熊谷三郎徒然日記(gooブログ版)

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gaccoに入学しました

2014-04-21 20:23:03 | gacco
 この春開校したgaccoに入学しました。最初の講座は日本史で「日本中世の自由と平等」です。Week1が4月14日に配信されました。担当する講師は東京大学 本郷和人先生、一コマが大体10分程度で9コマの講義を受けました。YouTubeで配信されますので、ブロードバンドの環境が無いと少し厳しいかも知れませんね。小生は基本的にはPCで受講していますが、iPadでもWiFi環境であれば受講は可能です。この講座の紹介動画は以下をご覧下さい。


 第1回目の講義は「ウラを取ることの必要性」でした。一通の古文書から歴史の真実を読み解くという、講義は正に「ウラを取る」ことの必要性を物語っています。ウラに真実が隠されているともとれます。この古文書は「紙背文書」といい、Wikiを転載すると
古くは和紙が貴重品であったために、使用済みの面を反故として、白紙の状態である裏面を利用して別の筆記を行っており、漉返紙と並んで和紙の再利用法として活用されていた。また、奈良時代から具注暦の余白部分に日記を書く習慣が生まれたが、書ききれなかった部分を紙背に追記して記述した。他に、後日、補筆・清書作業を行うことを考慮し、そのための参考内容を調達の容易な紙背を利用して執筆した文書などがある。万葉仮名、仮名消息など、かなの発達史上、重要な紙背文書が多くある。また、長期保存する必要のない動産管理の文書も見受けられるため、庶民の財産状況を知る手がかりにもなり、史料価値が高い。

 お寺に奉納された経文などは大切に保存されていたので、そのウラに書かれていたことは当時の時代を知る大きな手ががりになるのですね。それから2倍史学この表現も初めて知りました。歴史は科学だというキャッチコピーに相応しい内容でした。
9コマの学習が終わると課題が出ます。今回は4問の択一方式で正誤を答えるもの。
gaccoの説明はこうなっています。
このシステムでは2回チャレンジ(2回目以降は変更できません)ができます。一度まちがっても、大丈夫なのです。そこで、あえて細かい史実にこだわる問題も取り入れてあります。
 課題を提出する方は、オンライン講義をよく視聴し、自分なりにネットや辞書を用いて調査し、さらには掲示板で議論しながら、正しい解答にいたるよう努めて下さい。
 問題は基本的に次のようなものです。各回のテーマに沿った文章を4つ書きます。それぞれの文章について「正しければ○」、「1ヶ所誤りがあれば1」、「2ヶ所誤りがあれば2」,「3ヶ所以上の誤りがあるか、もしくは文章自体が根本的に誤っているときは×」をつけて下さい。×をつけるべき、根本的に間違っている文章とは、次のようなものです。

例、日本人は神仏を敬う気持ちをもっていなかったので、仏教が伝えられれば仏教を、キリスト教がもたらされるとキリスト教を強く弾圧した。  

 こういう択一方式には慣れていなかったので、最初の解答では2問正解50点で落第でした。次回は少しあやふやだと思っていた点を調べなおして4問正解100点でした。
次回の配信は4月21日(月)です。学ぶ楽しみが増えましたね。


GPS 歩行計JogLoggerを使ってみました

2014-04-21 04:15:52 | ノルディックウォーク
 流しのインストーラさん推奨のGPS 歩行計JogLoggerを使ってみました。無料のアプリにしては結構優れものですね。今、熊谷市にノルディックウォークの会を立ち上げる準備をしていますので、今日もノルディックで歩いてみました。コースはさきたま緑道、ここはさきたま古墳公園から北鴻巣まで武蔵水路沿いを歩きます。自転車道と歩行者用の道が分かれていますので、ノルディックウォーキングには最適です。
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 最初にさきたま古墳公園を歩いていると、5月4日(日)に開催されるさきたま火祭りの準備が行われていました。
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 このお祭りの詳細は下記のリンクをご覧下さい。
http://park.geocities.jp/sakitamahimatsuri/index.html

 丸墓山古墳と稲荷山古墳に登って、さきたま緑道へ出ました。北鴻巣までおよそ5kmですから往復で約12kmになります。今日は穀雨でも少し肌寒く感じる一日でしたので、ウォーキングには最適でした。特に昨日一日座り仕事をしていましたので、気持ちよく歩けます。

 2時間38分歩いた結果のJogLoggerの履歴表示です。結構見やすいですね。
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 このアプリには停止検知がありませんので、ウォーキング中に小休止した時間も含まれ時速が計算されます。

 一方WalkMeterは停止検知をオンにすれば、休んだ時間は時速の計算に含まれません。小生は休み時間を含めた設定で良いと思います。参考にほぼ同じ距離を歩いた時のWalkMeterの表示はこうです。
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 今度はスポーツ文化公園ルートでも検証してみます。その結果でJogLoggerに切り替えですね。
  
