すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、 北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

トロムソでhatao & nami のコンサート(その2)

2019-11-10 | ノルウェーのイベント

※日本語は、すぐ下にあります。

På dagen for konserten.

Overraskende, 35 mennesker var på konserten.
Nami fant et piano dagen før konserten, og hun la til noen låter med piano,
og hun spilte også en låt med piano og harpe samtidig.

Publikum syntes også at det var veldig interressant at Hatao forklarte om forskjellige fløyter på engelsk.

Jeg håpet at publikum ville få kontakt med hverandre og med Hatao og Nami. Det gikk bra med fin musikk og kaker.

Publikum så fornøyd ut, så vi ble kjempeglade. 

Tusen takk til allesammen og for all hjelpen vi fikk!!

さて、いよいよコンサート当日です。

寸前まで手を抜かない準備

ミュージシャンによっても違うでしょうが、
彼らは、寸前まで構成を検討し、
コンサートの準備に惜しみがありません。

Hataoさんが、夏から始めた篠笛の曲を
会場に向かう車の中でもずっと聞いていらしたのは、印象的でした。

なんと、受付でチケットを買う人が、続出!

会場の準備ができた~、と振り向くと、
既に3人座っていらっしゃるではないですか!

 一人、また二人・・・

なんと、35名の方が来てくださいました。

トロムソで初めての企画で、人気コンサートのある日、
これだけ来ていただけたら上等です!

英語の解説が好評!

Namiさんが英語で和やかに話す。
さらにHatao さんが、曲について、また、その度変わる笛の解説をする。
客席から、補足あり、質問ありと
皆さんが興味深く楽しんでいらっしゃるのがよくわかります。

やはり、
海外では、英語力が、演奏をさらに引き立てますねえ。
(ちなみにノルウエーでは、英語はほとんどの人に通じます)

予定外のピアノが加わり、さらにグレードアップ!

前日のリハーサルで、会場にピアノがあることがわかり、
急きょピアノの曲も増えました。

またNamiさんが通常弾いているハープは34弦ですが、
今回は私のハープ・Dusty Strings 26弦を弾いていただきました。
事前に26弦用にアレンジして下さっていましたが、
さらにハープにない低音をピアノで補い、
ハープとピアノを同時に弾くというシーンも。

この臨機応変さが、素晴らしい!

お客さんにも意表を突く展開で、ますます好評でした。

ノルウエー人でも聞く機会がない「柳の笛」

以前ノルウェーを訪ねた時にHataoさんが仕入れた「柳の笛」。
穴がなく、息と指で空気を調節して高さの違う音を出します。

柳の笛を吹いたことがある方がいて、
音を自在に出す彼の巧みな演奏には、心底驚いたそうです。

Seljefløytespilling som til og med nordmenn ikke har hørt.

日本の曲をハープと篠笛で

彼らは、通常日本では日本の曲を演奏しません。
でも、今回は海外の人に向けて、
日本の曲もアレンジして、演奏してくださいました。

笛は、篠笛。
「佐渡おけさ」
「月ぬ美しゃ(つきぬかいしゃ)」

来てくださった日本人は、そろって言われました。

「篠笛の音色に胸がじーんとなった」。

これは、どういうことでしょう?
自分でも改めて不思議に思いました。

素敵な音楽とカフェタイムで、ほっと一息

前半と後半の間には、カフェタイム。
Chisatoさん、Nobukazuさん、Inekeさん、私、
そしてNamiさんも手伝ってくださって、
ケーキが勢ぞろいです!

ノルウエー人はケーキが好き。
それも手作りケーキが最高なんです。
皆さん、ケーキを取りながら食べながら、楽しそうにお喋りしてみえます。

終わってから、Hataoさん、Namiさんを囲んで

自分の故郷の曲をピアノで弾く人までいました。

Hataoさん、Namiさんと参加者、参加者同士の距離が近い。

コンサートだけで終わらず、くつろげるコンサート。
私、こういうのがしたかったんですよねえ。

・「仕事で遅れたし、ヘロヘロだったけど、音楽が心にしみて癒された」  ー 若者。
・「子どもは演奏中に眠ってくれたし、素敵な音楽に美味しいケーキ、お喋りもできて、幸せ」 ― ママさん。

・「北欧にバグパイプがあったんですね!民族音楽もいいですねえ!」―  トロムソ在住日本人
・「Harukoがやるから来たんだけど、あんまり素敵で驚いたわよ!」
・「hatao & nami にまた来てもらいたい。友人に声かけるから」  ― アーティスト。

・「今日ここに来なかった人は、惜しいことをしたね」ー 民族音楽のバイオリン奏者。

初めての企画で、
カメラマンを頼んでいなかったり、不備はありましたが、
私たちは大満足。

最後に一曲、ノルウエーの結婚行進曲を一緒に弾かせていただきました。

Vi deltok på avslutningsnummeret.

Hataoさん、Namiさん、

私たちを信頼して、この遠いトロムソまで遥々来てくださり、
誠心誠意の演奏をしてくださり、
本当にありがとうございました。

トロムソに引っ越して2年半。
日本で、「人のつながりは、宝物」と思って生きてきましたが、
ここでも宝物ができている。
この事実に励まされています。
様々なご縁に、あらためて感謝するばかりです。

おお、決まってるう!

