけど、照明は必要。これは壁掛けLEDライトをコードフック等で壁に固定しました。100均で売ってるワンプッシュで点灯と消灯ができるタイプで、比較的広範囲に光を放ってくれます。

4.照明
 各報道でも言ってますが、ろうそくは危険です。特に燭台がない場合は、使わないほうがよい感じです。でも貴重な熱源なので、野外で安全を確保しているとき用に防災袋に一つは入れておいて損はありません。
 照明は基本LEDライトとなるのですが、LEDライトでも懐中電灯型だけでは不便です。光を収束する形になっているので、光を広げる為に色々と工夫が必要になります。が、工夫をするくらいなら、最初からランタンタイプのLEDライトを用意しておいたほうが便利です。
 とにかく、食事時に食卓を十分に照らせないと食べづらいことこの上なく、そこそこ大型のものが欲しくなりました。防災用のランタンでも探してみようかな?
 また、意外と役に立ったのは、ガーデニング用に100均でも売っているソーラーライト。
 普段は庭先やベランダを照らすのに使っているのですが、今回は常夜灯として室内で使いました。瓶やコップを台座にして室内に置いておけば、光は弱いですがほのかに手元を照らすくらいの明かりにはなります。しかも、昼間は元の場所に戻しておけば太陽電池で充電されるので電池の心配も不要です。各部屋+廊下ぐらいの数をそろえておくと暗闇を恐る恐る歩く必要はなくなります。安いし、最近は性能も上がって、充電が十分なら日没から日の出まで点灯してくれます。しかも明るくなると自動消灯。ただし、経験上、2年越しくらいで蓄電池が劣化して持続時間が短くなるので、細目に様子を見て買い替えたほうが良いです。
 あ、蓄電池の話が出たのでひとつ。手回しハンドルで蓄電できるダイナモ型ライトを防災用に用意していたのですが、経年劣化で蓄電不可能になってました。永遠に回し続けるだけのライトは使いにくいです。こちらもたまに回して蓄電できることを確認しましょう。

5.冷蔵庫
 たまたまなんですが、夏の暑さを凌ぐために用意していた氷枕が役に立ちました。停電後、冷蔵庫の庫内温度はじわじわと上がっていきました。そこで、冷凍庫に保管してあった氷枕を冷蔵庫の最上段に移動。わずかですが庫内温度の上昇を遅らせることができました。あ、でも温くなった氷枕を冷凍庫に戻しちゃだめですよ。冷凍庫の温度が上がっちゃいます。あ、当たり前ですね。ハイ。やっちゃったんですよ……。

 こんなところでしょうか?
 また何か思い出したら書かせていただくかもしれません。