 
 ノルディックウォーキングが終わった時間はお昼を少し回りましたので、久しぶりに伊勢六さんの蕎麦を頂いて帰ってきました。


法善寺の雨情桜

2014-04-18 05:33:43 | 日記
このお寺は枝垂れ桜で埋め尽くされています。中でも山門の脇にある「弥陀(みだ)の桜」(推定樹齢100年以上)と道路沿いにある「与楽の地蔵桜」が有名です。この二つの桜は四月上旬に満開を迎えることが多いのでもう盛りを過ぎています。
 こちらが「弥陀の桜」
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 少し遅れてピンクの枝垂れ桜が咲きます。それが「雨情桜」です。
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 この桜は著名な作詞家野口雨情さんのお庭に咲いていたもののクローンなのだそうです。何でも四国松山に全国の有名な桜を挿し木で育て、絶やさないように活動されている方から「弥陀(みだ)の桜」の小枝の提供を依頼され、そのお返しに贈られたのだそうです。(確か30年位前と仰っていました)その時に他にも2本の桜が贈られ、1本は山門の少し左側(熊谷寄り)に植えられた「陽光」、もう1本は本堂の裏に植えられた、名前は仰いませんでしたが、これも枝垂れ桜です。説明よりも実物を見て頂きましょう。

こちらは反対側から見た雨情桜。
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カメラマンも数名スタンバイしてシャッターチャンスを狙っています。

こちらが「陽光」
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こちらが本堂裏の「枝垂れ桜」
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大雪の影響を受けてしまい、今植木屋さんが手当して何とかもっているようです。

今日(4/18)が雨の予報ですから、いずれの桜も今日辺りが見納めになるかも知れませんね。

 ここのお寺にはいっぱい宝物がありますが、もう一つのお宝は本堂の欄間にあります。国宝妻沼聖天堂の彫刻「二つの鳳凰」の北側を手掛けた彫物師、後藤正綱作の竜虎の彫物です。竜を真中に対峙する虎、少し色の剥げ落ちはありますが見事な彫り物です。
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こちらが左側の虎
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真ん中の竜
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そして右側の虎
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いずれも精悍な顔つきで、ご本尊さまを外敵からお守りしているのでしょう。

 もう一つのお宝も見せて頂きましたが、それはまた後日にアップします。


法善寺(長瀞)襖絵

2014-04-17 00:04:49 | 日記
 桜前線も順調に北上を続け、今頃は福島の三春あたりに滞在中のようですね。今日(4/16)は5分咲きだそうです。
 写真は2006年4月24日に撮ったものですが、今日の皆さんのフェイスブックの写真などを拝見しますと、少し貧弱になったような気がしますね。
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 ところで、桜中毒であちこちの花見会場に出没しましたが、埼玉県内ではここが最後かも知れませんね。
4/14秩父で月曜句会でした。途中、長瀞でトイレタイムに法善寺に立ち寄ると、キバナカタクリや春蘭が咲いていました。生憎、アイフォンとiPadしか持っていなかったので、イマイチ納得の写真が撮れません。止むを得ず出直すことにしました。
 翌日(4/15)、法善寺のWebを見ていると、お寺には大野百樹さんが描いた桜の襖絵があるとの事、本堂の襖絵なので事前の予約が必要とありました。早速予約の電話をすると、今日の午前中なら国立博物館の方々がお見えになるので、OKとのことでした。幸い、4/15は午後NHKホールの歌謡コンサートに行く予定だけでしたので図々しくお邪魔しました。博物館の方々は自然銅の関係で来られたようで、用件はほぼ終わっているようでした。
 ご住職さんの了解を得て早速見せて貰いました。写真撮影もご自由にどうぞという太っ腹でした。表は4枚の襖いっぱいの桜、裏はススキが描いてあります。
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 素晴らしいですね。いつもは大きな画像を見られる設定にするのですが、今回はご住職さんのご厚意で撮らせていただきましたので、小さい写真だけのアップとします。
ご覧になりたいお方は是非現地に足を運んで下さい。大野百樹さんは御年94歳、春の院展も桜でしたね。この襖絵の製作は昭和30年、大野さんが長瀞に疎開していた時、40日間かけて描いたのだそうです。

 まだ他にも桜にまつわる話をお伺いしましたので、日を改めてアップさせていただきます。


札所巡り 二日目

2014-04-10 17:28:48 | 札所巡り
札所巡り二日目(4月9日晴れ)

前回と打って変わって春の日差しがまぶしいほどの上天気です。7:15熊谷発の鈍行でお花畑まで行き、西武秩父まで歩いて横瀬まで西武線に乗りました。7:15の電車は春休み明けの学生が多く、熊谷駅では座れませんでした。やっぱり7:11の急行が正解でしたね。
横瀬駅に着くとガイドのSさんが待っていて、今日の概略のコースを説明してくれます。
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最後の14番のお参りの後、小生の義兄宅で湯茶の接待がある予定です。

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最初は9番明星山明智寺です。このお寺はガイドのSさん宅の近くにあります。
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ここjからの武甲山も良いですね!