コンサート翌朝、

Hataoさん、Namiさんは、フランスに発たれました。
フランスでは、Hataoさんが尊敬する巨匠Jean-Michel Veillonが
彼らのコンサートを企画してくださるのだそうです。
(すでに大成功で終わったそうです)

またhatao & namiのブログも見てください。
写真ももっと載っています。

https://www.facebook.com/405492136138021/posts/2793902390630305?d=n&sfns=mo

Namiさん、Hataoさん、ますますのご研鑽、応援しております。

私もハープ、がんばろ‼ ぼちぼちですが(>_<)
相方さんもお休みしていたホイッスルを吹き始めました(^_-)-☆
友人は、柳の笛を注文したそうです(^^♪

刺激受けて、私も・・・雪国のハーパー! しっかし、雪深すぎ(>_<)

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トロムソでhatao & nami(日本から)のコンサート(その1)

2019-11-05 | ノルウェーのイベント

 NHM(Nordic Harp Meeting), som Nami hadde ønsket å være på tidligere, var på Gjøvik i år. Møtet arrengeres i forskjellige land hvert år. 

Nami og Hatao ønsket å reise til Tromsø også etter NHM, så vi planla en konsert der. Dette var en unik mulighet.

Fikk dere sett denne fine prakaten?

Den er tegnet av Mai som bor i Tromsø.

大阪アイリッシュフェスティバル 2016の出逢い

私たちとhatao & namiとの出逢いは、
3年前の大阪アイリッシュフェスティバル...

晴子:相方さんがノルウェー人だけど、
   私はノルウェーの曲を知らないんです。
Nami: 私はノルウェーの曲が大好きなんです。

そして、その場でノルウェーの曲を弾いてくださったのです。
そのメロディーが、私たちの心にぐっと来たんですねえ。

それ以来、
奈未さんはコツコツと自分で見つけているノルウェー情報や、
自分でアレンジしたノルウエーの曲を送ってくださったり、
奈未さんの質問に私と相方さんが調べてお伝えする、
というやり取りが続きました。

私は思いがけず、トロムソに住むことになったものの、
トロムソにハープ奏者はいないし、
伝統音楽に関する情報も入ってこない。

それが、Namiさんのお蔭で、
私はノルウェーの民族音楽の旋律の面白さに
興味を持つようになりました。

そこで、私はノルウェー民族ダンスクラブに入り生演奏を聞き、
コンサートでは、いろいろな演奏者の民族音楽、オリジナルも聞くようになりました。

しかし、私にとって、
hatao & namiのCDに聞く音楽は、それらとは違うものでした。

二人が織りなす音色の魅力

★ハープと笛のアンサンブル

ノルウェーの民族楽器と言えば、バイオリンが主流。
(特にハーディングフェーレというバイオリンは、通常の4本弦の下にさらに4,5本の弦があり、二重の響きが特徴)バイオリンにアコーディオンが加わることが多い。

ノルウェーの古楽器には、

ランゲレイクという小さなハープや
全て木製のノルウエーハープがあるけど、
残念ながら、普及していない。

そんな背景を持つノルウエーの曲をhatao & namiは、
笛とハープ、オルガンで演奏する。

★多種の笛による演出

Hataoさんは、日本で初めてのアイリッシュホイッスルの教本を出版。
海外を旅しながら、多種の笛と奏法を習得している。
アルバム「森の時間」1枚だけでも、
笛の数は、17種類。
だから、音量も音程も音域も音の響きも曲によって違う。

★ハープ、オルガンとピアノで独自のアレンジ

Namiさんはハープだけでなく、
ピアノ歴が長く、歌手の伴奏でヨーロッパを回っていた経験もある。
作曲、アレンジは、ほぼNamiさん。
これも彼らの独自性の大きな要因。

hatao & namiが、

アイリッシュ、北欧のトラッドを主流にしつつ、
独自性、日本的音楽性も大事にしているからでしょうか。

トロムソに馴染もうとする、
しかし、疲れると日本が恋しくてたまらない。

そんな私のバランスを取り戻してくれるような心地よさを
彼らのCDに感じるようになっていました。

今年のNHM(Nordic Harp Meeting)は、ノルウェーで開催!

私が昨年参加したNHM(Nordic Harp Meeting)
今年の会場が、ノルウェーのGjøvik(ヨウィック)、
しかもGjøvikのハープ博物館

              Gjøvikのハープ博物館/Mjøsmuseet i Gjøvik

NHMもGjøvikのハープ博物館もすでに奈未さんからの情報にあり、
Namiさんの念願だったのです。

念願のノルウエーハープを弾くNamiさん/Nami elsker norskharpe.

家庭の協力も得られ、Namiさんは参加を決め、

さらにトロムソにも行きたいと。
しかも、トロムソにはhataoさんも来て
コンサートができないだろうか、と。

なんと有難いことでしょう!

トロムソにハープが広がってほしい。

また、日本とトロムソの間で学び合えることがしたい。

そんなことを望む私たちには、願ったり叶ったりの申し出でした。

何より、念願のhatao & nami のコンサートが聞ける!

日本人による異色の北欧音楽の演奏は、

トロムソでどんな反響を呼ぶでしょう?

コンサート企画に初挑戦!

日本では、自分の教室でコンサート企画の経験はありましたが、
トロムソでとなると、全く事情が違います。

★ポスター作り。

有難いことに、トロムソ在住のまいさんが、
二人の音楽から、CDジャケットのデザインも気に入り、
イラストを引き受けてくれました。

出来上がったイラストは想像以上で、
このまま絵本にしたいくらい可愛いくて素敵!

