すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

お天気屋さんのお天気から学ぶこと

2018-05-17 | ノルウェーの自然

日本では、もう真夏日になっていると聞きました。

皆さん、お元気でいらっしゃいますか?

   重い雪が解けたとたん、花を咲かせました!Blåveis (ブローベイス)

●天気予報を見るようになったって?

天気予報、実は日本であまり見ていなかった私ですが、
ここではよく見るようになりました。
私には全く読めないんです、ここのお天気が。

4月27日、町の雪はすっかり解けて、
カフェの外が賑わうようになってきた頃です。

「トロムソ、明日は雪」

えーーー!? 春だよ、しかも、こんなに暖かいのに?

翌日、雪は降りました。

天気予報を侮ってはいけないのです。

●やっぱり、この日を誰もが待っていた!

5月8日の天気予報、

「明日トロムソの最高気温18℃」

えーーー!? 今日5℃なのに? 
翌日、見事に18℃になりました。

そのまた翌日も予報は温かく、
祝日で、今年初のベランダ朝食。

 そして、私の大好きなSommarøy(ソマロイ)までドライブ!

道中、
散歩、自転車で出かける人、ベランダでくつろぐ人に
出逢うこと、出逢うこと。

皆この日を待ってたんですねえ。

去年よりも地元民に共感できて、

ますます心が弾んできます。

お日様を浴びることができるって、
こんなに幸せなことだったんですね!

●そうか、これが“bade”だあ!

Sommerøyに到着すると、まったく別世界に来た気分になりました。

海辺は、水着の家族連れでにぎわっています。

確かに暖かいけど、水着? 

そうか、これが“bade”だ!

ノルウェー語に“bade”という言葉があるのですが、
私には今一つ理解できなかったのです。

「海水浴をする」のではなく
「水遊びをする」という意味らしいのです。
でも水着を着るんですよ。

つまり、夏でも海水浴をするには冷たいノルウェー(特に北ノルウェー)では、
「泳がないけど、水着で陽を浴びて水辺で遊ぶ」。
こういう楽しみ方が定番なんですね。

春も夏もない。
できるときに、できることはする!

なるほど・・・今年は水着を買おう!

●「悪いのは、天気ではなく、その服さ」

トロムソに来て感じた日本との違いのひとつ。

急に雨や雪が降ってきても、人々は全くひるまない。
傘もささない。

急変するお天気に慣れているし、傘はむしろ邪魔なのでしょう。

そして、こう言うのです。

「お天気が悪いわけじゃない。
 お天気に合わせられない服が悪いんだよ」。

なるほど・・・環境のせいにしてちゃいけませんねえ。

ちなみに明日はノルウェー憲法記念日、町中賑わう日です。

天気予報は、晴れ時々曇り、最高気温10度。

さあ、何を着ていきましょうか?

    5月10日 21:03

 

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