サバ奈子

むかし猫ブログ、いま趣味ブログ

青森県十和田市 野外彫刻

2022-01-30 07:59:11 | 野外彫刻

今回の旅はマンホールカード・ダムカードがメインで野外彫刻については
全く下調べをしないで行きましたが、十和田湖畔に泊まったからには、
乙女の像だけでも撮らないと・・と湖に向かっているところです。

神社の敷地なんですね。夜になったら灯篭がきれいだと思います。

駐車場から徒歩7分。やっと見えました。

乙女の像
高村光太郎

「乙女の像」は、昭和28年、十和田国立公園指定15周年を記念して、十和田湖を
初めて世に紹介した文人大町桂月、十和田開発に尽力した元青森県知事武田千代三郎、
元十和田村長小笠原耕一の三氏の功績をたたえる記念碑として、彫刻家・詩人の
高村光太郎によって制作されました。

建立されて以来、十和田湖の観光のシンボルとして長年にわたって多くの方々に
親しまれてきましたが、厳しい自然環境の中で像と台座の一部に傷みが目立ち始
めたことから、このたび制作者の気持ちを思いやり、永久に立ち続けられるよう
修復し、保存する手立てを施しました。

像を取り巻く敷石は、あまねく当地の十和田のものであり、像を支える台座は、
湖水の息吹が映えるよう心がけました。

これらのすべてが、必ずや十和田湖の美しい自然との一体感をかもしだしてくれる
ことでしょう。
平成6年6月
青森県知事 北村正哉

十和田湖畔の裸像に与ふ
      高村光太郎
銅とスズとの合金が立つてゐる。
どんな造型が行はれようと
無機質の図形にはちがひがない。
はらわたや粘液や脂や汗や生きものの
きたならしさはここにない。
すさまじい十和田湖の円錐空間にはまりこんで
天然四元の平手打をまともにうける
銅とスズとの合金で出来た
女の裸像が二人
影と形のやうに立つてゐる。
いさぎよい非情の金属が青くさびて
地上に割れてくづれるまで
この原始林の壓力に堪へて
立つなら幾千年でも黙つて立つてろ。
   昭和28年

高村光太郎の最後の作品です。

73歳で結核のため亡くなりました。

中学3年の修学旅行で見て以来の訪問になりました。

湖畔も散策。鳥居がありました。風ノ神と書いてあります。

十和田湖もとてもきれいです。

乙女の像
青森県十和田市奥瀬字十和田湖畔休屋486


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