プロフィールなどノルウェー語訳は、私と相方さん。
(日本語訳もノルウェー語訳も、いつも二人で一人分)

さらに、ノルウェーでは、ネットでチケットを買うのが通常なので、
相方さんがそのシステムを作りました。

★広報活動

実は、コンサートの日10月30日には、
「オペラ・カルメン」や
「re-unionkonsert」という人気のコンサートが重なっており、
どちらにも行かない人に届きますように、と願うばかり。

メール配信の他、カフェ、図書館、新聞はもちろん、
ギャラリー、病院、小さなお店に当たってみました。

とにかく話して、手渡しする。
だって、「hatao & nami」も私も、知名度ゼロですから。

でも、意外にも、「あら素敵!置いとくわよ」と
快く対応してもらえたんですねえ。ありがたや~!

また、この度、
BULという民族音楽の団体(私が所属するダンスクラブもその一つ)が
協力してくれることになり、
会場を無料で貸してくれ、
コンサート情報もメールで配信してくれました。

これまた、ありがたや~!

売れているチケットが、3枚・・・

しかし、チケット購入システムがあるにも関わらず、
事前に売れたのが3枚。

「当日でも買える?」と聞いてくる人はあったのですが、
一体、何人来てもらえるのか・・・。

しかし、hatao & nami は、にっこりと言われます。

「たとえお客さんが一人でも、ぼくたち、一生懸命演奏しますから」。

我が家の居間で練習するhatao & nami /Hatao og Nami øver hos oss

(つづく)

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やっぱり9月は、ベリーにキノコに、ハイキング

2019-10-01 | ノルウェーの自然

義母のことでは、いろいろご心配頂きまして、

ありがとうございました。

リハビリセンターに移った義母は、
なんと今は、新聞も読めるし、話も分かるし、歩けます。
左手でケーキ、コーヒーも普通に食べれるようになっています。
(右腕が動かず、喋れませんが)

離れた所にいますが、妹さんからの報告で、
日々回復していく様に驚くばかりでした。

振り返ってみると、この9月は、私にとってチャレンジの月でした。

・毎晩父の所に行って、お喋りする。(これが、むずかしい)
・6月から週1日、アンティークブティックで仕事の見習い。

 9月からお給料が頂けるようになりました。

・週に1回、日本語を教える仕事が授かりました。
・9月26日には、「琴、ハープ、日本」をキーワードに
 ミニコンサートのチャンスを頂き、
 私の他に日本人二人(琉球琴、フルート)
 ハープのパートナーと相方さんで演奏させてもらいました。

その一方、例年と違い、9月なのに雨天続きということもあり、
ベリー摘み、キノコ狩り、秋のハイキングと、
楽しみにしていたことが、全くできなかったんです。

この週末にやっと、9月の楽しみ納めができました。

● リップス摘んで、冷凍保存

庭のリップスは、今年も豊作、
枝をいっぱい払ったからか、実も大きい。

いつもはジャムの作りだめをするのですが、
とにかく実を摘んで、冷凍保存。

これで、いつでもジャムもケーキも作れます!

● キノコ狩りは行けなくても・・・

キノコ狩りには、専門知識が要ります。
毒キノコがいっぱいですから。

今年こそ、キノココースに参加しようと思っていたのが、
できなかったんですねえ。

でも、先日、キノコのおすそ分けを頂きました。


スーパーでは売っていない種類、steinsopp(ヤマドリダケ)というそうです。
カチカチに固い!
それが、煮込むうちにいい香りと旨味が出てくるんですねえ。

これで、今年は満足満足。

● 立つ位置違うと、まるで別世界

パラグライダーが飛ぶ所まで車で20分ほど。
ここにはよく来ては、
この上に登ったら、どんな景色なんだろう
と、いつも見上げるだけだった山に登ってみました。
(標高500m、登ったのは300mだけ)

まあ、なんとも別世界。

ちょっと立つ位置を変えると、こんなに風景が違うんですねえ。

9月終わりにはしぼんでいるはずなのに、
ふっくらブルーべーリーも残っていました。

味もOK! 


思いがけない時期に、
あきらめていたブルーベリージャムも作れました。

** *** ** *** ** *** ** *** **

何かにつけ「日本との違い」「自分の感覚のずれ」に悩んだ9月でした。

目の前に起こることに捕らわれず、
淡々と「自分」を広げるのを楽しんだらいいのだろうなあ。

やっと、そう思えるようになりました。

10月。
日本の秋はこれからですね。
どうぞお楽しみください~!

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「安心」と「福祉国家の一面」義母の脳梗塞から

2019-09-10 | ノルウェーの福祉

「そろそろリップス摘みに来てね!」と言おうと思っていた矢先のこと。

義母さんが倒れた!?

8月29日夜8時過ぎ、お義父さんからの電話。
「お母さんが倒れて、今、救急車を呼んだ」と。

私たちもすぐに駆け付け、
運ばれる母の意識がなく、体が傾いた様子に察しがついた。

「脳卒中だ」。

相方さんと義妹さんは病院へ、私は足の不自由な父と家で留守番。
義父は義母が倒れる瞬間を見ており、
すぐに電話したし、救急車の到着、対応も迅速。
これ以上早い対応はなかった。

よい結果を祈りつつ、待つこと4時間。
「血管内の血栓は、全て取れた。
しかし、2個の大きな血栓があったため、
既に脳に損傷があり、身体に後遺症が残る」。

私は、脳内出血と脳梗塞を患った父母の経験から、
これから起こることを想像した。

しかし、私には想像できなかった
家族の団結と医療システムの経緯を見ることになる。

ええ? もう始めるんですか?

