かみかみの徒然草

たっぷりの笑いにちょっぴりの涙と怒りをスパイスに、毎日を心豊かに生きよう~

和製ブリジット・ジョーンズの日記!?誕生

2006-07-02 19:33:06 | 読書
仕事のストレスなのか、近頃、モーレツな勢いでマンガ買ってる気が・・・(汗)
のだめとハチクロ、フラワー・オブ・ライフは一昨年あたりから定番になってるけど、『働きマン』『ホタルノヒカリ』もレパートリーに入りつつあります・・・

その中で私的ヒットなのがひうらさとるの『ホタルノヒカリ』です。
ホタルノヒカリ 1―IT’S ONLY LITTLE LIGHT IN MY LIFE (1)
ホタルノヒカリ 1―IT’S ONLY LITTLE LIGHT IN MY LIFE (1)ひうら さとる 講談社 2005-02-10売り上げランキング : 43072おすすめ平均 starstar記念すべきstar仕事に疲れたときに読むと癒されますstar27さい・・・・Amazonで詳しく見る by G-Tools

主人公は27歳OLのホタル。
ホタルは恋愛よりも休日は自分のペースでゴロゴロしていたいヒモノ女。
オンとオフの落差がかなり激しいのが笑えるけど、まるで自分のよう・・・・
ひょんなことから会社の上司と共同生活をするハメになり、憧れの年下君に告白され、付き合うことになる。

本来の少女マンガだったら、告白されるところでメデタシメデタシになるのだが、物語はこの後なのだ。
上司からは干物女呼ばわりされ、自分のユルさっぷりを自覚しているホタルにとって、急な春の到来は嬉しいものの、戸惑いの連続でもある。
このドタバタぶりが『ブリジット・ジョーンズの日記』を彷彿とさせる。
端から見ると飄々としているようで、結構傷つきやすくておっちょこちょいなホタルは親しみやすいキャラクターである。
そんな女の子が、小うるさいダンディな上司と年下の可愛い彼氏との関わりの中で、干物女なりに自分らしく生きていこうとする。
そうそう、こういう物語を読んでみたかったのである。
よく昔のシンデレラ・ストーリー的な映画なんかで、しがない小娘がファッション一つで世にも美しいレディに生まれ変わるが、現実、そうも行かない。
見かけはいくらでも変えられるけど、中身まで簡単に変われないのが何ともカナシイ哉・・・
『ホタルノヒカリ』は、そういった理想と現実のギャップを上手く笑いにしている。
理想と現実の間で悩み苦しみながらも、ありのままの自分を受け入れていこうとするヒロインの奮闘。
そんなところがホタルならではの魅力として輝いている。
高野部長との単なる上司と部下の関係を越えた、でも、決して男女のそれとは違う、不思議と気楽な関係、読んでいるこっちも微笑ましくなってくるマコトくんとのラブラブな関係もまたこの作品の魅力である。
トレンディ・ドラマとも違う、リアルなフツーの20代女子の物語誕生に、密かにガッツ・ポーズしちゃいました(笑)
負け犬とはまた違う、和製ブリジット・ジョーンズの誕生にバンザイ!!

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