熊谷三郎徒然日記(gooブログ版)

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マイカー規制直前の尾瀬

2013-05-25 05:15:32 | 登山
 この時期になると尾瀬の水芭蕉が気になります。今年の戸倉~鳩待峠間のマイカー規制は何時からなんだろう。尾瀬保護財団のページを見ても具体的な日にちは書いてありません。結局、片品村役場むらづくり観光課に聞いてみました。感じの良い女性職員さんが応対してくれて、明日の午後7時からマイカー規制になるとのこと。ついでに残雪の状況をお伺いすると、木道にはほとんど雪は残っていませんので、スパッツくらいの対応で、尾瀬ヶ原は散策出来るとのことでした。

 それでは明日早速行ってみましょう。幸い天気予報も雨の心配はほとんど無いと言っています。自宅を5:30出発、花園ICで関越道に乗り、沼田ICで降り、いつものセブンイレブンに7:00に到着。お昼のおにぎり等を購入。椎坂トンネルはもう開通したかなぁと思いながら、車を進めるとまだ工事中でした。今年の11月末が開通予定だそうですから、来年はもっと楽になりますね。鳩待峠駐車場着が8:10、毎年一度は来ていますが、ここまでマイカーで上がったのは10年振りです。駐車料金¥2,500を支払、山小屋に泊まって、翌日も駐車する場合は¥1,000/日を追加だそうです。

 足ごしらえをして山の鼻に向かいます。途中、まだ雪が残っている個所もありますが、涼しくて快適な歩行が出来ます。

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10:00少し前に山の鼻ビジターセンターに到着。職員の皆さんが木道の雪かきをしてくれています。ご苦労さまです。

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今日は大分早く着いたので、東電小屋を経由し竜宮十字路まで行き、山の鼻に戻るルートで回ることにしました。

 木道を歩いて気が付いたのですが、新しい木道は高くなっています。足元注意です。

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高くした理由は、ツキノワグマに人間の存在を知らせることと水没対策だそうです。水没対策は納得です。実は大学時代の友人達と2004年7月に行った尾瀬で豪雨に会い、竜宮十字路付近の木道が水没し、膝まで水に浸かって歩いたことがあります。

これがその時の写真です。

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今から思えば懐かしい思い出です。


 さて、牛首の手前に「逆さ燧」が見られるところがあります。少しさざ波が立っていますが、我慢どころでしょう。

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牛首着が10:40、ヨッピ橋11:20、東電小屋着11:40。

イワツバメがいっぱい水を飲んでいました。


ヨッピ橋に戻って昼食です。

竜宮十字路を経由して牛首の手前に来ると、絶景スポットがあります。至仏山と水芭蕉と川の流れが3点セットになってまさに絶景です。殊に昨日は残雪に覆われた至仏山と生まれたての水芭蕉の競演です。

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 山の鼻に戻ったのが14:00少し前、4時間の尾瀬ヶ原散策でした。尾瀬ロッジの前で、アイスクリーム300円が目に留まりました。

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ここでアイスクリームを頂き、ロッジのご主人としばし尾瀬談義。

 小生はロッジは山小屋と同じで、雑魚寝だと思っていましたが、こちらは個室だそうです。1泊2食で¥8,500、そろそろ日帰りの強行軍も大変になってきたので、次回はこちらにお世話になって、至仏山に挑戦したいと思っています。ご主人はパンフレットも渡してくれて、ロッジに宿泊する場合、尾瀬戸倉の無料駐車場が利用出来るとのこと。こちらを利用すれば最低¥2,000かかる駐車料金が節約出来ます。熊谷からであれば、午後から出てきて、15時頃ロッジ到着がお勧めとのことです。

次回はニッコウキスゲの咲くころにでもお邪魔しましょう。

尾瀬ロッジのウェブサイトはこちらです。

http://www5.kannet.ne.jp/~oze/index.html

 今年は植生の保護のため、至仏山が5月7日から6月30日まで登山禁止だそうですから、その時には至仏山ルートも解禁になっています。おっと水芭蕉の写真を忘れていました。

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 鳩待峠に15:10着。途中、最近出来た尾瀬市場に寄って足湯、帰りは沼田ICから北関東道経由で伊勢崎IC、途中で夕食兼下山祝い帰宅は20:00でした。お疲れさまでした!