翌日、義母に会う。

右半身麻痺、食べることができない、喋れない。

母の姿に泣き崩れた父、
車を飛ばし夜中に着いた妹さん夫婦を含め、
もう一人の妹さんと私で、医者から話を聞く。

その後、カフェで家族会議。

その日は、
一人の妹さん夫婦は、一人暮らしになる父のサポート申請など父のことを、
私ともう一人の妹さんで母に付き添うことになる。

たまたま私が一人でいる時、言語療法士が来て治療を始める。

しかし、母は、まだ自分で頭をもたげることもできない。

これで、もう始めるの?
と驚いていると、彼女は私に説明を始め、
「やってみて」と言う。

え?私?

しかし、母の嚥下リハビリにも携わった経験が私にスイッチを入れる。

「上手じゃない」とニッコリ。

また翌日も彼女は、
たまたま私が一人の時に来て、次の方法を伝授。
家族ができると、少しでも刺激の機会を増やすことができるからだ。

母が、顎を動かし、つばを飲み込んだ。
「やったー!」と喜ぶ私に、母もニコッ。

笑顔が出た。これも大きな変化。

もう一つ驚くことに、2日目から身体のリハビリも始まった。

椅子に座れて、椅子からベッドに歩いて移動するではないか!
右側は麻痺しているのに。

ちなみに義母は、84歳。
もちろん、個人の状態によるのだろうが、
この治療の進め方の早さに驚いた。

「明日、救急車でリハビリセンターに移ります」

入院7日目、医者から説明があるというので家族が揃う。

「明日、リハビリの為にFinnsnes(トロムソから車で3時間、船で1時間 半)に移ります。
 そこが彼女にとって最適なリハビリ場所だ。
 新たに脳梗塞発症の時には、トロムソで治療をする(救急ヘリコプターでトロムソまで10分)」。

どうして? トロムソにリハビリ施設はないの?
誰が決めたの? 家族が選べるんじゃないの?

そんな私に、相方さんは淡々と答える。

「彼女に最適なリハビリを受けられる場所が、
たまたまトロムソじゃなかったんだ。
先生が決めた。そこは病院の管轄だから。

病院には患者がどんどん入ってきて、ちゃんとリハビリできない。
ここはあくまでも治療だけで、
リハビリは別の場所で施されるんだよ」。

なるほど。

「病院でリハビリを受け、退院後の施設を家族が決める」
という日本と、システムが違うのだ。
病院の仕事の中で、
「治療」と「リハビリテーション」が早い時点で区別されるのだ。

● 父発熱

Finnsnesは、妹さんの家から近いので、お父さんも妹さんの家で暮らすことになった。

ところが、出発当日父は熱を出し、父は母より遅れていくことになる。

妹さん二人が、母の服などを用意して船で、

母は救急車でFinnsnesまで移動。

私が救急車の母を見送り、相方さんと父のフォローをすることになる。

● 環境でこんなに違うんだ!

妹さんたちがリハビリセンターに先に着き、母を迎える。

外の景色が見える自分の部屋で
目つきがはっきりした母の写真が妹さんから送られてきた。

2枚目には、
皆が集まるリビングでテレビのニュースに見入る母の姿。

翌日送られてきた動画では、
編み物の得意だった母が左手で毛糸を繰ろうとしている。
病衣でなく、自分のピンクのセーターを着た母は、イキイキと見える。

環境でこんなに違うんだ!

写真だけでも、たった2日のこの変化に驚く。

 **********************************

お父さんの熱も下がり、体調も戻ってきて、
安心してこれを書いています。

義母が倒れてから、最も近くに住む私たちが、
毎日父のところに行っていたのですが、
時間差で見舞いに行く家族から電話があり、
毎日、父を通して、母の進化を共有している感じ。

そのお陰で、長く病院におれない父にも、
母の様子がよくわかり、皆が笑顔でおれました。

当初こそ泣いたものの、前向きに相談しながら、
手分けして取り組む家族。
自分の父母の時のこととも思いだし、
泣けてくる私も、彼らから大きな安心をもらいました。

また、私の介護経験が生きたこと、
私の話す言葉が母に通じたこと、
私の手を左手で何度もギュウと握ってくれたり、
ニコッとしてもらえたこと、
私自身が「家族の一員」「役に立ってる」という実感を持てたこと。
トロムソに来て、初めての貴重な体験でした。

そして、これが、発症後10日にもかかわらず、
すでにリハビリセンターにも満足し、家族は安心して過ごしています。

さらに、この入院費用から全て無料です。

まだまだこれからですし、新たな脳梗塞の可能性も忘れてはいけません。
義母が、いろいろな面で、ラッキーであったことにも感謝です。

しかし、この10日間で、幸か不幸か、

「福祉国家」と呼ばれる国の一面に助けられたのも事実です。

来週は、私たちがFinnsnesに行くことになっています。

どんなお母さんに会るんだろう? 
リハビリセンターにも興味津々。
うーん、待ち遠しい。

病室に活けた薔薇は、我が家でまだ美しく咲いています。

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「折り紙」でInternational Family Day

2019-08-23 | ノルウェーのイベント

8月18日(日)

「International Family Day」というトロムソ市後援のイベントに

折り紙で参加させてもらい、
とっても盛況で楽しく過ごさせていただきました。

今日は、そのお話です。

「折り紙を国際交流の場で」

トロムソ在住の日本の方から紹介して頂いて、
「International Family Day」の主催者に会うと、
「折り紙でワンブース持ってほしい」と言われます。

それだけ「Origami」が人気ということでしょうか。

私は特に折り紙に興味を持ってきたわけでもないのですが、
労賃が出るというので、やってみることにしました。(笑)

他の日本人にも声をかけましたが、都合の合う人がいません。
一緒にやるもう一人の日本人は、
「子どもの着物の着付け」を考えているというではないですか。
(当日は、いっぱい手伝っていただきました!)