次は7番青苔山法長寺。
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ここは秩父札所の中でも一番大きな建物で旧本堂は平賀源内の設計だったそうです。本堂の脇には寺の縁起に関わる牛伏せの石造が鎮座しています。
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続いて6番向陽山卜雲寺。今日は何故か団体さんには会いませんね。
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ここで10時を過ぎましたので一休み、ガイドのSさんがヤマセンボトルで熱いコーヒーを振る舞ってくれました。小生も西武秩父駅で求めた秩父大福を差し入れ。

ここから8番までは少し距離があります。小生は今日もノルディックウォーキングです。
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8番清泰山西善寺に着きました。
境内には樹齢約600年のコミネモミジがあり、11月中旬頃から色づきますので、この時期にもう一度お参りしたいものです。
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また「なで仏」もありましたので、頭とお腹を良くしていただくようになでなでしました。
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ここでお昼です。前回はコンビニのおにぎりだったのですが、今回はグルメのTさんの希望を叶えて、「なかの」さんの蕎麦です。1000坪の畑で自家栽培したそば粉で打ったそばは絶品でした。お値段もリーズナブルで、大盛り+野菜の天ぷらをシェアしてお一人さま¥835でした。ご主人は定年後、ブドウ園も予定しているとのことです。是非、リピーターになりたいお店ですね。
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すぐ近くにある武甲山御嶽神社里宮(本殿が武甲山山頂にあるため参拝者の便宜を図って置かれた里宮)にも参拝しました。ここも大雪の被害があったのでしょう。銀杏の木が伐採されています。
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ここから暫く歩いて羊山公園の武甲山資料館に向かいます。横瀬駅の手前から地下道を通って、舗装道路を暫く歩いてくると、富田さんの神饌田のところに着きました。ここで獲れたお米が秩父神社に献上されます。
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しばらく歩くと、前方に羊山が見えて来ました。シーズン中は大混雑する芝桜の丘もこの近くですが、今回はスルーです。
少し歩くと姿の池が見えて来ました。
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子供のころ赤虫を買ってよく鮒釣りに来たところです。貸ボートもあってよく遊んだ懐かしいところです。

羊山の桜もちょうど見ごろになっていました。
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ここにはガイドのSさんが武甲山の植物写真を提供している「武甲山資料館」があります。
展示品の中にはSさんが提供した写真のほかに、ヤマドリの剥製がありました。この剥製は亡くなった上原さんが仕留めたものだそうです。

ここから西武秩父駅に向かいますが、途中に牧水の滝があります。
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「秩父町出はづれ来れば機をりのうたごゑつゞく古りし家竝に」と詠んだ若山牧水に因んで作られた人工の滝です。

西武秩父駅の仲見世をぶらぶらして13番旗下山慈眼寺に向かいます。

この慈眼寺は通称あめ薬師と呼ばれています。7月8日が縁日ですが、この日は梅雨末期と重なり良く雨も降ります。境内にはメグスリノキも植えられていて、メグスリノキのお茶も飲ませて頂きました。
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一切経1,630巻が納められた六角輪蔵があり、この輪蔵を回しながら礼拝することにより、読誦したのと同等の功徳が得られるそうです。
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また瑠璃殿には眼病平癒を祈願しための絵馬も掲げられています。

本日の最後は14番長岳山今宮坊です。この札所は今宮神社と同じ敷地にあったものだそうです。神仏分離令により今の形態になったとのこと。今宮神社には県内最大の欅があります。
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14番の納経所は境内に変更されていました。
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ここまでの総歩行距離は12.8kmでした。時刻は15:30です。

約束の時間になりましたので、札所巡りの先達さんをしている義兄宅にお邪魔しました。
湯茶の接待ということでお邪魔したのですが、姉の手料理とビール、焼酎(元老院)ウィスキー(ジョニーウオーカーグリーンラベル)などで、最高のおもてなしをうけてしまいました。
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お土産に定峰饅頭まで頂戴してしまい恐縮です。帰りに長瀞の夜桜を見るなどと云っていた小生はすっかり記憶喪失状態になってしまいました。(反省)

最後に今まで紹介していなかった、ガイドのSさんがご朱印を頂いている笈摺の写真をアップしておきます。
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12か所分のご朱印が押されていますが、34ヶ所の巡礼が終わるとこの笈摺も見事になるでしょう。
次回はひと月間をおいて6月5日(木)の予定です。