雲巌寺と東照宮

2013-05-23 09:15:19 | 日記
 ここのところ、遠くの「おくのほそ道」の所縁の地を訪ねていましたので、昨日は比較的近くの「おくのほそ道」所縁の地を訪ねることにしました。

向かった先は、栃木県の大田原市の雲巌寺です。

家を6時に出て、館林ICから関越道、上河内SAで朝食。矢板ICから一般道で9:20雲巌寺に到着。車を進めながら、家内は国際医療福祉大のところで、10年前に娘を連れて、キャンパスの見学に来たことがあると言い、小生は20年前に会社の出張の折りに、雲巌寺に立ち寄った記憶を思い出しました。その頃は俳句にさほど興味を持っていなかったので、通り一遍の観光客でした。今、訪ねてみると、芭蕉は300年以上も前に良くここ迄、来たものだとそれだけで感心してしまいます。それも住んでいた深川の家を他人に譲ってですから。

お寺はご覧のような佇まいの名刹です。

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あまり観光地化されていません。それは住職の意向のようで、案内板にこう書かれています。「寺は人が内なるものに心を置く道場です。単に観光の為のものではありません。高聲、高笑、喫煙、酔客、諸堂立ち入り、等、他の迷惑となる所作は堅く停止のこと。観光案内は致しません。聖域の逍遥をお楽しみ下さい」とあります。

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芭蕉がここを訪れたのは陽暦の5月23日とあります。一日違いだったのでしょうか?

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この後、芭蕉の館、那須与一の伝承館、那須神社などを巡り、東照宮を観て帰って来ました。

300円を払って、琵琶法師が語る「扇の的劇場」は良く出来ています。思わず観終わって拍手してしまいました。


東照宮は平成の大修理の一期が終わり、今年度から6年かけて第二期の修理が始まりました。今回は陽明門が対象です。昨日は未だ裏側にハシゴが架かっていただけですが、程なく全体がシートに覆われてしまうでしょう。

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今度は6年後なので、元気でいられるか分かりません。気になる方はお早めに!


眠り猫と三猿の写真はおまけです。

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帰りは久しぶりに、日足トンネル経由で一般道、313kmのドライブでした。



「NHKあさイチ」で紹介された保名酒

2013-05-19 10:28:40 | 日記
 福山に住んでいる大学時代の友人から保名酒と味醂(おまけ)が届きました。

 包みとラベルはこんな感じです。

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 さー坊が保名酒を知ったのはNHKの朝の番組でした。鞆の浦で造っている薬味酒で、江戸時代初期から愛飲されている、お酒だというような説明でした。

鞆の浦といえば彼がいつも海釣りに行く場所です。早速、電話すると良く知っていました。でも、釣りにはいつも夜行くので、お店は閉まっているとのこと。先日、近くに仕事があったので、お店に立ち寄って発送しましたとのことでした。


 これからお中元シーズンを迎えますので、よろしかったら下記の入江豊三郎本店HPにアクセスしてみて下さい。

 ホームページ:http://www.iriehonten.jp/


  参考に同封されていた資料もアップしておきます。

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 Nさん散財をさせてしまって申し訳ありませんでした。

 能登半島輪島の和紙で鯛を釣ってしまいました。



映画「はじまりのみち」試写会

2013-05-14 08:18:36 | 映画
 いささか梅の香のする記事ですが、よろしかったらお付き合い下さい。


 一昨日は母の日でしたね。その前の日11日(土)に初めて「チケットぴあ」の試写会招待が当選しました。場所は築地の松竹本社の試写室でした。試写会終了後、原監督(巨人ではありません)と担当プロデューサーを交えたトークショー、その後立食形式の懇親会もありました。

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 この作品は木下恵介監督の追悼作品ですが、母と一度は挫折した子供との絆を描いた感動的な物語です。

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 以下、小生の感想です。

小生にとっての木下恵介作品の「はじまりのみち」は小学生時代に観た「楢山節考」です。

姥捨てという習慣もさることながら、主人公おりん婆さんが「この歳になって歯が欠けて いないことは恥ずかしい」と言いながら、石臼に自分の歯をぶつけて欠くシーンが出てきます。

この作品は初めて見たカラー作品でしたので、真っ赤な血を流しながら、歯を欠く姿に思わず涙が溢れてしまいました。当時の学校の教えは「良く歯を磨き、歯を大事にして、長生きしましょう」だったのでなおさらでした。当時、小生は歯が悪くて、良く歯医者に連れて行かれたので、長生きした時にそういう心配だけはしなくて済むと、歯が悪いことは良いことだと思ったりもしました。

 この映画でも母を背負うシーンが出てきますが、それは捨てに行くのではなく、疎開させて助けるために背負うのですが、どうしても「楢山節考」のシーンが被ってしまいます。

 もう老々介護の時代が始まっています。母や父を背負うということが現実になった時、 母も父も子も、お互いにどう向き合えるのか、この映画を契機に、家族で話し合っておくことも大事だと感じました。背負うという行為は肉体的な事だけではありません。

経済的に背負う、心理的に背負うなど様々なケースが考えられます。


 6月1日(土)全国ロードショーです。 是非、家族全員での鑑賞をお勧めしたいと思います。



能登半島巡りと「BS日本のうた」公開収録観覧(最終回)