これは、私が責任をもってする、
トロムソでの初めての「仕事」ということです。

このプロジェクト自体今年が初めてで、
11時~3時、出入り自由。
どの時間帯に、何歳の子が、何人くらい来るのか、
さっぱり読めない。

それを一人で。

さて、どうしましょう?

「折り紙」、日本人にとって、外国人にとって、どう違う?

お母さん、おばあちゃんと、兄弟、保育園幼稚園の先生たちと一緒に折る。
日本の子どもたちは「当たり前」に折り紙に出逢います。

でも、外国人にとっては全く違うんです。
「かっこいい憧れ」なのです。
「鶴」一つで、これまで何度感動してもらえたことか!
「日本人なら、誰でも作れるよ」と必ず言うんですけどね。

「『角を合わせてきちんと折る』
 『最初にずれると、後々修正できない』
 ということを体験で知っている日本の子どものようにはいかないよ。
 ノルウェーの子は自主性が強い分、
 言う通りにしない子も多いし」

というアドバイスも、経験者から事前に頂きました。

簡単で、意外性があって、個性的に仕上がるもの。

3,4歳から大人まで楽しめて、

簡単で、意外性があって、個性的に仕上がるもの。

サンプルから「作りたいもの」を選んでもらうことにしました。

日本人から見たら、これでいいの?と言うものばかりですが、十分楽しんでいただけました。

★いぬ・ねこ
 小さい子に限らず、人気でした。
 目を入れてにっこり。
 そこへ用意しておいた紙を挟んで(糊付けして)と指を入れる。
 ますますニコニコになるんです。

★ボート
 これも人気。 
 ノルウェーでは「船・ボート」が馴染みの乗り物です。 
 ただ、最後に「ひっくり返す」のは、想像を超え過ぎたのか、 
 ほとんどの子が「やって」と言うのが意外でした。
 旗づくりは、待ってました!とばかりにさっさと描くのにねえ。 
  (写真を残せず、残念!) 

 

★だまし船
 子どもは何度も目をつぶって、可愛いったらありゃしない。 
 どこの国も同じです。お母さんにも受けました。 
 
★パックンチョ(パクパク)
 私の相方さん(59歳)が子どもの頃作ったそうです。 
 知っているからか、知らなかったからか、  
 選んでくれた子は二人だけ。 

「だまし船」と「パックンチョ(パクパク)」は、 
 実演して見せる暇が私になかったからなあ、残念! 

★つる・はこ
 この二つは、「綺麗!」と、やはり人気。 
 簡単じゃないけど、鶴から箱、箱から鶴と 
 じっくりとチャレンジする様に妙に安心しました。 

「鶴が折れる外国人」。 
 日本人から見ても、かっこいい!

「折り紙レクチャー」とにらめっこ

「一緒に折る」は無理なので、「折り方レクチャー」を作って、 
 困ったところだけ手助けすることにしました。
 
 これが、想像以上によかった気がします。 
 
 自分が折ったものと照らし合わせて一生懸命考えるんです。

 「手伝おうか?」と言っても「自分で‼」と言い張る男の子が、 
 わからないところを自分から聞くようになって、 
 全種類作って帰りました。

 折り紙レクチャーを写真に撮るパパ、ママもいて嬉しかったですよ。

 ● 「国際交流」の場で、折り紙でできること

「折り紙」は、世界でも「Origami」と呼ばれていると知っていました? 

 ネットで「折り紙・Origami」を調べてみると、 
 伝承折り紙を超えた新しい折り紙が開発されたり、
 科学的にも活用されているんですね。
 世界での広がりに驚きました。

 今回いろいろ折って、以前にはなかった感覚も味わいました。

 折り紙って、こんなに面白かったんだあ! 

  日本人の「当たり前」では、見えにくいことが

  世界の人気の基盤にあるような気がしてきました。


でも、「折り紙」がしたいなら、ネットでいくらでもできる時代です。

 
 「国際交流」という場で、折り紙をする意味は?

「折り紙」が、いろんな国の人が出会う場をつくる「ツール」になる。

うーーん、また違うアイデアで試してみたいですねえ。(横着者!)

●「折り紙」を作った先人、新しく作り続ける人たちに感謝。

それにしても、

「折り紙」を考え、日常に残すという偉業を果たした先人、

今なお「折り紙」を愛し、開発し続ける方々。

ただ「日本人」というだけで、その恩恵に預かり、

お粗末ながら、こんなイベントにもに関わらせていただけて、

何ともありがたいことです。

「日本文化」にますます関心が向く昨今です。

******** * ******* * ********

時間内には、ほとんど写真が撮れなかったんですけど

こんな中で、折り紙をしました!

