我輩は凛太郎である/そしてその母紗夢猫(しゃむねこ)である+ワン!

凛太郎♂(18歳)ミニチュアダックスとハク♂(13歳)和犬雑種+その飼い主ニンゲンの皮を被ったネコ婆♀が繰り広げる日常

ぐるじぃ

2006-01-12 00:28:08 | 我輩は凛太郎
 きのう、かあちゃんと一緒にじいちゃんの家に行った。かあちゃんと一緒にドライブをするのは好きだ。ホントは危ないのだろうけれど、運転するかあちゃんの腕に両手を乗せて、窓から外の風景を見るのが大好きだ。
 それにも飽きて、助手席で少しカラダを休めたりもする。ボクはお利口で、ボスに忠実なワンだから、めったに寝たりはしない。かあちゃんが「凛、寝てたらええで」とやさしくアタマを撫でてくれても、例えウトウトしても必死で睡魔と戦いながら起きていようと勤めている。それが犬ってもんだとボクは思っている。でも、ついウトウトしてしまうんだ。
 で、気持ち良くウトウトしていたら、夢か現か現か夢か、この臭いはなんだ!クンクン臭う。これは、ク、クサイ。ぐるじいー。
 ボクは起きあがり、助手席からかあちゃんの膝に乗り、さらに腕に乗って、窓に手をかけ、思い切り伸びて、少しだけ開いた窓から新鮮な空気を吸おうとした。その必死の行為を見て、かあちゃんはすぐに窓をたくさん開けてくれた。そしてかあちゃんはこう言った。「ごめんなー。かあちゃんのオナラ臭かったなー」と。
 そうか、かあちゃんも自分で臭かったんだ。それなら寒くても、はよ窓開けてよと、ボクは心の中で思った。犬は鼻が敏感なんだからね。ボクは開けてもらった窓に鼻を突き出し、思いっきり新鮮な空気を吸った。ああ、ぐるじかった。ほんまに強烈にクサかったんやしー。
 最近、かあちゃんは体調が不良か食い過ぎか、オナラをブンブンしている時がある。居間でしている分にはまだマシなのだが、最低なのは一緒にベッドで寝ている時だ。ボクは窒息するかと思うくらいだ。そういう時は布団から抜け出すのだけれど、寒くなったらまた入る。このごろは寒いので、かあちゃんは布団を巻きこんで寝ているのでなかなか中に入れない。ボクは鼻先を突っ込んで布団に入ろうとするのだけれど、うまく入れない時がある。出るのはラクなんだけどね。
 でもね、かあちゃんはボクの仕草を感じ取り首周りの布団を開けてくれる。起きてくれない時はかあちゃんの顔を舐める。そしたら寝ぼけながら布団を開けてくれる。ま、なかなか優しいかあちゃんではある。ボクを炬燵代わりにしているんだから、それぐらいは当たり前だとちょっぴりボクは思うのさ。けどね、お願いだからお布団の中でオナラするのはやめてよね。
 じいちゃんが言うには、冷えでもオナラが出るそうだ。きっとかあちゃんは冷えていたんだと思う。せいぜいあったかくしてオナラが出ないように気をつけてよね。ボクの鼻はすごく敏感なんだからね。