2013-05-14 07:43:19 | BS日本の歌
 さて楽しかった旅も今日が最終日です。お天気は少し曇っています。結局、喜多さんが折れて、高山の朝市に向かいます。7時に金沢都ホテルを出発、金沢東ICから北陸道に入り、小矢部・砺波JCTで東海北陸自動車道へ分岐、日本で3番目に長い飛騨トンネル(10,710m)を抜けて、飛騨清見ICでトンネルばっかりの高速道を降り、高山市役所に着いたのが9時頃でした。
 高山は計画ルートに入っていませんので、市役所で情報を頂きました。飛騨高山観光ガイドマップは良く出来ています。案内嬢は市役所に車を置いて行けば、観光エリアまで15分位で行けますよとのこと。お奨め通りにしてまずは宮川朝市に向かいました。
 宮川を渡ると朝市が見えてきます。
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 道の両側にお店が並んで主に山菜や工芸品、お菓子などを売っていますが、山菜などは川沿いのテントのお店がお勧めです。左側の固定店と倍近く値段が違うものもありました。喜多さんは安いコシアブラとコゴミをゲット。
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 このお店は姑さんの時代から40年以上続いているそうです。
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 弥次さんは倍の値段で同じ山菜を固定店で買いました。普通逆はあってもこういう事は大変珍しいことです。

 朝市はこのくらいにして、伝統的建造物群保存地区を散策。高山祭屋台会館、からくりミュージアムは建物だけを観光。最後にもう一度朝市に寄って七味唐辛子を買って駐車場に戻りました。
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市役所の駐車場は最初の30分が無料、以下30分毎に150円です。時間は11:00少し前でしたので450円でした。

 高山から安房トンネルを抜けて沢渡までは喜多さんが運転。ちょっと驚いたのは、安房トンネルのETCバーが開きません、一旦停止すると上がって通れましたが後続車がいなくて幸いでした。ローカルのETCはちゃんと点検をしていないんじゃあ無いの!と二人でブツブツ。
 ここまで読んで、ここを昨年の12月6日以降通過した方は我々の重大な誤りにお気づきですよね。そうなんです。ここは前政権の目玉商品、高速道路無料化社会実験が終わった後、一旦停止型のETCレーンになったのです。この記事を書くため念のためWebを確認して初めて分かりました。トンネルのところに、このことは大きく表示されていたのですが、二人ともETCレーンはノンストップで通過するものだと強く思い込んでいるので、全然気づきませんでした。今後は気を付けましょう。皆さんもこのトンネルをETCでご利用されるときはご注意下さい。後続車に我々のようなドライバーがいるかもしれませんので。(笑)

 沢渡の駐車場で小休止してここからドライバーが弥次さんに変わります。ここでまたハプニング。弥次さんの携帯が無い!ポケットやザックの中を探しても出て来ません。それでは喜多さんの携帯で鳴らしてあげるよと、発信しましたが、マナーモードになっていて分かりません。こういう時は何処に連絡するのだろう、電話会社と警察に落し物で届けるのでしょうね、などと諦めかけた瞬間、ありました。シートの下に転がっているではありませんか。これで運転を交代しても大丈夫になりました。でもここからのルートは狭いトンネルが幾つもあるので、気を付けて行きましょう。
 途中の道の駅「風穴の里」で小休止して松本に着くと13:00です。喜多さんはお蕎麦が大好物なので、蕎麦屋に寄りたかったのですが、ドライバーの弥次さんのお好みで洋食レストランに入りました。上高地に行く時、いつも横目で通過する「十字路」さんです。写真を撮るのを忘れましたので、冬バージョンの写真をちょっとお借りしました。
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 頂いたのはカツ煮定食(¥800)アイスコーヒー(¥280)付で¥1080プラス消費税です。
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 このお店が繁盛しているのが良く分かりました。

 ここから東部湯の丸ICまで一般道を選択、高速道路だと30km以上迂回することになります。途中、三才山トンネルを経由します。このルートの設定で、ナビに頼り切りの喜多さんが致命的なミスを犯しました。有料道路回避ルートで設定してしまったのです。有料道路回避ルートとは三才山トンネルも迂回してしまうのです。車はどんどん細い山道に入って行きます。途中で行き交う車はほとんどありません。コースを間違ったことは途中で気が付いたのですが、国道だから大丈夫ということで、このまま進むことにしました。途中、新緑のカラマツが綺麗なので、車を停めてパチリ。
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 外は結構風が強く吹いています。写真を撮っていると、カラマツの枝が頭に降ってきました。見上げると大きなカラマツが地震でもあったかのように揺れています。
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 すると突然二本の大きなカラマツが倒れました。幸いなことに道路の反対側に倒れたので、事なきをえましたが、長居は無用です。慌てて車を発進させました。そう云えば、今回の旅で神社やお寺にも結構足を踏み入れたのですが、一度も賽銭をあげなかった罰かもしれません。
 やっとのことで民家が見えてきてほっとしました。

 東部湯の丸IC手前のコンビニでドライバー交代。今度は喜多さんが運転です。ここからは順調に走り寄居のPAで荷物を整理してから、熊谷駅に予定通り18:30に到着。ここまでの距離は400kmでした。下手なカラオケと同じで、途中は音程も大分ハズしましたが、終わりはピッタリでした。お疲れ様でした。トータル走行キロは1,104キロでした。終わってみれば新たな出会いもあり充実した旅でした。さて次は何処に行きましょうか?

-終わり-