もう一人の日本人、かなこさん

着物を着て、写真撮影! 嬉しくって、着物着たまま歩きたそう。

 フラメンコ、体型と切れと情熱? 迫力ある!   他の国のダンスもありました。

3人の劇団。子どもも大人も笑いの渦!でも、私にはまだまだ理解できないことが多々(>_<)

長陀の face paint. 男の子にも女の子にも人気

ソマリアのケーキとお茶。そろそろケーキが到着するはず。(これは、始まる前)

インド料理。「辛くない?」「辛くないよ(^^)」その辛さ、半端じゃない(>_<)

ソファ、座り心地よさそうでした。みんな中古品ですが、十分ですよね。

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「やま、また山々」は、北欧でノルウェーだけ

2019-08-09 | トロムソの観光

 ● 山の国、ノルウェー!

ノルウェーも「北欧」の一国なのですが、
どうも日本人には、影が薄いんだよなあ、
と思うこともしばしば。

では、ここで問題です。

北欧の中、ノルウェーの地形的特徴って、何でしょう?

「フィヨルド」!

これは、よくご存じですね。

でも、こちらもお忘れなく。
「フィヨルド」と一体にある「やま、また山々」。

北欧の中で、これほど面白い形が連なる山を持つのは、
ノルウェーだけなんですよ。

かつてはこの山が、交通や文化の往来を妨げもしたでしょう。

しかし、「山のない生活なんて、退屈だろ?」と言うほど、
ノルウェー人は、
山登りを好み、山景色を愛で、
山を誇りに思う血が流れているのだ、
と私は、最近つくづく思うようになりました。

そこで、今回は、
トロムソの街からバスで7,8分、旅行者でも登りやすい山、
Storstein(ストールステイン)という山を紹介いたします。

Storstein とは?

«Stor»は「大きい」、«Stein»は「石」。
つまり、Storsteinは「大きい石」という意味で、
表に際立つ大きな石が特徴です。

標高400m、トロムソの街から山々が一望できます。

ケーブルカーでも登れるのですが、

地元人だけでなく、旅行者も登山道を登る人がぐんと増えて、
近年は登山道が崩れやすくなっていたそうです。

「石段」を、ネパールの知恵と技術で

今年、登山道を補強した「石段」が出来上がったのですが、
ネパールのシャルパに依頼して、ほぼ3年かかりました。

考えてみれば、ノルウェーの山は、岩質が多い上に、
山登りを楽しむ人たちに「石段」は必要なかったのでしょうね。

土砂崩れも多いネパールのシャルパたちの知恵、技術は
ノルウェーの他の地でも、起用されているそうです。

名づけて「Sherpatrappa(シェルパトラッパ:trappaは階段)」

この石段は1200段で、距離900m、高さ250m、
ケーブルカーと同じところまで登ることができます。

先日、やっとこの話題の「石段」を登ってきました。

手すりはないけど、スリルがある?

石段にたどり着く前に、ひと歩き。
さあ、石段。早くも心臓がバクバクしてきた。

これで、頂上まで行けるんかいな、私?と思っていると、
4歳くらいの男の子たちがペチャクチャしゃべりながら、
とっとと先に登っていくではないですか!

あかん、私も頑張らな!

でも、無理は禁物。何度でもゆっくり休みましょう。

雨が降ったら、この下で。いかにも、ノルウェーですね~。

もうすぐ到達!という所で、ふと振り返ると・・・!!

到着! あれれ・・・? 家が、道が、全てがくっきり見えるではないですか!

これは、トロムソに通じるようになったってことでしょうか・・・?

頂上には、カフェもあります。

でも、事前にスーパーでサンドイッチなどを買って頂上で食べたら、
ちょっと住民気分を味わえるのではないでしょうか。

ノルウェーは、物価が高いですが、
頂上のカフェの金額は、下界より、もう一つ高いんです。

あしからず。

できれば、散歩感覚で来る地元人と、ぜひお話しください(^^)

きっと喜んで話してくれます。

そうそう、ウォーキングシューズは必須ですよ!
お天気も急に変わります。

くれぐれも、なめてはいけません。
身近で手軽と言え、ノルウェーの山です。

あしからず。

トロムソにお越しの際は、ぜひお試しくださいませ。

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アイリッシュハープ フェスティバルから

2019-07-26 | アイリッシュハープ

 

朝、散歩に出ると、麦畑が輝いていた!

皆さん、お元気ですか?
長かった梅雨も、そろそろ明ける頃でしょうか?

こちらは、真夜中の太陽が沈むようになりました。

「アイルランドのサマーコンサートに行ってきます!お楽しみに」

と書いたものの、収穫が多すぎて、なかなかまとまりませんでした。
ハープを弾く人ならきっと興味津々でしょう。
とにかく、ざっとですが、書くことにします。

 

この中に会場、宿泊施設、全てあるのです。

参加者約70人子どもも半数近くいたでしょうか。

・私の他に3人日本人の参加(一人は、ダブリン在住)があり、大いに救われました。

・到着してまず、ハープを借りる

 私が日頃弾いているのは、Dusty Stringsの26弦。
 お借りしたのは、アイルランドのメーカーKILLARNEYの34弦
 弦もしなやかで、音も優美!低音が弾けるってなんて素敵なの!

・初日には、メーカーが来てハープがずらり。
 全部弾いてみました、買いませんが(^^) 

・一人ずつ先生の前で一曲弾き、クラス分けされます。
 私のクラスメートは4人、先生はAnne Marieさん。


 Anne Marie先生、ご自身のアレンジした楽譜で、いつも美しく聞かせてくださいます。

先生方は、素晴らしい経歴の持ち主が勢ぞろいです。
(あのCDは、この方の演奏だった!
 あの楽譜の編集者が、彼女!
 といきなり生身のますます尊敬する存在になりました。)

毎晩のコンサートは、半端ない素晴らしさ。
 金属弦ハープから笛、アイリッシュバグパイプ、アイリッシュダンス、 詩の朗読まで。
 伝統的な音楽スタイルだけでなく、
 どんどん進化しているのが私でもわかりました。
 ただただ感嘆のひととき。

 

 コンサートは外部から来れるので満席。聞くのに集中するようコンサート中は撮影禁止。

・コンサート後は、施設内パブでセッション
 こういう場で一緒に弾けるようになりたい、が、何年かかるか?

・若者は、ハープ以外の楽器もできる子が多いんですねえ。

・敷地内に宿泊施設があるので、とても便利でした。

時には外で。曇りの多いアイルランドでは、珍しく快晴続きで、暑すぎたり・・・

・朝、昼、夜と食事は、たっぷり(過ぎるくらい)。ベジタリアンにも対応してくれるんです。

夕食には、いつも手作りデザートまで出ます。

アイルランド語の古き歌の時間もありました。

・外部からも参加できるセッションのワークショップでは、約150台のハープがずらり。
 New York 在住のMaeve Gilchristさんのアレンジと指導で、
 全員の演奏で、斬新な一曲が見事に出来上がったのには、
 目から鱗でした。 
 これだけの規模は、このハープフェスティバルでも初めてだったとか。

・日本でも有名なJanet Harbisonさんワークショップに登場。 
 彼女の早いペースに、子どもたちもついていっている‼ 
 私はついていってる振りすらできませんでしたが・・・。

演奏を間近で生で聞き、生で演奏者とも触れ合える。
なんという贅沢な時間を過ごさせてもらったことでしょう。

関心のある方は、ネットをご覧ください。

http://www.cairdenacruite.com/

アイルランドでは、他にもサマースクールがいろいろあります。

全体から伝わってきたのは、
「アイリッシュハープの後継者を育てよう」という情熱と愛。

このハープフェスティバルは1960年に始まっているのですが、
アイリッシュハープ自体が途絶えたかけた時期でもあると思います。

先生方が自分の教室の演奏を生徒と披露する時間もありました。

子どもたちの巧みな指さばき、
教室ごとの個性ある奏で、
先生が生徒さんの中で一緒に演奏する姿。

こうやって受け継がれているんだなあ。

アイルランドだから、当然なわけじゃない。

何事も、意思ある人たちがいて、継承されているのですよね。


ハープでは、私には消化しきれない刺激を頂きましたが、

別にもう一つ頂いた大きなお土産がありました。

やっぱ、英語勉強せなあかんわ」。

この2年、敢えてしてこなかった英語をいよいよ始めました。(>_<)

私の頭、どんなことになるんでしょ・・・?

 

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白夜の分岐点、「夏至」を迎えて

2019-06-27 | ノルウェーの自然


「白夜」と聞くと、
皆さん、白んだ夜を想像されるのではないでしょうか?

でも、ここは「北欧」と言えど、北極圏。
24時間太陽が地平線の上にあって、
沈まない現象が起こるのです。

「白んだ夜」よりも、もっと明るくカラッとしています。

 庭仕事は、夜に!

ここの6月は園芸の時期。 

町の広場やスーパーの駐車場には

この時季だけ「花の苗屋さん」が現れます。 

「待っていました!」とばかり人が集まってきます。

  春を告げる花の少なさが、淋しくてたまらん!

  • と思っていましたが、花屋さんによっては、
    冬を越す花も沢山並んでいるのです。

    これ、ほんと迷うんですよ。
    選りに選りまくって、
    少しずつ冬を越す花をうちの庭に増やしています。

     

    雪解けと同時に芽を出し、じわじわと伸び、葉を広げ、花をつける。

    これは、なんとも愛おしい。

    ちなみに庭の手入れをするのは、夜6時以降。
    仕事も夕食も終えて、もうひと働き。
    これは、うちだけでないですよ。

    沈まない太陽の穏やかな日差しに包まれて、
    心地よくてついつい時間を忘れてしまいます。

     子どもを守るための「焚火」

    日本にいた時は、あまり意識していなかった「夏至」。
    ここでは、とっても大切な時期なのです。
    長い冬が過ぎやっと雪が解けて、緑がどんどん増えて、わあ、生き返る~!
    そんな気分になるのですが、「夏至」は折り返し地点。
    日がまた短くなっていくのですから。

    ここでは、夏至にSankthansbål(サンクトハンスボル)と言って、
    火を焚く習慣が地区によっては残っています。

    夏至という端境期、
    この隙間から、人間を怖がらせる妖精たちが、
    別の世界に出てくる。

    焚火が、この妖精たちから子どもたちを守る。
    そう言われています。

    夏至を超えたとはいえ、花の時期は、まだまだこれから。
    しかし、確実にこの心地よさが短くなっていくのもよくわかります。

    今しかできないことを、大事にしたい。

    と言う訳で、
    「ハープのサマースクール」にアイルランドまで行ってきます。

    今度の投稿は、7月4週目になります。
    どうぞお楽しみに!

  •  昨年小さな苗で頂いたバルムエソステル(ヒマラヤ生まれ)。花がついた!

※ 今回、編集機能の調子が悪くて、読みにくかったと思います。どうぞお許しください。

 

 

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「norskprøven」とは?

2019-05-30 | ノルウェーから

ではでは、昨日に続きまして、

今日は「norskprøven(ノーシュクプローヴェン)」について、お話しますね。

「norskprøven」には、4種目あり、

口頭試験以外は、全てパソコンで行われます。

1.リスニング(20~50分)
2.読解(75分)
リスニングと読解は、                        力があると判断されると自動的に次のレベルの問題がくる。

3.作文(90分)
これは3問。何種類かあって、私にきた問題はこんな感じでした。
①1枚の絵について。(80~100単語)
②母国の衣装、またはノルウエーの衣装について。(80~200単語)
③「バスがよく遅れてくる」に対する陳情書。(80単語以上)

4.口頭試験
 試験官二人に、受験者二人が入室。
①一人ずつ別のことを聞かれますが、私には・・・
「日頃どこで食料品を買っていますか?」
②受験者同士で対話する
 「5年後何をしているでしょう?」
③再度、一人ずつ話します。私には・・・
 「高齢者のメリット、デメリットは何でしょう?」

と、こんな感じでした。

試験直前に来た「この時」

試験の10日前のこと。

「パソコンでノルウェー語打つのが楽になった?」
「言葉が出やすくなった」
「CDの音声がゆっくりに聞こえる」。

気のせい?
いや、どうもそんな気がする。

 相方さんのお母さんの手作りケーキ (5月17日ノルウエー憲法記念日に)

試験4日前、
5月17日は、ノルウエーで最も大切な憲法記念日で、
相方さんのお父母さんを訪ねました。

すると、なんと!

これまで、お父さんの話すのが全く聞き取れなかったのが、
この日ほとんど聞き取れたのです。

お父さんも、
「ひと月前と全然違うので、びっくりしたよ。
 お互いに目を見て話しができるじゃないか」と。

もうこれには、嬉し涙・・・。

 カラマツ(Lerk)って、古い実も、昨年の実も、今年の実も一緒に春を迎えるんですねえ。

クラスメートは皆、私よりウーンと若い。
彼らは実に進歩が速い!
そして、どんどん卒業していくのです。

若くないし、英語も未熟な自分には、時間がいる。

わかってます。
わかっちゃいるけど・・・

その自分を受け止め続ける。

この2年、これが一番大変でした。

でも、「この時」が、試験寸前に来るなんて!

この試験を受けると決めたことで、
「この時」が早まったことは、間違いありません。

試験の結果は6~8週間後にくるのですが、
まあ、結果はいいんです。
(もちろん他の人には、これが重要なんですけど。)

この2年間、よう頑張ったなあ!

心から、自分で自分に言える。
これで、十分。

何度も落ち込む私を受け止め、サポートし続けてくれた相方さん、
voksenopplæringenの存在に、感謝です。

「ノルウエーで生きる」。

それには、長い序章でしたわあ。

やっと、一章に入れるようです。

生粋の生まれも育ちも北ノルウエーのAurikkel(エウリッケル)は、今ちょうど花盛りです


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試験も、学校も終わりました!

2019-05-29 | ノルウェーの学びの場

  5月27日 夜11時(夜のお散歩から)

皆さん、ご無沙汰いたしました!

日本は、5月にして、もう夏日だと聞きました。
皆さん、お元気ですか?

トロムソも、すでにお日様が24時間、地平線上で輝いています。
ポカポカの日が、嬉しい!

「次回のブログは6月です」とお知らせしたのですが、
ちょっと早い投稿になりました。
ごめんなさい!
というのは、私の試験日が5月21日22日と思っていたより早く、
なんと学校も5月28日で終了したんです!

ひゃっほーーーー!!

ところで、晴子さん、一体何の試験だったんですか?
ですよねー。今日は、この試験のお話をしますね。

norskprøven とは?

 明るくても、静かに眠っているVitvei (5月27日 夜10時44分)

私が受けた試験は、「norskprøven」と言います。

ノルウェーで「住む権利」を得るための条件に、言語に関するものがあります。

・ノルウェーの社会常識のテストの合格(これについては、別途お話します)
「norskprøven」 というノルウェー語の試験で、A2以上の合格
・ある金額以上の年収(人によって金額が違う)

私が通っていたVoksenopplæringには、
このnorskprøvenの合格のために来ている人がほとんどなのです。

では、norskprøvenには、どんなレベルがあるのでしょう?

A1・・・単語を並べて、短い文で話せる。
A2・・・基本的な日常会話、メールのやり取りができる。
   これで終了する人が多い。
B1・・・複数文を組み合わせた文章が使える。
   高校に行く人に必須。
   B1を取得したら、学校は終了しなければならない。
B2・・・大学に行く人に必須。
   B2を取得したい人には、別のコースがある。

国からのお情け?「56歳以上は、合格しなくていい」

試験に関して、こんな配慮もあります。

・難民は、何回でも無料で試験が受けれられる。
 ノルェー人を伴侶に持つものは、最初の一回を無料で受けられる。
・56歳以上の人は、norsk prøvenに合格しなくていい。
  ※でも、「ある程度以上の収入」は要るんですよ。

実は、私、「56歳以上」にちゃっかり入っているんです。
だから、実はこの試験を受けなくてもいいんです。

でもですよ・・・

高齢者の言語習得の難しさを考慮してくれているのはありがたいけど、
喋れなくて、何の仕事ができるの? 
A2でどんなことができるの?

ここで仕事もしたいし、人と交流もしたい私は、こう決めました。

一回だけ試験を無料で受けてB1をとって、学校を卒業する。

では、つづきまして、明日

「どんな試験だったか?」をお話しますね。

  雪解けのせせらぎで咲き始めるリュウキンカ(5月27日 夜10時42分)


 

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